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公開番号
2025051072
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023159979
出願日
2023-09-25
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
29/393 20060101AFI20250328BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】印刷ジョブが中断された場合であっても、複数のスキャン画像に跨る周期的な画像不良の有無を判定する。
【解決手段】本開示に係る情報処理装置は、画像診断ジョブに対応する印刷ジョブに基づいて画像形成装置により画像形成された記録媒体を読み取ることにより得られるスキャン画像のデータを取得し、前記スキャン画像を診断することにより、周期的な画像不良を検出し、検出した前記画像不良の周期に基づいて前記画像不良の原因となった前記画像形成装置の部品を特定する。ここで、情報処理装置は、前記スキャン画像の診断の途中において前記画像診断ジョブが中断されて中断後に再開された場合、前記画像形成装置に対して前記印刷ジョブの先頭から画像形成を再開させて、前記画像診断ジョブの先頭に対応する前記スキャン画像のデータから取得し直す。
【選択図】 図8
特許請求の範囲
【請求項1】
画像診断ジョブに対応する印刷ジョブに基づいて画像形成装置により画像形成された記録媒体を読み取ることにより得られるスキャン画像のデータを取得する取得手段と、
前記スキャン画像を診断することにより、周期的な画像不良を検出し、検出した前記画像不良の周期に基づいて前記画像不良の原因となった前記画像形成装置の部品を特定する診断手段と、
を有し、
前記取得手段は、前記診断手段による前記スキャン画像の診断の途中において前記画像診断ジョブが中断されて中断後に再開された場合に、前記画像形成装置に対して前記印刷ジョブの先頭から画像形成を再開させて、前記画像診断ジョブの先頭に対応する前記スキャン画像のデータから取得し直すこと、
を特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
画像診断ジョブに対応する印刷ジョブに基づいて画像形成装置により画像形成された記録媒体を読み取ることにより得られるスキャン画像のデータを取得する取得手段と、
前記スキャン画像を診断することにより、周期的な画像不良を検出し、検出した前記画像不良の周期に基づいて前記画像不良の原因となった前記画像形成装置の部品を特定する診断手段と、
を有し、
前記取得手段は、前記診断手段による前記スキャン画像の診断の途中において前記画像診断ジョブが中断されて中断後に再開された場合に、前記画像診断ジョブが中断された時点において読み取りが行われていた前記印刷ジョブの色の先頭から前記画像形成装置に対して画像形成を再開させて、前記画像診断ジョブにおける当該色の先頭に対応する前記スキャン画像のデータから取得し直すこと、
を特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
前記印刷ジョブは、前記画像不良を検出するための診断チャートを前記記録媒体に画像形成するためのものであること、
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記印刷ジョブは、複数の色のそれぞれに対応する複数の前記診断チャートを前記記録媒体に画像形成するためのものであること、
を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記診断手段は、前記複数の色のそれぞれに対応する複数の前記診断チャートが画像形成された複数の前記記録媒体を読み取ることにより得られる複数の前記スキャン画像に基づいて、前記複数の色のそれぞれにおける前記画像不良を検出すること、
を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記診断手段は、1つの前記スキャン画像における2つ以上の前記画像不良間の長さ、又は、連続する2つ以上の前記スキャン画像における2つ以上の前記画像不良間の長さを示す情報と、前記画像形成装置における部品の回転方向における外周の長さを示す情報とに基づいて、前記画像不良の原因となった前記画像形成装置の部品を特定すること、
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記診断手段は、前記画像不良として、点状又はスジ状の汚れ、及び画像形成位置の位置ずれの少なくともいずれかを検出すること、
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
複数の色におけるそれぞれ色ごとに前記画像不良の特定を行うか否かを設定することが可能であり、前記画像診断ジョブは、当該設定に基づいて実行されること、
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記取得手段は、前記画像形成装置から搬送される、画像形成された前記記録媒体を読み取ることにより前記スキャン画像のデータを取得すること、
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記診断手段による前記スキャン画像の診断の結果を示す診断結果画面を表示装置に出力制御する出力制御手段を更に有すること、
