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公開番号2025057967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167832
出願日2023-09-28
発明の名称診断装置、診断方法及びプログラム
出願人公立大学法人横浜市立大学,国立大学法人横浜国立大学,フクダ電子株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類A61B 5/346 20210101AFI20250402BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】誘導の種類が特定されていない心電図画像からでも心筋梗塞の発生部位を推定可能にする。
【解決手段】被検者が心筋梗塞を有するかどうかを診断するための診断装置は、被検者の複数の心電図画像に基づく第1のデータを誘導推定モデルに入力することによって、複数の心電図画像のそれぞれの誘導の種類を推定する誘導推定部と、複数の心電図画像のうち特定の種類の誘導であると推定された1つ以上の心電図画像に基づく第2のデータを梗塞推定モデルに入力することによって、特定の部位において心筋梗塞が発生しているかどうかを推定する梗塞推定部と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
被検者が心筋梗塞を有するかどうかを診断するための診断装置であって、
前記被検者の複数の心電図画像に基づく第1のデータを誘導推定モデルに入力することによって、前記複数の心電図画像のそれぞれの誘導の種類を推定する誘導推定手段と、
前記複数の心電図画像のうち特定の種類の誘導であると推定された1つ以上の心電図画像に基づく第2のデータを梗塞推定モデルに入力することによって、特定の部位において心筋梗塞が発生しているかどうかを推定する梗塞推定手段と、を備える診断装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記梗塞推定手段は、前記特定の種類が2種類以上である場合に、前記特定の種類の誘導であると推定された2つ以上の心電図画像を重ねることによって前記第2のデータを生成する、請求項1に記載の診断装置。
【請求項3】
前記梗塞推定手段は、複数の部位のそれぞれにおいて心筋梗塞が発生しているかどうかを推定し、
前記梗塞推定手段は、前記複数の部位のそれぞれについて個別のモデルを使用する、請求項1に記載の診断装置。
【請求項4】
前記複数の心電図画像のうち前記誘導推定手段による推定の根拠となる部分を示す画像を生成する生成手段を更に備える、請求項1に記載の診断装置。
【請求項5】
前記1つ以上の心電図画像のうち前記梗塞推定手段による推定の根拠となる部分を示す画像を生成する生成手段を更に備える、請求項1に記載の診断装置。
【請求項6】
前記誘導推定モデルは、畳み込みニューラルネットワークを含む、請求項1に記載の診断装置。
【請求項7】
前記梗塞推定モデルは、畳み込みニューラルネットワークを含む、請求項1に記載の診断装置。
【請求項8】
コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の診断装置が有する各手段として機能させるためのプログラム。
【請求項9】
被検者が心筋梗塞を有するかどうかを診断するための診断方法であって、
誘導推定手段が、前記被検者の複数の心電図画像に基づく第1のデータを誘導推定モデルに入力することによって、前記複数の心電図画像のそれぞれの誘導の種類を推定する誘導推定工程と、
梗塞推定手段が、前記複数の心電図画像のうち特定の種類の誘導であると推定された1つ以上の心電図画像に基づく第2のデータを梗塞推定モデルに入力することによって、特定の部位において心筋梗塞が発生しているかどうかを推定する梗塞推定工程と、を有する診断方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、診断装置、診断方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、AI技術の実用化が急速に進み、心電図波形を時系列データまたは画像として取扱い、機械学習や深層学習のモデルを用いて自動解析する手法が提案されている。特許文献1には、心電図における複数種の波形情報と誘導間の関係を効率的に深層学習させることを可能とする心電図解析用データの生成手法が提案されている。特許文献2には、波形画像領域及びリズム画像領域を有する2次元画像を表すデータを心電図解析用データとして生成する手法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-130772号公報
特開2022-054202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
既存の手法では、入力データとして使用される心電図画像の各波形が誘導の種類が特定されている。しかし、心筋梗塞の診断に使用される心電図画像のすべてに誘導の種類が特定されているとは限らない。本発明の一部の側面は、誘導の種類が特定されていない心電図画像からでも心筋梗塞の発生部位を推定可能にするための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一部の実施形態によれば、被検者が心筋梗塞を有するかどうかを診断するための診断装置であって、前記被検者の複数の心電図画像に基づく第1のデータを誘導推定モデルに入力することによって、前記複数の心電図画像のそれぞれの誘導の種類を推定する誘導推定手段と、前記複数の心電図画像のうち特定の種類の誘導であると推定された1つ以上の心電図画像に基づく第2のデータを梗塞推定モデルに入力することによって、特定の部位において心筋梗塞が発生しているかどうかを推定する梗塞推定手段と、を備える診断装置が提供される。
【発明の効果】
【0006】
一部の実施形態によれば、誘導の種類が特定されていない心電図画像からでも心筋梗塞の発生部位を推定可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一部の実施形態に係る診断装置のハードウェア構成例を説明するブロック図。
一部の実施形態に係る診断装置の動作例を説明するフロー図。
一部の実施形態に係る診断装置の動作例を説明する模式図。
一部の実施形態に係る誘導推定モデル例を説明する模式図。
一部の実施形態に係る梗塞推定モデル例を説明する模式図。
一部の実施形態に係る推定根拠を説明する画像を表す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
図1を参照して、一部の実施形態に係る診断装置100の構成について説明する。後述するように、診断装置100は、被検者の心電図画像に基づいて、被検者が心筋梗塞を有するかどうかを診断する機能を有してもよい。さらに、診断装置100は、被検者が心臓のどの部位に心筋梗塞を有するかを診断する機能を有してもよい。心電図画像とは、心電計によって計測された波形を表す画像のことであってもよい。
【0010】
診断装置100は、図1に示す構成要素を備えてもよい。プロセッサ101は、診断装置100の全体的な動作を制御する装置である。プロセッサ101は、例えばCPU(中央処理装置)として機能する。メモリ102は、診断装置100の動作に必要なプログラム及び一時データを記憶する装置である。メモリ102は、例えばRAM(ランダムアクセスメモリ)やROM(リードオンリメモリ)によって構成される。診断装置100の動作は、例えばメモリ102に格納されたプログラムをプロセッサ101が実行することによって行われてもよい。これにかえて、診断装置100の動作の一部又は全部は、ASIC(特定用途向け集積回路)やFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)のような専用回路によって実行されてもよい。さらに、プロセッサ101は、GPU(グラフィカルプロセッシングユニット)を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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