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公開番号2025038831
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145677
出願日2023-09-07
発明の名称警報装置、コンピュータプログラム、及び、警報方法
出願人フジクリーン工業株式会社
代理人鳳国際弁理士法人
主分類G05B 23/02 20060101AFI20250312BHJP(制御;調整)
要約【課題】排水処理装置の警報を適切に出力する。
【解決手段】制御モードが出力モードであり、かつ、センサ結果が不具合条件を満たす場合には、警報を出力し、制御モードが抑制モードである場合には、センサ結果が不具合条件を満たしても警報を出力しない。ユーザ指示に従って、制御モードを出力モードから抑制モードへ変更する。ユーザ指示による制御モードの変更から特定時間が経過することに応じて、制御モードを抑制モードから出力モードへ自動的に変更する。現行のセンサ結果を表す情報を端末装置に送信する。ユーザ指示による制御モードの変更から特定時間が経過する前に、端末指示を受信する場合に、特定時間の経過を待たずに、制御モードを抑制モードから出力モードへ変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
排水処理装置の不具合を示す警報を出力するコンピュータのためのコンピュータプログラムであって、
排水処理装置に設けられるセンサによる検出結果または測定結果であるセンサ結果を表す結果情報を取得する結果取得機能と、
制御モードが出力モードであり、かつ、前記センサ結果が不具合条件を満たす場合には、警報を出力し、前記制御モードが抑制モードである場合には、前記センサ結果が前記不具合条件を満たしても前記警報を出力しない、警報制御機能と、
ユーザによる指示であるユーザ指示に従って、前記制御モードを前記出力モードから前記抑制モードへ変更する抑制変更機能と、
前記ユーザ指示による前記制御モードの変更から特定時間が経過することに応じて、前記制御モードを前記抑制モードから前記出力モードへ自動的に変更する自動変更機能と、
現行のセンサ結果を表す情報を端末装置に送信する送信機能と、
前記ユーザ指示による前記制御モードの前記変更から前記特定時間が経過する前に、前記端末装置からの指示である端末指示を受信する場合に、前記特定時間の経過を待たずに、前記制御モードを前記抑制モードから前記出力モードへ変更する出力変更機能と、
をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
続きを表示(約 3,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコンピュータプログラムであって、
前記排水処理装置は、水処理槽と流路とを含み、
前記センサは、臭気を測定するセンサと、前記水処理槽内における所定の高さ以上の水位を検出するセンサと、前記水処理槽内における水位を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の温度を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水のpHを測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の電気伝導率を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の酸化還元電位を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の濁度を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の溶存酸素量を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の残留塩素濃度を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水のアンモニア態窒素濃度を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の硝酸態窒素濃度を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の亜硝酸態窒素濃度を測定するセンサと、前記流路での水の単位時間当たりの流量を測定するセンサと、から選択される1種以上のセンサを含む、
コンピュータプログラム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のコンピュータプログラムであって、
前記排水処理装置は、
水を濾過する膜を有する膜分離装置と、
前記膜分離装置によって濾過された水を前記膜分離装置から吸引する吸引ポンプと、
前記膜分離装置と前記吸引ポンプとを接続する接続管と、
前記吸引ポンプに接続された電源ケーブルと、
を含み、
前記センサは、前記接続管における負圧を測定するセンサと、前記電源ケーブルによって前記吸引ポンプに供給される電流を測定するセンサと、の一方、または、両方を含む、
コンピュータプログラム。
【請求項4】
