特許ウォッチ

公開番号2025040447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-25
出願番号2023147256
出願日2023-09-12
発明の名称表示装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G02F 1/1335 20060101AFI20250317BHJP(光学)
要約【課題】製造コストの削減が可能な表示装置を提供する。
【解決手段】一実施形態によれば、表示装置は、照明装置と、表示パネルと、光学シートと、プリズムシートと、接着剤とを備えている。前記表示パネルは、前記照明装置と対向する第1基板と、前記第1基板と対向する第2基板と、前記第1基板及び前記第2基板の間に配置される液晶層とを有している。前記光学シートは、前記第2基板に接着されている。前記プリズムシートは、前記光学シートの上面に対向する平坦面である第1面と、並列に配置される複数のプリズムを有し前記第1面の反対に位置する第2面とを有している。前記接着剤は、前記光学シートの前記上面と前記第1面とを接着している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
照明装置と、
前記照明装置と対向する第１基板と、前記第１基板と対向する第２基板と、前記第１基板及び前記第２基板の間に配置される液晶層とを有する表示パネルと、
前記第２基板に接着される光学シートと、
前記光学シートの上面に対向する平坦面である第１面と、並列に配置される複数のプリズムを有し前記第１面の反対に位置する第２面とを有するプリズムシートと、
前記光学シートの前記上面と前記第１面とを接着する接着剤と、
を備える表示装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記表示パネルは、さらに、画像を表示する表示領域を有し、
前記プリズムシートは、平面視において前記表示領域の全面を覆っている、
請求項１に記載の表示装置。
【請求項３】
前記接着剤は、前記第１面の全面を覆っている、
請求項１に記載の表示装置。
【請求項４】
照明装置と、
前記照明装置と対向する第１基板と、前記第１基板と対向する第２基板と、前記第１基板及び前記第２基板の間に配置される液晶層と、画像を表示する表示領域と、前記表示領域を囲む周辺領域とを有する表示パネルと、
前記第２基板に接着される光学シートと、
平坦面である第１面と、前記第１面の反対に位置し前記光学シートの上面に対向し並列に配置される複数のプリズムを有する第２面とを有するプリズムシートと、
前記周辺領域において前記光学シートの前記上面と前記第２面とを接着する接着剤と、
を備え、
前記プリズムの頂部は、前記光学シートの前記上面から離れている、
表示装置。
【請求項５】
前記表示パネルは、さらに、前記液晶層を封止するシールを有し、
前記接着剤は、前記シールに重畳している、
請求項４に記載の表示装置。
【請求項６】
前記第２面は、さらに、前記複数のプリズムが形成されていない平坦部を有し、
前記接着剤は、前記上面と前記平坦部とを接着する、
請求項４に記載の表示装置。
【請求項７】
前記平坦部は、第１平坦部と、平面視において前記複数のプリズムを挟んで前記第１平坦部の反対に位置する第２平坦部とを有し、
前記接着剤は、前記上面と前記第１平坦部、及び、前記上面と前記第２平坦部とを接着する、
請求項６に記載の表示装置。
【請求項８】
前記接着剤の厚さは、前記プリズムシートの厚さ方向における前記平坦部と前記プリズムの前記頂部との間の距離よりも大きい、
請求項６に記載の表示装置。
【請求項９】
前記接着剤は、前記上面と前記複数のプリズムとを接着する、
請求項４に記載の表示装置。
【請求項１０】
前記プリズムシートは、第１辺と、前記表示領域を挟んで前記第１辺の反対に位置する第２辺とを有し、
前記接着剤は、前記第１辺及び前記第２辺に沿って配置される、
請求項４に記載の表示装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
表示装置の一例として、フロントガラスなどの投影面に画像を投影してユーザに虚像を視認させるヘッドアップディスプレイが知られている。一例では、表示装置は、照明装置と、照明装置から出射した光を透過して画像を投影する表示パネルと、表示パネルを透過した光を屈折するプリズムシートと、を備えている。このような表示装置においては、製造コストの削減が要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００７－２６４５２９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明の目的は、製造コストの削減が可能な表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
一実施形態によれば、表示装置は、照明装置と、表示パネルと、光学シートと、プリズムシートと、接着剤とを備えている。前記表示パネルは、前記照明装置と対向する第１基板と、前記第１基板と対向する第２基板と、前記第１基板及び前記第２基板の間に配置される液晶層とを有している。前記光学シートは、前記第２基板に接着されている。前記プリズムシートは、前記光学シートの上面に対向する平坦面である第１面と、並列に配置される複数のプリズムを有し前記第１面の反対に位置する第２面とを有している。前記接着剤は、前記光学シートの前記上面と前記第１面とを接着している。
【０００６】
一実施形態によれば、表示装置は、照明装置と、表示パネルと、光学シートと、プリズムシートと、接着剤とを備えている。前記表示パネルは、前記照明装置と対向する第１基板と、前記第１基板と対向する第２基板と、前記第１基板及び前記第２基板の間に配置される液晶層と、画像を表示する表示領域と、前記表示領域を囲む周辺領域とを有している。前記光学シートは、前記第２基板に接着されている。前記プリズムシートは、平坦面である第１面と、前記第１面の反対に位置し前記光学シートの上面に対向し並列に配置される複数のプリズムを有し前記第１面の反対に位置する第２面とを有している。前記接着剤は、前記周辺領域において前記光学シートの前記上面と前記第２面とを接着している。前記プリズムの頂部は、前記光学シートの前記上面から離れている。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
図１は、本実施形態に係る表示装置の適用例を示す図である。
図２は、第１実施形態に係る表示装置の概略的な構成例を示す図である。
図３は、図２に示すプリズムシートの概略的な拡大図である。
図４は、第１実施形態に係る表示装置の概略的な平面図である。
図５は、表示領域における表示装置の概略的な断面図である。
図６は、第２実施形態に係る表示装置の概略的な構成例を示す図である。
図７は、図６に示すプリズムシートの概略的な拡大図である。
図８は、図６に示す接着剤の概略的な拡大図である。
図９は、第２実施形態に係る表示装置の概略的な平面図である。
図１０は、第２実施形態に係る表示装置の他の例を示す概略的な平面図である。
図１１は、第２実施形態に係る表示装置のさらに他の概略的な構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
いくつかの実施形態について図面を参照しながら説明する。
開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
【０００９】
なお、図面には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するＸ軸、Ｙ軸及びＺ軸を記載する。Ｘ軸に沿った方向を第１方向Ｘと称し、Ｙ軸に沿った方向を第２方向Ｙと称し、Ｚ軸に沿った方向を第３方向Ｚと称する。第３方向Ｚと平行に各種要素を見ることを平面視という。
【００１０】
図１は、本実施形態に係る表示装置ＤＳＰの適用例を示す図である。表示装置ＤＳＰは、例えば車両等のフロントシールドを投影面（スクリーン）２００として利用するヘッドアップディスプレイ１００に搭載される。なお、投影面２００は、フロントシールドそのものに限定されるものではなく、他のコンバイナーであってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許