TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025035892
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023143216
出願日
2023-09-04
発明の名称
船舶、船舶の運航方法
出願人
三菱重工業株式会社
,
株式会社 商船三井
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63B
11/04 20060101AFI20250307BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】船舶の運航効率を高める。
【解決手段】船舶は、一対の舷側、及び上甲板を有する船体と、一対の舷側の各々に沿って船体内に設けられた複数のバラストタンクと、船幅方向で複数のバラストタンクの間の船体内に設けられ、ばら積み貨物が収容可能なホールドと、船体内でバラストタンクの上方に設けられ、液化二酸化炭素を貯留可能なタンクと、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
一対の舷側、及び上甲板を有する船体と、
一対の前記舷側の各々に沿って前記船体内に設けられた複数のバラストタンクと、
船幅方向で複数の前記バラストタンクの間の前記船体内に設けられ、ばら積み貨物が収容可能なホールドと、
前記船体内で前記バラストタンクの上方に設けられ、液化二酸化炭素を貯留可能なタンクと、を備える
船舶。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記タンクは、前記上甲板の下方に設けられている
請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記タンクは、前記ホールドの船幅方向の両側に設けられている
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項4】
前記タンクは、前記船体の船首尾方向から視て前記バラストタンクの鉛直上方に設けられている
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項5】
前記バラストタンクは、前記船体の船首尾方向に複数並べて設けられ、
前記タンクは、複数の前記バラストタンクの少なくとも一つに対し、前記バラストタンクの配置される船首尾方向の範囲内に設けられている
請求項4に記載の船舶。
【請求項6】
前記ホールドは、前記船体の船幅方向の両側に設けられた一対の側壁の間に形成され、
前記タンクは、前記バラストタンクの天板と、前記天板の船幅方向の外側の前記舷側と、前記天板の船幅方向の内側の前記側壁と、前記上甲板と、に囲まれた空間に収容されている
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項7】
請求項1に記載の船舶における運航方法であって、
前記ホールドに前記ばら積み貨物を収容するとともに、前記バラストタンク内を空の状態として、前記ばら積み貨物の利用施設を目的地として航行する工程と、
前記目的地で前記ホールドから前記ばら積み貨物を荷下ろしする工程と、
前記タンク内に液化二酸化炭素を貯留する工程と、
前記ホールド内を空の状態とし、前記タンク内に液化二酸化炭素を貯留した状態で、前記目的地とは異なる他の目的地に向けて航行する工程と、を含む
船舶の運航方法。
【請求項8】
前記液化二酸化炭素を貯留する工程では、
前記利用施設で発生した二酸化炭素が液化された液化二酸化炭素を、前記タンク内に貯留する
請求項7に記載の船舶の運航方法。
【請求項9】
前記ばら積み貨物は鉄鉱石であり、
前記利用施設は、製鉄所である
請求項7又は8に記載の船舶の運航方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶、船舶の運航方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鉱石の遠距離輸送を鉱石運搬船により行うことが開示されている。この特許文献1に開示されている鉱石運搬船は、鉱石を格納するためのホールド、及び鉱石をホールドに出し入れするためのハッチを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-122179号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の船舶では、例えば、鉱石産地の港に停泊した状態でハッチからホールドに鉱石を投入し、その後目的地まで航行し、目的地でホールドに格納された鉱石を荷下ろしする。一方で、目的地で荷下ろしした後、出港地、又は他の目的地に向かう場合、ホールド内が空の状態になる。
同様に、例えば、石炭、セメント、穀物等のばら積み貨物を収容可能なホールドを備えた船舶においても、出港地で荷積みしたばら積み貨物を、目的地で荷下ろしした後、出港地や他の目的地に向かうときには、ホールド内は空の状態となることがある。ホールド内が空の場合、排水量が小さくなり喫水が浅い状態になるため、船舶を推進させるプロペラを十分没水させるために、バラストタンクにバラスト水を積載して喫水を深める必要がある。