請求項1または2に記載のコンピュータプログラムであって、
前記排水処理装置は、
水処理槽と、
前記水処理槽に空気を供給するブロワと、
前記ブロワに接続された電源ケーブルと、
を含み、
前記センサは、前記電源ケーブルによって前記ブロワに供給される電流を測定するセンサと、前記ブロワによって吐出される空気の圧力を測定するセンサと、から選択される1種以上のセンサを含む、
コンピュータプログラム。
【請求項5】
請求項1または2に記載のコンピュータプログラムであって、さらに、
前記特定時間を変更するための時間変更指示に従って前記特定時間を変更する時間変更機能を、コンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載のコンピュータプログラムであって、
前記時間変更機能は、前記特定時間の変更のための権限である第1権限を有するユーザ識別子に対応付けられる前記時間変更指示に従って前記特定時間を変更し、
前記コンピュータプログラムは、さらに、
対象ユーザ識別子の前記第1権限を変更するための権限変更指示に従って、前記対象ユーザ識別子の前記第1権限を変更する権限変更機能を、コンピュータに実現させる、
コンピュータプログラム。
【請求項7】
請求項1または2に記載のコンピュータプログラムであって、
前記排水処理装置には、メンテナンス処理が対応付けられており、
前記メンテナンス処理は、前記ユーザ指示による前記制御モードの変更であるメンテナンス変更を含み、
前記メンテナンス処理は、
前記センサ結果が前記不具合条件を満たす結果に前記メンテナンス処理によって変化し、
前記メンテナンス処理の完了時には前記センサ結果が前記不具合条件を満たし、
前記センサ結果が、前記不具合条件を満たさない結果に、前記メンテナンス処理の完了後の時間経過によって変化する、
ように構成され、
前記特定時間は、前記メンテナンス変更から前記特定時間の経過後に、前記センサ結果が前記不具合条件を満たさないように、構成されている、
コンピュータプログラム。
【請求項8】
請求項1または2に記載のコンピュータプログラムであって、
前記センサは、ユーザによる操作に応じて前記ユーザ指示を前記コンピュータに送信するように構成された通信装置に接続されており、
前記結果取得機能は、前記結果情報を前記通信装置から取得し、
前記コンピュータプログラムは、さらに、前記ユーザ指示を前記通信装置から取得する指示取得機能を、コンピュータに実現させる、
コンピュータプログラム。
【請求項9】
請求項1または2に記載のコンピュータプログラムであって、
前記警報の出力は、前記警報を表す電子メッセージの出力を含む、
コンピュータプログラム。
【請求項10】
請求項1または2に記載のコンピュータプログラムであって、
前記排水処理装置は、第1排水処理装置と第2排水処理装置とを含み、
前記センサは、前記第1排水処理装置に設けられる第1センサと、前記第2排水処理装置に設けられる第2センサと、を含み、
前記結果取得機能は、前記第1センサの第1センサ結果を表す第1結果情報を取得する第1結果取得機能と、前記第2センサの第2センサ結果を表す第2結果情報を取得する第2結果取得機能と、を含み、
前記警報制御機能は、
第1制御モードが前記出力モードであり、かつ、前記第1センサ結果が第1不具合条件を満たす場合には、第1警報を出力し、前記第1制御モードが前記抑制モードである場合には、前記第1センサ結果が前記第1不具合条件を満たしても前記第1警報を出力しない、第1警報制御機能と、
第2制御モードが前記出力モードであり、かつ、前記第2センサ結果が第2不具合条件を満たす場合には、第2警報を出力し、前記第2制御モードが前記抑制モードである場合には、前記第2センサ結果が前記第2不具合条件を満たしても前記第2警報を出力しない、第2警報制御機能と、
を含み、
前記抑制変更機能は、
第1ユーザによる指示である第1ユーザ指示に従って、前記第1制御モードを前記出力モードから前記抑制モードへ変更する第1抑制変更機能と、
第2ユーザによる指示である第2ユーザ指示に従って、前記第2制御モードを前記出力モードから前記抑制モードへ変更する第2抑制変更機能と、
を含み、
前記自動変更機能は、
前記第1ユーザ指示による前記第1制御モードの変更から第1特定時間が経過することに応じて、前記第1制御モードを前記抑制モードから前記出力モードへ自動的に変更する第1自動変更機能と、
前記第2ユーザ指示による前記第2制御モードの変更から第2特定時間が経過することに応じて、前記第2制御モードを前記抑制モードから前記出力モードへ自動的に変更する第2自動変更機能と、
を含み、
前記コンピュータプログラムは、さらに、
前記第1特定時間を変更するための第1時間変更指示に従って前記第1特定時間を前記第2特定時間とは独立に変更する第1時間変更機能と、
前記第2特定時間を変更するための第2時間変更指示に従って前記第2特定時間を前記第1特定時間とは独立に変更する第2時間変更機能と、