を特徴する請求項1に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成における画像診断技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置から出力される印刷物を読み取ることにより得られる画像(以下「スキャン画像」と呼ぶ。)データを用いて、当該画像形成装置による画像形成(以下「印刷」と呼ぶ。)における不良を検出する技術がある。例えば、スキャン画像に対して画像処理を施し、画像処理後のスキャン画像(以下「処理スキャン画像」と呼ぶ。)データと元のスキャン画像データと比較することにより、印刷における汚れ、白抜け、又は斜行等の不良が検出される。このような印刷の不良は、画像形成装置を長時間に亘ってストレスのかかる使い方をすること等により、装置内の部品が劣化することにより発生する場合がある。また、このような印刷の不良の現象を検出しやすくするために、専用の画像診断用のチャート(以下「診断チャート」と呼ぶ。)を印刷し、イメージセンサ等を用いて読み取ることにより、印刷の不良の現象と発生要因とを特定する画像診断技術がある。
【0003】
画像診断には、スキャン画像において発生する周期的な印刷の不良から、画像形成装置内の部品のうちから異常が発生している消耗パーツを特定するものがある。例えば、感光ドラム、転写ドラム、又は中間転写ベルト等の印刷に関わる回転パーツ(消耗パーツ)の外周に傷等の異常が発生している場合、スキャン画像には、これらの回転パーツが1回転するごとにその異常に起因するスジ状又は点状等の画像不良が発生する。すなわち、この場合、スキャン画像には、規則的な周期で画像不良が発生することになる。画像診断では、このような特性に基づいて、連続して出力された複数の診断チャートの読み取りにより得られる複数のスキャン画像において、スキャン画像同士の間隔を考慮した上で周期的な画像不良が複数のスキャン画像を跨いで発生しているか否かを判定する。周期的な画像不良が検出された場合、画像不良の周期を特定し、特定した画像不良の周期と各回転パーツの回転周期とを照らし合わせることにより、画像不良の原因となる回転パーツが特定され得る。
【0004】
特許文献1には、診断チャートの印刷ジョブ(以下「チャート印刷ジョブ」と呼ぶ。)中の画像診断において、スキャン画像に画像不良が検出された場合、すなわち、画像形成装置の異常を検知した場合であっても、当該ジョブを継続する技術が開示されている。特許文献1に開示された技術によれば、当該異常とは異なる他の回転パーツの異常についても特定し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-170115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
チャート印刷ジョブ中において、用紙の詰まり(以下「用紙ジャム」と呼ぶ。)等の要因により当該印刷ジョブが中断された場合、周期性を伴う画像不良の検出が困難となることがある。これは、チャート印刷ジョブの再開前の予備動作によって回転パーツが回転してしまい、チャート印刷ジョブが中断されたときの状態と、再開されたときの状態とにおいて、一連の印刷ジョブにおける回転パーツの回転の連続性が途切れてしまうためである。特許文献1には、チャート印刷ジョブ中においてチャート印刷ジョブが中断された場合の動作については開示がない。そのため、特許文献1に開示された技術では、画像不良の周期性の有無の判定を行うためのチャート印刷ジョブが中断された後に再開された場合には、複数のスキャン画像に跨る周期的な画像不良の有無の判定ができないことがあるとう問題点があった。
【0007】
本開示は、上述の問題点を解決するためのものであり、印刷ジョブが中断された場合であっても、複数のスキャン画像に跨る周期的な画像不良の有無を判定可能な技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る画像処理装置は、画像診断ジョブに対応する印刷ジョブに基づいて画像形成装置により画像形成された記録媒体を読み取ることにより得られるスキャン画像のデータを取得する取得手段と、前記スキャン画像を診断することにより、周期的な画像不良を検出し、検出した前記画像不良の周期に基づいて前記画像不良の原因となった前記画像形成装置の部品を特定する診断手段と、を有し、前記取得手段は、前記診断手段による前記スキャン画像の診断の途中において前記画像診断ジョブが中断されて中断後に再開された場合に、前記画像形成装置に対して前記印刷ジョブの先頭から画像形成を再開させて、前記画像診断ジョブの先頭に対応する前記スキャン画像のデータから取得し直す。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、印刷ジョブが中断された場合であっても、複数のスキャン画像に跨る周期的な画像不良の有無を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成システムの構成の一例を示す図である。
画像形成装置が有する各装置、外部コントローラ、及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
画像形成装置の断面の一例を示す図である。
検品結果の確認画面の一例を示す図である。
周期リストの一例を示す図である。
画像診断に関わる画面の一例を示す図である。
画像診断ジョブの実行中に表示される画面の一例を示す図である。
検品装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
検品装置における処理フローの一例を示すフローチャートである。
検品装置における画像診断ジョブの再開処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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