このように、ホールド内を空の状態で航行を行うことは、燃料消費も伴うため、船舶の運航効率の低下に繋がる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、船舶の運航効率を高めることができる船舶、船舶の運航方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る船舶は、船体と、複数のバラストタンクと、ホールドと、タンクと、を備えている。前記船体は、一対の舷側、及び上甲板を有する。前記バラストタンクは、一対の前記舷側の各々に沿って前記船体内に設けられている。前記ホールドは、船幅方向で複数の前記バラストタンクの間の船体内に設けられている。前記ホールドは、ばら積み貨物が収容可能である。前記タンクは、前記船体内で前記バラストタンクの上方に設けられている。前記タンクは、液化二酸化炭素を貯留可能である。
【0007】
本開示に係る船舶の運航方法は、上記したような船舶における運航方法である。前記船舶の運航方法は、ばら積み貨物の利用施設を目的地として航行する工程と、前記ばら積み貨物を荷下ろしする工程と、液化二酸化炭素を貯留する工程と、前記目的地とは異なる他の目的地に向けて航行する工程と、を含んでいる。前記ばら積み貨物の利用施設を目的地として航行する工程では、前記ホールドに前記ばら積み貨物を収容するとともに、前記バラストタンク内を空の状態として、前記ばら積み貨物の利用施設を目的地として航行する。前記ばら積み貨物を荷下ろしする工程では、前記目的地で前記ホールドから前記ばら積み貨物を荷下ろしする。前記液化二酸化炭素を貯留する工程では、前記バラストタンク内にバラスト水を貯留するとともに、前記タンク内に液化二酸化炭素を貯留する。前記目的地とは異なる他の目的地に向けて航行する工程では、前記ホールド内を空の状態とし、前記バラストタンク内にバラスト水を貯留するとともに、前記タンク内に液化二酸化炭素を貯留した状態で、前記目的地とは異なる他の目的地に向けて航行する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の船舶、船舶の運航方法によれば、船舶の運航効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係る船舶の側面図である。
本開示の実施形態に係る船舶の平面図である。
本開示の実施形態に係る船舶を船首尾方向から視た断面図である。
本開示の実施形態に係る船舶の運航方法の手順を示すフローチャートである。
本開示の実施形態に係る船舶の運航方法において、ホールドにばら積み貨物を収容した状態を示す断面図である。
本開示の実施形態に係る船舶の運航方法において、タンクに液化二酸化炭素を貯留し、バラストタンクにバラスト水を貯留した状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態に係る船舶、船舶の運航方法について、図1~図6を参照して説明する。
(船舶の全体構成)
図1~図3に示すように、本実施形態の船舶1は、船体2と、ホールド10と、バラストタンク20A、20Bと、タンク30と、を少なくとも備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
三菱重工業株式会社
炭化炉
3日前
三菱重工業株式会社
炉設備
2日前
三菱重工業株式会社
気体軸受
4日前
三菱重工業株式会社
検査装置
3日前
三菱重工業株式会社
栽培ハウス
23日前
三菱重工業株式会社
電力変換装置
23日前
三菱重工業株式会社
摺動システム
3日前
三菱重工業株式会社
シール塗布方法
9日前
三菱重工業株式会社
ひずみ計測方法
9日前
三菱重工業株式会社
部材の延命方法
2日前
三菱重工業株式会社
蓄電池システム
16日前
三菱重工業株式会社
回転機械の組立体
3日前
三菱重工業株式会社
把持装置および方法
16日前
三菱重工業株式会社
把持装置および方法
16日前
三菱重工業株式会社
エアロゾル捕集装置
3日前
三菱重工業株式会社
被修理部の修理方法
4日前
三菱重工業株式会社
加工器具及び加工方法
3日前
三菱重工業株式会社
船舶、船舶の運航方法
2日前
三菱重工業株式会社
バッテリ交換システム
13日前
三菱重工業株式会社
バッテリ交換システム
13日前
三菱重工業株式会社
試験装置及び試験方法
3日前
三菱重工業株式会社
原子炉格納容器の冷却装置
9日前
三菱重工業株式会社
原子炉格納容器の冷却装置
3日前
三菱重工業株式会社
シンブル集合体および原子炉
10日前
三菱重工業株式会社
誘導システムおよび誘導方法
9日前
三菱重工業株式会社
検査装置、及び検査システム
9日前
三菱重工業株式会社
熱移送デバイス、及び回路基板
3日前
三菱重工業株式会社
液浸冷却装置及びその制御方法
16日前
三菱重工業株式会社
ボイラプラント及びその運転方法
23日前
三菱重工業株式会社
把持装置及び把持装置の制御方法
16日前
三菱重工業株式会社
変換器、変換ユニット、及び収納盤
9日前
三菱重工業株式会社
把持装置、制御方法及びプログラム
16日前
三菱重工業株式会社
熱交換器用プレート、及び熱交換器
9日前
三菱重工業株式会社
制御装置、制御方法およびプログラム
10日前
三菱重工業株式会社
制御装置、制御方法およびプログラム
9日前
三菱重工業株式会社
補修装置、補修システム及び補修方法
9日前
続きを見る
他の特許を見る