TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025054516
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023163587
出願日
2023-09-26
発明の名称
回転コネクタ装置
出願人
古河AS株式会社
,
古河電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
35/04 20060101AFI20250331BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コンパクト化を図ると共にフラットケーブルの浮きを抑制できる、回転コネクタ装置を提供する。
【解決手段】回転体と固定体との間の収容空間に積層された状態で収容され、回転体の円筒部に対して一方向に巻かれ、かつ固定体の外壁部に対して他方向に巻かれ、一方向に巻かれる回転方向と他方向に巻かれる回転方向とが反転する反転部を有する、複数のフラットケーブルを備え、積層された複数のフラットケーブルのうち、円筒部および外壁部に対して最も離れた位置に積層されているフラットケーブルは、他のフラットケーブルよりも曲げ剛性が高い高剛性フラットケーブルである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
円筒部を有し、回転可能である回転体と、
前記円筒部の外面に対して対向配置している外壁部および狭窄外壁部を有し、前記円筒部と前記狭窄外壁部との対向距離が前記円筒部と前記外壁部との対向距離よりも短い、固定体と、
前記回転体と前記固定体との間の収容空間に積層された状態で収容され、前記回転体の前記円筒部に対して一方向に巻かれ、かつ前記固定体の前記外壁部に対して他方向に巻かれ、一方向に巻かれる回転方向と他方向に巻かれる回転方向とが反転する反転部を有する、複数のフラットケーブルと、を備え、
積層された複数の前記フラットケーブルのうち、前記円筒部および前記外壁部に対して最も離れた位置に積層されている前記フラットケーブルは、他の前記フラットケーブルよりも曲げ剛性が高い高剛性フラットケーブルである
回転コネクタ装置。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記高剛性フラットケーブルは、剛性を付加する剛性付加部を有している
請求項1に記載の回転コネクタ装置。
【請求項3】
前記剛性付加部は、前記フラットケーブルの外面に貼付可能な板状部材である
請求項2に記載の回転コネクタ装置。
【請求項4】
前記剛性付加部は、絶縁体によって覆われている
請求項2に記載の回転コネクタ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、回転コネクタ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、自動車に搭載されているステアリングには、中立位置から時計回りと反時計回りとにそれぞれ2.5回転程度に回転することが要求されている。それに伴い、ステアリングと車両とを結ぶ回転コネクタ装置についても、中立位置から時計回りと反時計回りとにそれぞれ2.5回転程度に回転することが要求されている。
【0003】
ところで、ステアリングとタイヤとを機械的につながずに、電気信号でタイヤ角を制御するシステムであるステアバイワイヤが近年注目されている。ステアバイワイヤでは、ステアリングに要求される回転数が中立位置から時計回りと反時計回りとにそれぞれ0.5~0.8回転程度である。そのため、ステアリングとタイヤとを機械的につなぐシステムに採用される回転コネクタ装置と異なり、ステアバイワイヤのステアリング回転数減に対応した回転コネクタ装置が必要である。
【0004】
例えば、特許文献1には、主に、固定部材と回転部材との間に形成された空間に配置される、第1のフラットケーブルと、第2のフラットケーブルと、移動部材と、第1の接触部材と、第2の接触部材とを備える継電装置が記載されている。特許文献1の継電装置において、第1のフラットケーブルは、巻き方向を反転させた第1の反転部を境に正方向の空間の内周から逆方向の空間の外周に巻かれ、第2のフラットケーブルは、巻き方向を反転させた第2の反転部を境に逆方向の空間の内周から正方向の空間の外周に巻かれる。また、移動部材は、回転部材の回転に応じて空間を移動する。第1の接触部材は、移動部材に配置され、回転部材が逆方向に回転する場合、第1のフラットケーブルが内周に巻き付けられることによる第1の反転部の接触により移動部材を逆方向に移動させる。また、第2の接触部材は、移動部材に配置され、回転部材が正方向に回転する場合、第2のフラットケーブルが内周に巻き付けられることによる第2の反転部の接触により移動部材を正方向に移動させる。
【0005】
