TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025037521
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144493
出願日
2023-09-06
発明の名称
診断装置、診断方法、診断プログラム、およびコリオリ流量計
出願人
横河電機株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G01F
1/84 20060101AFI20250311BHJP(測定;試験)
要約
【課題】コリオリ流量計の振動管における付着物の発生を高感度に検出すること。
【解決手段】サーバ装置10は、振動管の振動に基づいて振動管を流れる流体の質量流量Qおよび密度ρを測定するコリオリ流量計20から、流体の実測差圧ΔP
meas
を含む測定値を受信し、受信した測定値に基づいて理論差圧ΔP
cal
を算出し、実測差圧ΔP
meas
と理論差圧ΔP
cal
との差分に基づいて振動管における付着物の発生を診断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
振動管の振動に基づいて前記振動管を流れる流体の流量および密度を測定するコリオリ流量計から、前記流体の上流と下流との差圧の実測値を含む測定パラメータを受信する受信部と、
前記測定パラメータに基づいて、前記差圧の理論値を算出する算出部と、
前記実測値と前記理論値との差分に基づいて、前記振動管における付着物の発生を診断する診断部と、
を備える診断装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記受信部は、
前記コリオリ流量計が設置される配管において、差圧センサが測定した前記実測値を受信する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項3】
前記受信部は、
前記コリオリ流量計が設置される配管において、前記流体の上流の圧力および下流の圧力それぞれを測定する1対の圧力センサが測定した前記実測値を受信する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項4】
前記算出部は、
前記流量、前記密度、および前記流体の粘度を用いて、前記流体の流速およびレイノルズ数を算出するとともに、前記理論値を算出し、
前記診断部は、
前記実測値から前記理論値を減算した前記差分が閾値を超過する場合には、前記付着物の発生を診断する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項5】
前記算出部は、
前記流量、前記密度、前記振動管の設計値、および、前記コリオリ流量計が設置される配管において、前記付着物が発生していない場合の前記振動管を流れる前記流体の上流と下流との差圧の実測値をもとに前記コリオリ流量計が算出した前記粘度を用いて、前記流速および前記レイノルズ数を算出するとともに、前記理論値を算出する、
請求項4に記載の診断装置。
【請求項6】
前記算出部は、
前記流量、前記密度、前記振動管の設計値、および、前記コリオリ流量計の利用者によって入力された前記粘度を用いて、前記流速および前記レイノルズ数を算出するとともに、前記理論値を算出する、
請求項4に記載の診断装置。
【請求項7】
前記診断部は、
所定期間ごとの前記実測値から前記理論値を減算した前記差分の最大値を特定し、特定した前記最大値の時間変化における近似直線を算出し、算出した前記近似直線の傾きが正である場合には、前記付着物の発生を診断する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項8】
前記診断部は、
所定期間ごとの前記実測値から前記理論値を減算した前記差分の最大値を特定し、特定した前記最大値の時間変化における近似直線または近似曲線を算出し、算出した前記近似直線または前記近似曲線を用いて前記差分が閾値を超過する時期を推定し、推定した前記時期を前記コリオリ流量計の利用者が利用する端末に通知する、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項9】
前記診断部は、
前記付着物の発生を診断した場合には、前記コリオリ流量計の利用者が利用する端末にアラームを通知する、
請求項1から8のいずれか1項に記載の診断装置。
【請求項10】
コンピュータが、
振動管の振動に基づいて前記振動管を流れる流体の流量および密度を測定するコリオリ流量計から、前記流体の上流と下流との差圧の実測値を含む測定パラメータを受信し、
前記測定パラメータに基づいて、前記差圧の理論値を算出し、
前記実測値と前記理論値との差分に基づいて、前記振動管における付着物の発生を診断する、
処理を実行する診断方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、診断装置、診断方法、診断プログラム、およびコリオリ流量計に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
