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公開番号2025054286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2024165474
出願日2024-09-24
発明の名称送信装置およびプログラム
出願人日本放送協会
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04L 27/26 20060101AFI20250328BHJP(電気通信技術)
要約【課題】TMCC情報のサイズを変えることなく、緊急情報を送信する。
【解決手段】
本開示に係る送信装置10は、TMCC情報を生成するTMCC情報生成部11と、TMCC情報を含むヘッダ12を生成するヘッダ生成部と、ヘッダと、サブフレームデータとを含む伝送信号を生成する伝送信号生成部13と、を備え、TMCC情報には、伝送制御補助情報が含まれ、TMCC情報生成部11は、緊急情報を送信する場合、緊急情報をTMCC情報に含めるとともに、緊急情報のサイズだけ伝送制御補助情報のサイズを減らす。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
緊急情報を送信する送信装置であって、
放送伝送における制御に用いるTMCC情報を生成するTMCC情報生成部と、
前記TMCC情報を含むヘッダを生成するヘッダ生成部と、
前記ヘッダと、サブフレームデータとを含む伝送信号を生成する伝送信号生成部と、を備え、
前記TMCC情報には、伝送制御補助情報が含まれ、
前記TMCC情報生成部は、
前記緊急情報を送信する場合、前記緊急情報を前記TMCC情報に含めるとともに、前記緊急情報のサイズだけ前記伝送制御補助情報のサイズを減らす、送信装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の送信装置において、
前記伝送制御補助情報には、前記伝送制御補助情報の数を示す、所定のビット数のnumber_of_aux_dataと、前記伝送制御補助情報を識別するための伝送制御補助情報識別を示す、所定のビット数のaux_data_typeと、前記伝送制御補助情報のサイズを示す、所定のビット数のaux_data_sizeとが含まれ、
前記aux_data_typeのビット数、前記aux_data_sizeのビット数、および、前記aux_data_sizeに示される前記伝送制御補助情報のビット数の和が前記緊急情報のビット数と一致するように、前記aux_data_sizeの値が設定され、
前記TMCC情報生成部は、
前記緊急情報を送信しない場合、前記aux_data_sizeに設定されたビット数の非緊急情報を前記伝送制御補助情報として送信し、
前記緊急情報を送信する場合、前記緊急情報を前記TMCC情報に含めるとともに、前記number_of_aux_dataの値を1減らし、前記非緊急情報に対応する、前記aux_data_typeおよび前記aux_data_sizeを前記TMCC情報に含めない、送信装置。
【請求項3】
請求項1に記載の送信装置において、
前記伝送制御補助情報には、前記伝送制御補助情報の数を示す、所定のビット数のnumber_of_aux_dataと、前記伝送制御補助情報を識別するための伝送制御補助情報識別を示す、所定のビット数のaux_data_typeと、前記伝送制御補助情報のサイズを示す、所定のビット数のaux_data_sizeとが含まれ、
前記number_of_aux_dataのビット数、前記aux_data_typeのビット数、前記aux_data_sizeのビット数、および、前記aux_data_sizeに示される前記伝送制御補助情報のビット数の和が前記緊急情報のビット数と一致するように、前記aux_data_sizeの値が設定され、
前記TMCC情報生成部は、
前記緊急情報を送信しない場合、前記aux_data_sizeに設定されたビット数の非緊急情報を前記伝送制御補助情報として送信し、
前記緊急情報を送信する場合、前記緊急情報を前記TMCC情報に含めるとともに、前記number_of_aux_dataの値を1減らし、前記非緊急情報に対応する、前記aux_data_typeおよび前記aux_data_sizeを前記伝送制御補助情報に含めない、送信装置。
【請求項4】
請求項1に記載の送信装置において、
前記伝送制御補助情報には、前記伝送制御補助情報のサイズを示す、所定のビット数のaux_data_sizeが含まれ、
前記aux_data_sizeに示される前記伝送制御補助情報のビット数が前記緊急情報のビット数と一致するように、前記aux_data_sizeの値が設定され、
前記TMCC情報生成部は、
前記緊急情報を送信しない場合、前記aux_data_sizeに設定されたビット数の非緊急情報を前記伝送制御補助情報として送信し、
前記緊急情報を送信する場合、前記緊急情報を前記TMCC情報に含めるとともに、前記非緊急情報に対応する前記aux_data_sizeの値を0に設定する、送信装置。
【請求項5】
請求項2から4のいずれか一項に記載の送信装置において、
前記非緊急情報は、非リアルタイム性の情報である、送信装置。
【請求項6】
コンピュータを、請求項1に記載の送信装置として動作させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送信装置およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