しかしながら、特許文献1を含めた上記の従来技術では、回転コネクタ装置の筐体内部にフラットケーブルを収容するための環状の収容空間の幅は、フラットケーブルが全周に亘って回動可能な程度に、全周に亘って均一または略均一である。そのため、回転コネクタ装置を構成する回転体の回転軸に対して所定の外径スペースが必要であり、回転コネクタ装置の設計自由度は低い。また、収容空間に関係する構成を設計変更すると、フラットケーブルにおける回転体に巻かれている部分が回転体から浮くこと(以下、フラットケーブルの浮きともいう。)を抑制する機構についても、検討する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-190324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の目的は、コンパクト化を図ると共にフラットケーブルの浮きを抑制できる、回転コネクタ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1] 円筒部を有し、回転可能である回転体と、前記円筒部の外面に対して対向配置している外壁部および狭窄外壁部を有し、前記円筒部と前記狭窄外壁部との対向距離が前記円筒部と前記外壁部との対向距離よりも短い、固定体と、前記回転体と前記固定体との間の収容空間に積層された状態で収容され、前記回転体の前記円筒部に対して一方向に巻かれ、かつ前記固定体の前記外壁部に対して他方向に巻かれ、一方向に巻かれる回転方向と他方向に巻かれる回転方向とが反転する反転部を有する、複数のフラットケーブルと、を備え、積層された複数の前記フラットケーブルのうち、前記円筒部および前記外壁部に対して最も離れた位置に積層されている前記フラットケーブルは、他の前記フラットケーブルよりも曲げ剛性が高い高剛性フラットケーブルである回転コネクタ装置。
[2] 前記高剛性フラットケーブルは、剛性を付加する剛性付加部を有している[1]に記載の回転コネクタ装置。
[3] 前記剛性付加部は、前記フラットケーブルの外面に貼付可能な板状部材である[2]に記載の回転コネクタ装置。
[4] 前記剛性付加部は、絶縁体によって覆われている[2]に記載の回転コネクタ装置。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、コンパクト化を図ると共にフラットケーブルの浮きを抑制できる、回転コネクタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態の回転コネクタ装置の一例を示す一部透過平面図である。
図2は、ステアリングが反時計回りに250度回転したときの図1の回転コネクタ装置の状態を示す一部透過平面図である。
図3は、ステアリングが時計回りに250度回転したときの図1の回転コネクタ装置の状態を示す一部透過平面図である。
図4は、第2実施形態の回転コネクタ装置の一例を示す一部透過平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
古河AS株式会社
回転コネクタ装置
10日前
古河AS株式会社
回転コネクタ装置
14日前
古河電気工業株式会社
給電装置
1か月前
古河電気工業株式会社
ハーネス配索構造及び連結部材
4日前
古河電気工業株式会社
ハーネス配索構造及び位置規制体
11日前
古河電気工業株式会社
オス型コネクタ及びコネクタ接続構造
8日前
個人
超音波接合
2日前
日星電気株式会社
平型電線
11日前
株式会社FLOSFIA
半導体装置
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
10日前
株式会社村田製作所
電池
8日前
株式会社村田製作所
電池
8日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
10日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
1日前
株式会社村田製作所
電池
8日前
シチズン電子株式会社
発光装置
1日前
日星電気株式会社
ケーブルの接続構造
8日前
株式会社村田製作所
電池
9日前
住友電装株式会社
コネクタ
9日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
住友電装株式会社
コネクタ
8日前
TDK株式会社
コイル部品
15日前
株式会社東京精密
ワーク保持装置
14日前
KDDI株式会社
伸展マスト
10日前
芝浦メカトロニクス株式会社
基板処理装置
9日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
9日前
株式会社アイシン
電池
1日前
オムロン株式会社
スイッチング素子
9日前
株式会社東芝
半導体装置
14日前
株式会社村田製作所
二次電池
9日前
株式会社SUBARU
電池モジュール
10日前
TDK株式会社
電子部品
14日前
日東電工株式会社
スイッチ装置
9日前
TDK株式会社
電子部品
3日前
三桜工業株式会社
冷却器
8日前
続きを見る
他の特許を見る