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公開番号2025035857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023143166
出願日2023-09-04
発明の名称光モジュールの製造方法
出願人株式会社豊田中央研究所
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類G02B 6/30 20060101AFI20250307BHJP(光学)
要約【課題】光モジュールにおいて、軸ずれ量を抑えながらブロックと光回路基板を接着することが可能な技術を提供する。
【解決手段】光モジュールの製造方法は、ライトガイドが挿入されたブロックと光導波路が形成された光回路基板との間に光硬化性の接着剤を塗布する塗布工程であって、ブロックの側面のうちライトガイドの端面が露出する側面と光回路基板の側面のうち光導波路の端面が露出する側面との間に接着剤が塗布される、塗布工程と、接着剤が硬化する波長の光をライトガイドに入力する接着工程と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光モジュールの製造方法であって、
ライトガイドが挿入されたブロックと光導波路が形成された光回路基板との間に光硬化性の接着剤を塗布する塗布工程であって、前記ブロックの側面のうち前記ライトガイドの端面が露出する側面と前記光回路基板の側面のうち前記光導波路の端面が露出する側面との間に前記接着剤が塗布される、塗布工程と、
前記接着剤が硬化する波長の光を前記ライトガイドに入力する接着工程と、を備えている、光モジュールの製造方法。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記塗布工程では、前記ライトガイドの中心軸と前記光導波路の中心軸とが一致するように、前記ブロックと前記光回路基板の相対的な位置関係が調整されることを含む、請求項1に記載の光モジュールの製造方法。
【請求項3】
前記ライトガイドがシングルモード光ファイバである、請求項1に記載の光モジュールの製造方法。
【請求項4】
前記接着工程において前記ライトガイドに入力する光の波長が可視光域である、請求項1に記載の光モジュールの製造方法。
【請求項5】
前記光導波路の前記端面は、前記光回路基板の前記側面から離れて配置されており、前記光回路基板の前記側面に向けて先細りとなる形態を有している、請求項1~4のいずれか一項に記載の光モジュールの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、光モジュールの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、光ファイバが挿入されたブロックと光導波路が形成された光回路基板とを光硬化性の接着剤で接着する光モジュールの製造方法を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-194802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、ブロックと光回路基板の接着面の周囲から紫外光を照射して接着剤を硬化させることによりブロックと光回路基板を接着する。この技術では、接着面に対して紫外光を均等に照射することが難しい。このため、接着剤の硬化収縮に偏りが生じ、ブロックに挿入された光ファイバの中心軸と光回路基板に形成された光導波路の中心軸の軸ずれ量が大きいという問題がある。本明細書は、光モジュールにおいて、軸ずれ量を抑えながらブロックと光回路基板を接着することが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する光モジュールの製造方法は、ライトガイドが挿入されたブロックと光導波路が形成された光回路基板との間に光硬化性の接着剤を塗布する塗布工程であって、前記ブロックの側面のうち前記ライトガイドの端面が露出する側面と前記光回路基板の側面のうち前記光導波路の端面が露出する側面との間に前記接着剤が塗布される、塗布工程と、前記接着剤が硬化する波長の光を前記ライトガイドに入力する接着工程と、を備えていてもよい。
【0006】
上記接着工程において前記ライトガイドに前記光を入力すると、前記ブロックと前記光回路基板の間にある前記接着剤は、前記ライトガイドの中心から周囲に向けて硬化が広がる。このため、前記接着剤の硬化収縮は、前記ライトガイドの周囲に均等に生じることができる。上記製造方法によると、前記接着剤の硬化収縮の偏りが少ないので、前記ライトガイドの中心軸と前記光導波路の中心軸の軸ずれ量が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
光モジュールの一部の平面図を模式的に示す図である。
光モジュールの一部の断面図を模式的に示す図であり、図1のII-II線に対応した断面図である。
光ファイバの光軸方向から見たときの断面図であり、光ファイバと光導波路の位置関係を説明するための図である。
接着剤を硬化させた後において光ファイバから光導波路に入射する信号光の入射効率を測定した結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1及び図2に示すように、光モジュール1は、光ファイバ2と、ブロック3と、光回路基板4と、光導波路5と、を備えている。ブロック3と光回路基板4が接着剤6を介して接着されている。光モジュール1では、光ファイバ2と光導波路5が光接合しており、光ファイバ2を通過した信号光が光導波路5に入力するように構成されている。
【0009】
光ファイバ2は、特に限定されるものではないが、例えばシングルモード光ファイバであってもよい。光ファイバ2の動作波長は、例えば1510nm~1620nmの近赤外であってもよい。光ファイバ2の一方の端部がブロック3に挿通されてブロック3に固定されている。なお、光ファイバ2は、ライトガイドの一例である。
【0010】
ブロック3は、特に限定されるものではないが、例えば直方体の形状を有するガラスブロックであってもよい。ブロック3には、光ファイバ2が挿通される貫通孔が形成されている。ブロック3の側面のうち貫通孔の開口縁が形成された一方の側面3Sには、光ファイバ2の一方の端面2aが面一となるように露出している。
(【0011】以降は省略されています)

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