高度地上デジタルテレビジョン放送方式では、将来拡張性を担保するために、放送伝送を制御するTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration and Control)情報を伝送するTMCC区間を可変長とすることが許容されている(非特許文献1参照)。緊急地震速報(EEW:Earthquake Early Warning)を伝送するために、TMCC情報には、EEW発報時にビット数を増加させてEEW情報を伝送する機能が実装されている。この機能が実装されることで、緊急地震速報を受信装置へ遅滞なく伝達することができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
総務省、情報通信審議会、情報通信審議会、情報通信技術分科会(第173回)配付資料・議事概要・議事録、資料173-1-2、放送システム委員会報告、[令和5年8月24日検索]、インターネット<URL:https://www.soumu.go.jp/main_content/000892617.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
TMCC情報にEEW情報を含める際にTMCC情報のビット数を増加させると、TMCC区間を構成するシンボル数が変化し、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)フレーム長も変化する。OFDMフレーム長が固定であることが想定されている受信装置においては、OFDMフレーム長が変化することで、受信動作のやり直しが発生し、緊急情報の取得に支障が生じる。また、部分受信構成とした場合、TMCC情報のビット数を可変とすると、非部分受信帯域におけるTMCC区間長が可変となるため、映像・音声などのサブフレーム区間と合わせて畳み込みインターリーブ処理を行うことが困難となる。その結果、階層伝送における時間インターリーブの範囲を限定する必要がある。
【0005】
そのため、TMCC情報のサイズ(ビット数)を変えることなく、EEW情報などの緊急情報を送信することができる技術が求められている。
【0006】
本発明の目的は、上述した課題を解決し、TMCC情報のサイズ(ビット数)を変えることなく、緊急情報を送信することができる、送信装置およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本開示に係る送信装置は、緊急情報を送信する送信装置であって、放送伝送における制御に用いるTMCC情報を生成するTMCC情報生成部と、前記TMCC情報を含むヘッダを生成するヘッダ生成部と、前記ヘッダと、サブフレームデータとを含む伝送信号を生成する伝送信号生成部と、を備え、前記TMCC情報には、伝送制御補助情報が含まれ、前記TMCC情報生成部は、前記緊急情報を送信する場合、前記緊急情報を前記TMCC情報に含めるとともに、前記緊急情報のサイズだけ前記伝送制御補助情報のサイズを減らす。
【0008】
(2) (1)に記載の送信装置において、前記伝送制御補助情報には、前記伝送制御補助情報の数を示す、所定のビット数のnumber_of_aux_dataと、前記伝送制御補助情報を識別するための伝送制御補助情報識別を示す、所定のビット数のaux_data_typeと、前記伝送制御補助情報のサイズを示す、所定のビット数のaux_data_sizeとが含まれ、前記aux_data_typeのビット数、前記aux_data_sizeのビット数、および、前記aux_data_sizeに示される前記伝送制御補助情報のビット数の和が前記緊急情報のビット数と一致するように、前記aux_data_sizeの値が設定され、前記TMCC情報生成部は、前記緊急情報を送信しない場合、前記aux_data_sizeに設定されたビット数の非緊急情報を前記伝送制御補助情報として送信し、前記緊急情報を送信する場合、前記緊急情報を前記TMCC情報に含めるとともに、前記number_of_aux_dataの値を1減らし、前記非緊急情報に対応する、前記aux_data_typeおよび前記aux_data_sizeを前記TMCC情報に含めない。
【0009】
(3) (1)に記載の送信装置において、前記伝送制御補助情報には、前記伝送制御補助情報の数を示す、所定のビット数のnumber_of_aux_dataと、前記伝送制御補助情報を識別するための伝送制御補助情報識別を示す、所定のビット数のaux_data_typeと、前記伝送制御補助情報のサイズを示す、所定のビット数のaux_data_sizeとが含まれ、前記number_of_aux_dataのビット数、前記aux_data_typeのビット数、前記aux_data_sizeのビット数、および、前記aux_data_sizeに示される前記伝送制御補助情報のビット数の和が前記緊急情報のビット数と一致するように、前記aux_data_sizeの値が設定され、前記TMCC情報生成部は、前記緊急情報を送信しない場合、前記aux_data_sizeに設定されたビット数の非緊急情報を前記伝送制御補助情報として送信し、前記緊急情報を送信する場合、前記緊急情報を前記TMCC情報に含めるとともに、前記number_of_aux_dataの値を1減らし、前記非緊急情報に対応する、前記aux_data_typeおよび前記aux_data_sizeを前記伝送制御補助情報に含めない。
【0010】
(4) (1)に記載の送信装置において、前記伝送制御補助情報には、前記伝送制御補助情報のサイズを示す、所定のビット数のaux_data_sizeが含まれ、前記aux_data_sizeに示される前記伝送制御補助情報のビット数が前記緊急情報のビット数と一致するように、前記aux_data_sizeの値が設定され、前記TMCC情報生成部は、前記緊急情報を送信しない場合、前記aux_data_sizeに設定されたビット数の非緊急情報を前記伝送制御補助情報として送信し、前記緊急情報を送信する場合、前記緊急情報を前記TMCC情報に含めるとともに、前記非緊急情報に対応する前記aux_data_sizeの値を0に設定する。
(【0011】以降は省略されています)

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