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公開番号2025038605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145325
出願日2023-09-07
発明の名称給電装置
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H02G 11/00 20060101AFI20250312BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】コンパクト化を図ることができる給電装置を提供する。
【解決手段】車体100に対してスライド移動するスライドドア200に組み込まれた電装品に車体100から給電を行うスライドドア給電装置1は、車体100とスライドドア200の間に架け渡された電気ケーブル2と、電気ケーブル2の端部に接続されるとともに、電気ケーブル2が接続された側と反対側からドア側電線6bが導出されるコネクタユニット5と、スライドドア200に固定されて電気ケーブル2の一端側を保持するスライドドア側保持部4と、車体100に固定されて電気ケーブル2の他端側を保持する車体側保持部3とが備えられ、スライドドア側保持部4に、コネクタユニット5を配置させる基端部43が設けられ、コネクタユニット5は、電気ケーブル2における架け渡し部分の高さ方向Hに沿ってドア側電線6bが導出される向きで基端部43に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車体に対してスライド移動するスライド体に組み込まれた電装品に対して前記車体から給電を行う給電装置であって、
フレキシブルフラットケーブルで構成され、前記車体と前記スライド体の間に架け渡された電気ケーブルと、
前記電気ケーブルの端部に接続されるとともに、前記電気ケーブルが接続された側と反対側から電線が導出される接続体と、
前記スライド体に固定されて前記電気ケーブルの一端側を保持するスライド体側保持部と、
前記車体に固定されて前記電気ケーブルの他端側を保持する車体側保持部とが備えられ、
前記車体側保持部及び前記スライド体側保持部の少なくとも一方に、前記接続体を配置させる配置部が設けられ、
前記接続体は、前記電気ケーブルにおける架け渡し部分の幅方向に沿って前記電線が導出される向きで前記配置部に配置された
給電装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記配置部に、前記電気ケーブルの一端側を折り曲げた折曲部分を収容するとともに、前記電気ケーブルの前記折曲部分よりも一端側を前記電線が導出される側に案内する収容部が設けられた
請求項1に記載の給電装置。
【請求項3】
前記車体に対して前記スライド体をスライドさせる方向をスライド方向とし、
前記車体側保持部及び前記スライド体側保持部の少なくとも一方における前記スライド方向の一方側には、前記電気ケーブルの曲げ返し形状を規制する形状規制部が設けられた
請求項1又は請求項2に記載の給電装置。
【請求項4】
前記形状規制部と前記配置部との間には、前記電気ケーブルを固定する固定部が設けられた
請求項3に記載の給電装置。
【請求項5】
前記配置部に、前記幅方向に向けて延設するとともに、前記配置部に配置された前記接続体を固定する延設固定部が設けられた
請求項1に記載の給電装置。
【請求項6】
前記車体に対して前記スライド体をスライドさせる方向をスライド方向とし、
前記延設固定部は、前記配置部における前記スライド方向の端部に設けられた
請求項5に記載の給電装置。
【請求項7】
前記電気ケーブルは、長手方向の長さが同じである複数のフレキシブルフラットケーブルを前記長手方向にずらして積層させて構成された
請求項1に記載の給電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、車体に対してスライド移動するスライド体に組み込まれた電装品に給電を行う給電装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車のスライドドアやスライドシートのように、車体に対してスライド移動するスライド体には、利便性や快適性を向上させるための電装品が組み込まれている。例えば、自動車のスライドドアには、パワーウインドウ用モーターやオーディオ用スピーカーなどの電装品が組み込まれており、これらの電装品に対して給電を行うスライドドア給電装置が備えられている(特許文献1参照)。
【0003】
このようなスライドドア給電装置は、車体とスライドドアの間に架け渡される電気ケーブルと、スライドドアに固定されて電気ケーブルの一端側を保持するスライド体側保持部と、車体に固定されて電気ケーブルの他端側を保持する車体側保持部とを有している。そして、スライド体側保持部に固定された電気ケーブルの先端には、電装品と接続される電線が連結されているため、スライドドアに組み込まれた電装品に車体から給電することができる。
【0004】
近年、車両に搭載される電装品が増加傾向にあることや、車内における快適性を向上するための収納構造などを設けることなどにより、車体側保持部やスライド体側保持部を配置するスペースが限定されている。このため、車体側保持部やスライド体側保持部のコンパクト化が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許7190084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明は、コンパクト化を図ることができる給電装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、車体に対してスライド移動するスライド体に組み込まれた電装品に対して前記車体から給電を行う給電装置であって、フレキシブルフラットケーブルで構成され、前記車体と前記スライド体の間に架け渡された電気ケーブルと、前記電気ケーブルの端部に接続されるとともに、前記電気ケーブルが接続された側と反対側から電線が導出される接続体と、前記スライド体に固定されて前記電気ケーブルの一端側を保持するスライド体側保持部と、前記車体に固定されて前記電気ケーブルの他端側を保持する車体側保持部とが備えられ、前記車体側保持部及び前記スライド体側保持部の少なくとも一方に、前記接続体を配置させる配置部が設けられ、前記接続体は、前記電気ケーブルにおける架け渡し部分の幅方向に沿って前記電線が導出される向きで前記配置部に配置されたことを特徴とする。
【0008】
前記スライド体は、車体に対してスライド移動するものであり、例えば、スライドドアやスライドシートを含む。なお、上述の車体に対してスライド移動するとは、車体の内部から外部へ、又は外部から内部へとスライド体がスライド移動する場合も含む。
前記電気ケーブルは、一枚のフレキシブルフラットケーブル又は複数枚のフレキシブルフラットケーブルを重ね合わせた構成を含む。
【0009】
この発明により、給電装置のコンパクト化を図ることができる。
詳述すると、電気ケーブルが接続される接続体は、車体側保持部及びスライド体側保持部の少なくとも一方に設けられた配置部に配置される。これにより、フレキシブルフラットケーブルで構成された電気ケーブルにおける厚み方向に対する、車体側保持部及びスライド体側保持部の少なくとも一方の長さを短縮することができる。また、電装品と接続される電線は、接続体が配置部に配置された状態において、厚み方向でなく幅方向に沿って導出されることとなるため、電線の厚み方向への突出を抑制できる。このように、車体側保持部及びスライド体側保持部の少なくとも一方の厚み方向へのコンパクト化を図ることができるとともに、厚み方向への電線の突出を抑制できる。したがって、車体側保持部及びスライド体側保持部を配置するスペースが限定されている場所であっても、車体側保持部及びスライド体側保持部を配置することができる。
【0010】
この発明の態様として、前記配置部に、前記電気ケーブルの一端側を折り曲げた折曲部分を収容するとともに、前記電気ケーブルの前記折曲部分よりも一端側を前記電線が導出される側に案内する収容部が設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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