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公開番号2025051106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023160030
出願日2023-09-25
発明の名称車椅子
出願人マツダ株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類A61G 5/08 20060101AFI20250328BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】シートを容易に装着可能にするとともに、装着後のシートのガタツキを抑制する。
【解決手段】シートフレームには、サイドフレームに対して左右方向の一方から当接するフレーム当接部101と、サイドフレームに対して左右方向の他方から当接する当接部材102と、当接部材102をシートフレームの本体部分に対して車体前後方向に延びる軸線周りに回動可能に支持する軸部材103とが設けられている。サイドフレームには、シートフレームの装着時に当接部材102を下方から押圧することにより、当接部材102における軸線よりも下側部分がサイドフレームに当接する方向に当接部材102を回動させる凸部39が上方へ突出するように設けられている。
【選択図】図22
特許請求の範囲【請求項1】
車椅子利用者が着座可能なシートを備えた折り畳み式の車椅子であって、
車体左側の駆動輪を軸支する左側サイドフレームと、
車体右側の駆動輪を軸支する右側サイドフレームと、
前記左側サイドフレーム及び前記右側サイドフレームを連結するとともに折り畳み可能な支持アームとを備え、
前記シートは、前記左側サイドフレーム及び前記右側サイドフレームに上方から装着可能に構成されたシートフレームを有し、
前記シートフレームには、前記左側サイドフレーム及び前記右側サイドフレームの少なくとも一方のサイドフレームに対して左右方向の一方から当接するフレーム当接部と、前記一方のサイドフレームに対して左右方向の他方から当接する当接部材と、前記当接部材を前記シートフレームの本体部分に対して車体前後方向に延びる軸線周りに回動可能に支持する軸部材とが設けられ、
前記一方のサイドフレームには、前記シートフレームの装着時に前記当接部材を下方から押圧することにより、前記当接部材における前記軸線よりも下側部分が前記一方のサイドフレームに当接する方向に前記当接部材を回動させる凸部が上方へ突出するように設けられている、車椅子。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車椅子において、
前記凸部は、前記シートフレームの装着時に前記当接部材における前記軸線よりも左右方向一方寄りの部分を押圧するように配置されている、車椅子。
【請求項3】
請求項1に記載の車椅子において、
前記シートフレームには、前記当接部材を前記フレーム当接部から離れる方向に常時付勢する付勢部材が設けられている、車椅子。
【請求項4】
請求項3に記載の車椅子において、
前記当接部材は、前記一方のサイドフレームの側面に沿って前記一方のサイドフレームの下方まで延びており、
前記当接部材の下端部には、左右方向の一方へ向けて突出し、かつ、前記一方のサイドフレームの下面と対向するように配置される突出部が形成されている、車椅子。
【請求項5】
請求項4に記載の車椅子において、
前記当接部材の前記突出部と、前記一方のサイドフレームの下面との間には、所定の間隔が設けられている、車椅子。
【請求項6】
請求項3に記載の車椅子において、
前記付勢部材は、前記フレーム当接部と前記当接部材との間において伸縮方向が左右方向を指向するように配設されたコイルばねで構成され、
前記凸部における車体前後方向中間部には、前記コイルばねの左右方向中間部が収容可能な切欠部が形成されている、車椅子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、折り畳み可能に構成された折り畳み式の車椅子に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、不使用時に折り畳み可能に構成された折り畳み式の車椅子が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の車椅子は、左側の駆動輪が取り付けられた左側サイドフレームに対して左側支持アームが回動可能に連結され、また、右側の駆動輪が取り付けられた右側サイドフレームに対して右側支持アームが回動可能に連結されている。折り畳み状態から展開状態にする際には、左側支持アーム及び右側支持アームを後方へ回動させ、これにより、左側サイドフレームと右側サイドフレームの間隔を狭めて車椅子をコンパクトにできる。
【0003】
特許文献1の車椅子では、折り畳む前にシートを左側サイドフレーム及び右側サイドフレームから取り外す必要があるため、シートが両サイドフレームに対して着脱可能になっている。具体的には、シートフレームから前方へ突出するピンを両サイドフレームに形成された差込孔に差し込むことによってシートを両サイドフレームに固定する一方、ピンを後退させることによってシートを両サイドフレームから取り外し可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-114838号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のようにシートフレームから進出するピンをサイドフレームの差込孔に差し込む構造を採用した場合、シートを装着する際にはピンを後退状態から進出状態に切り替える操作が必要になり、シートの装着に手間が掛かる。
【0006】
また、ピンの外径を差込孔の内径よりも小さくしなければスムーズな差し込みが行えないが、ピンの外径を差込孔の内径よりも小さくすると、シートがサイドフレームに対してガタツキやすくなるという問題がある。
【0007】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、シートを容易に装着可能にするとともに、装着後のシートのガタツキを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本開示の第1の側面では、車椅子利用者が着座可能なシートを備えた折り畳み式の車椅子を前提とすることができる。車椅子は、車体左側の駆動輪を軸支する左側サイドフレームと、車体右側の駆動輪を軸支する右側サイドフレームと、前記左側サイドフレーム及び前記右側サイドフレームを連結するとともに折り畳み可能な支持アームとを備えている。前記シートは、前記左側サイドフレーム及び前記右側サイドフレームに上方から装着可能に構成されたシートフレームを有している。前記シートフレームには、前記左側サイドフレーム及び前記右側サイドフレームの少なくとも一方のサイドフレームに対して左右方向の一方から当接するフレーム当接部と、前記一方のサイドフレームに対して左右方向の他方から当接する当接部材と、前記当接部材を前記シートフレームの本体部分に対して車体前後方向に延びる軸線周りに回動可能に支持する軸部材とが設けられている。前記一方のサイドフレームには、前記シートフレームの装着時に前記当接部材を下方から押圧することにより、前記当接部材における前記軸線よりも下側部分が前記一方のサイドフレームに当接する方向に前記当接部材を回動させる凸部が上方へ突出するように設けられている。
【0009】
この構成によれば、シートフレームをサイドフレームに装着する際、サイドフレームの凸部がシートフレームの当接部材を下方から押圧することになる。下方から押圧された当接部材はシートフレームの本体部分に対して車体前後方向に延びる軸線周りに回動可能に支持されているので、当接部材における下側部分がサイドフレームに当接する方向に回動する。これにより、シートフレームのフレーム当接部と当接部材がサイドフレームを左右方向に挟持するので、従来のようにピンを後退状態から進出状態に切り替える操作が必要なく、シートの装着が容易になるとともに、シートフレームとサイドフレームとの間に遊びができにくくなり、シートのガタツキが抑制される。
【0010】
本開示の第2の側面に係る凸部は、前記シートフレームの装着時に前記当接部材における前記軸線よりも左右方向一方寄りの部分を押圧するように配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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