を、コンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、排水処理装置の不具合を示す警報を出力する技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、種々の排水処理装置が使用されている。また、排水処理装置に警報装置を設ける技術が提案されている。例えば、特許文献1に開示される水処理装置は、水貯留領域である放流ポンプ槽と、放流ポンプ槽に装着された水中ポンプと警報装置と、を備えている。警報装置は、放流ポンプ槽内の水位変動に応じて作動する警報用フロートを有する。放流ポンプ槽内の水位が予め設定された規定水位を上回る高水位状態が所定時間維持されたことを条件に、水中ポンプの作動が異常であることを示す報知情報を警報装置が報知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-150227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
排水処理装置の適切な動作のために、種々のメンテナンス処理が行われる。例えば、排水処理装置に含まれる水処理槽から、排水処理装置の外部へ、または、排水処理装置に含まれる他の水処理槽へ、水が移送され得る。また、フロートスイッチなどのセンサの動作確認が行われ得る。また、排水処理装置の制御盤の電源が切られ得る。排水処理装置のメンテナンス処理に起因して、警報装置は、排水処理装置に不具合が無いにも拘わらずに、警報を報知し得る。排水処理装置の警報の適切な出力には、工夫の余地があった。
【0005】
本明細書は、排水処理装置の警報を適切に出力する技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
【0007】
[適用例1]
排水処理装置の不具合を示す警報を出力するコンピュータのためのコンピュータプログラムであって、
排水処理装置に設けられるセンサによる検出結果または測定結果であるセンサ結果を表す結果情報を取得する結果取得機能と、
制御モードが出力モードであり、かつ、前記センサ結果が不具合条件を満たす場合には、警報を出力し、前記制御モードが抑制モードである場合には、前記センサ結果が前記不具合条件を満たしても前記警報を出力しない、警報制御機能と、
ユーザによる指示であるユーザ指示に従って、前記制御モードを前記出力モードから前記抑制モードへ変更する抑制変更機能と、
前記ユーザ指示による前記制御モードの変更から特定時間が経過することに応じて、前記制御モードを前記抑制モードから前記出力モードへ自動的に変更する自動変更機能と、
現行のセンサ結果を表す情報を端末装置に送信する送信機能と、
前記ユーザ指示による前記制御モードの前記変更から前記特定時間が経過する前に、前記端末装置からの指示である端末指示を受信する場合に、前記特定時間の経過を待たずに、前記制御モードを前記抑制モードから前記出力モードへ変更する出力変更機能と、
をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
【0008】
この構成によれば、ユーザ指示による制御モードの変更から特定時間が経過することに応じて、制御モードが抑制モードから出力モードへ自動的に変更され、また、端末指示が受信される場合に、特定時間の経過を待たずに、制御モードが抑制モードから出力モードへ変更されるので、排水処理装置の警報を適切に出力できる。
【0009】
[適用例2]
適用例1に記載のコンピュータプログラムであって、
前記排水処理装置は、水処理槽と流路とを含み、
前記センサは、臭気を測定するセンサと、前記水処理槽内における所定の高さ以上の水位を検出するセンサと、前記水処理槽内における水位を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の温度を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水のpHを測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の電気伝導率を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の酸化還元電位を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の濁度を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の溶存酸素量を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の残留塩素濃度を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水のアンモニア態窒素濃度を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の硝酸態窒素濃度を測定するセンサと、前記排水処理装置内の水の亜硝酸態窒素濃度を測定するセンサと、前記流路での水の単位時間当たりの流量を測定するセンサと、から選択される1種以上のセンサを含む、
コンピュータプログラム。
【0010】
この構成によれば、臭気と、水位と、水温と、pHと、電気伝導率と、酸化還元電位と、濁度と、溶存酸素量と、残留塩素濃度と、アンモニア態窒素濃度と、硝酸態窒素濃度と、亜硝酸態窒素濃度と、流量と、のいずれかに関する警報を適切に出力できる。
(【0011】以降は省略されています)

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