コリオリ流量計は、プラントで使用される流量計の1つであり、流体が流れるU字形状の振動管(振動チューブ)のコリオリ力をもとに、流体の流量や密度を測定することが可能となる。コリオリ流量計では、振動管の振動を利用して流量や密度を測定するので、振動管の腐食等が進行すると、流量測定に誤差が生ずることになる。また、振動管の内部における付着物によっても、流量測定に誤差が生ずることになる。従来、コリオリ流量計の振動管の腐食の発生や振動管への付着の発生を診断する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許5340122号公報
特許4621140号公報
特許4952820号公報
特許7024466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術では、コリオリ流量計の振動管への付着物の発生を高感度に検出することは難しい。例えば、上記技術では、流体とあまり物性の変わらないゲル状の付着物の発生を検出できないことがある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コリオリ流量計の振動管における付着物の発生を高感度に検出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、振動管の振動に基づいて前記振動管を流れる流体の流量および密度を測定するコリオリ流量計から、前記流体の上流と下流との差圧の実測値を含む測定パラメータを受信する受信部と、前記測定パラメータに基づいて、前記差圧の理論値を算出する算出部と、前記実測値と前記理論値との差分に基づいて、前記振動管における付着物の発生を診断する診断部と、を備える診断装置を提供する。
【0007】
また、本発明は、コンピュータが、振動管の振動に基づいて前記振動管を流れる流体の流量および密度を測定するコリオリ流量計から、前記流体の上流と下流との差圧の実測値を含む測定パラメータを受信し、前記測定パラメータに基づいて、前記差圧の理論値を算出し、前記実測値と前記理論値との差分に基づいて、前記振動管における付着物の発生を診断する、処理を実行する診断方法を提供する。
【0008】
また、本発明は、コンピュータに、振動管の振動に基づいて前記振動管を流れる流体の流量および密度を測定するコリオリ流量計から、前記流体の上流と下流との差圧の実測値を含む測定パラメータを受信する、前記測定パラメータに基づいて、前記差圧の理論値を算出し、前記実測値と前記理論値との差分に基づいて、前記振動管における付着物の発生を診断する、処理を実行させる診断プログラムを提供する。
【0009】
また、本発明は、振動管の振動に基づいて前記振動管を流れる流体の流量および密度を測定するコリオリ流量計であって、前記流体の上流と下流との差圧の実測値を含む測定パラメータを測定する測定部と、前記測定パラメータに基づいて、前記差圧の理論値を算出する算出部と、前記実測値と前記理論値との差分に基づいて、前記振動管における付着物の発生を診断する診断部と、を備えるコリオリ流量計を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、コリオリ流量計の振動管における付着物の発生を高感度に検出することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
横河電機株式会社
情報処理装置
16日前
横河電機株式会社
故障診断システム
今日
横河電機株式会社
磁気センサ及び電流センサ
14日前
横河電機株式会社
対策支援システムおよび対策支援方法
今日
横河電機株式会社
電池の状態判定方法及び状態判定システム
5日前
横河電機株式会社
入力信号検出回路、電子機器及びシステム
7日前
横河電機株式会社
統合管理システム、統合管理方法および統合管理プログラム
今日
横河電機株式会社
生産管理システム、生産管理方法および生産管理プログラム
今日
国立大学法人東海国立大学機構
N-置換ペプチドの製造方法
22日前
日本精機株式会社
位置検出装置
2日前
東レ株式会社
シート状物の検査方法
今日
株式会社ハシマ
検針機
5日前
東ソー株式会社
自動分析装置及び方法
2日前
富士電機株式会社
エンコーダ
今日
株式会社ヨコオ
シートコンタクタ
2日前
TDK株式会社
温度センサ
今日
本田技研工業株式会社
物体検出装置
5日前
本田技研工業株式会社
物体検出装置
5日前
スタンレー電気株式会社
車両前方視認装置
5日前
スタンレー電気株式会社
車両前方視認装置
5日前
ダイハツ工業株式会社
凹部の深さ測定方法
5日前
JRCモビリティ株式会社
充電用温度判定回路
2日前
セイコーエプソン株式会社
干渉計
2日前
内山工業株式会社
分析装置用部材
1日前
TDK株式会社
センサ
今日
日本信号株式会社
表示装置
今日
株式会社JVCケンウッド
撮像装置及び測距方法
5日前
日東建設株式会社
ボルト・ナットの健全性検査装置
5日前
株式会社SUBARU
蓄電池の状態センサ装置
2日前
日本製鉄株式会社
回転機械の異常診断支援方法及び装置
今日
株式会社キーエンス
レベル計
5日前
株式会社キーエンス
レベル計
5日前
株式会社キーエンス
レベル計
5日前
国立大学法人 東京大学
粘性の測定装置及び方法
1日前
倉敷化工株式会社
動特性測定装置
5日前
株式会社ケー・エフ・シー
モルタル流動性試験システム
5日前
続きを見る
他の特許を見る