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公開番号
2025034951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141648
出願日
2023-08-31
発明の名称
空調機器設定装置、空調機器設定システム、設定方法、及び、プログラム
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F24F
11/49 20180101AFI20250306BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】複数の温度センサの中から、空調制御に用いるべき適切な温度センサを、空調機器に設定することのできる空調機器設定装置を提供する。
【解決手段】情報取得部101は、複数の温度センサの何れかによって計測された温度を示す温度情報、及び、空調機器200の運転状態を示す運転情報を取得する。判定部102は、情報取得部101が取得した温度情報、及び、運転情報に基づいて、温度情報を計測した温度センサが、空調機器200と同室に設置されているか否かを判定する。設定部103は、判定部102よる判定結果に基づいて、複数の温度センサのうちから空調制御に用いるべき温度センサを、空調機器200に設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の温度センサの何れかによって計測された温度を示す温度情報、及び、空調機器の運転状態を示す運転情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段が取得した前記温度情報、及び、前記運転情報に基づいて、前記温度情報を計測した温度センサが、前記空調機器と同室に設置されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいて、前記複数の温度センサのうちから空調制御に用いるべき温度センサを、前記空調機器に設定する設定手段と、
を備える空調機器設定装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記判定手段は、前記運転情報に示される前記空調機器の運転状態と、前記温度情報に示される温度との相関を表す値を算出した上で、算出した値が閾値を超えている場合に、前記温度情報を計測した温度センサが、前記空調機器と同室に設置されていると判定し、算出した値が閾値以下である場合に、前記温度情報を計測した温度センサが、前記空調機器と同室に設置されていないと判定する、
請求項1に記載の空調機器設定装置。
【請求項3】
前記情報取得手段は、前記空調機器が備える第1の温度センサ、及び、リモコンが備える第2の温度センサの両方から前記温度情報を取得し、
前記判定手段は、同一の時間帯における前記第1の温度センサの前記温度情報と前記第2の温度センサの前記温度情報との間の相関係数を算出した上で、算出した相関係数が閾値以上である場合に、前記リモコンが、前記空調機器と同室に設置されていると判定し、算出した相関係数が閾値未満である場合に、前記リモコンが、前記空調機器と同室に設置されていないと判定する、
請求項1に記載の空調機器設定装置。
【請求項4】
前記情報取得手段が取得する前記運転情報には、運転期間若しくは停止期間を示す情報が含まれており、
前記判定手段は、前記運転期間における第1の温度分布、前記停止期間における第2の温度分布、並びに、前記運転期間及び前記停止期間における第3の温度分布を集計した上で、前記第1の温度分布及び前記第2の温度分布が単峰であり、かつ、前記第3の温度分布が二峰であることの要件を満たした場合に、前記温度情報を計測した温度センサが、前記空調機器と同室に設置されていると判定し、前記要件を満たしていない場合に、前記温度情報を計測した温度センサが、前記空調機器と同室に設置されていないと判定する、
請求項1に記載の空調機器設定装置。
【請求項5】
前記情報取得手段は、前記空調機器が備える第1の温度センサ、及び、リモコンが備える第2の温度センサの両方から前記温度情報を取得し、
前記判定手段は、前記第1の温度センサに基づく温度分布と前記第2の温度センサに基づく温度分布との類似度を算出した上で、算出した類似度が閾値以上である場合に、前記リモコンが、前記空調機器と同室に設置されていると判定し、算出した類似度が閾値未満である場合に、前記リモコンが、前記空調機器と同室に設置されていないと判定する、
請求項1に記載の空調機器設定装置。
【請求項6】
前記設定手段は、前記判定手段が前記空調機器と同室に設置されていると判定した温度センサを、空調制御に用いるべき温度センサとして前記空調機器に設定する、
請求項2又は4に記載の空調機器設定装置。
【請求項7】
前記設定手段は、前記判定手段が、前記リモコンが前記空調機器と同室に設置されていると判定した場合に、前記第2の温度センサを、空調制御に用いるべき温度センサとして前記空調機器に設定する、
請求項3又は5に記載の空調機器設定装置。
【請求項8】
空調機器設定装置と空調機器とが通信可能に接続された空調機器設定システムであって、
前記空調機器設定装置は、
複数の温度センサの何れかによって計測された温度を示す温度情報、及び、空調機器の運転状態を示す運転情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段が取得した前記温度情報、及び、前記運転情報に基づいて、前記温度情報を計測した温度センサが、前記空調機器と同室に設置されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいて、前記複数の温度センサのうちから空調制御に用いるべき温度センサを、前記空調機器に設定する設定手段と、を備え、
前記空調機器は、前記設定手段によって設定された温度センサが計測した温度を用いて、空調制御を行う、
空調機器設定システム。
【請求項9】
空調機器設定装置が実行する設定方法であって、
複数の温度センサの何れかによって計測された温度を示す温度情報、及び、空調機器の運転状態を示す運転情報を取得する情報取得ステップと、
前記情報取得ステップにて取得した前記温度情報、及び、前記運転情報に基づいて、前記温度情報を計測した温度センサが、前記空調機器と同室に設置されているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによる判定結果に基づいて、前記複数の温度センサのうちから空調制御に用いるべき温度センサを、前記空調機器に設定する設定ステップと、
を備える設定方法。
【請求項10】
コンピュータに、
複数の温度センサの何れかによって計測された温度を示す温度情報、及び、空調機器の運転状態を示す運転情報を取得する情報取得ステップ、
前記情報取得ステップにて取得した前記温度情報、及び、前記運転情報に基づいて、前記温度情報を計測した温度センサが、前記空調機器と同室に設置されているか否かを判定する判定ステップ、
前記判定ステップによる判定結果に基づいて、前記複数の温度センサのうちから空調制御に用いるべき温度センサを、前記空調機器に設定する設定ステップ、
を実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、空調機器設定装置、空調機器設定システム、設定方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
オフィスビルに代表される建物内には空調機器が設置されている。空調機器は、暖気あるいは冷気を生成して室内に送り込むことで、空調制御を行っている。この空調機器は、温度センサを備えており、この温度センサが計測した室温に従って、室内の空調制御を行う。典型的には、空調機器の一部である室内機の吸い込み口に温度センサが取り付けられている。また、空調機器に指示を与えるリモコンにも、温度センサが取り付けられている場合も多い。
【0003】
冬季を一例として説明すると、空調機器は、例えば、オフィスに内に在室する人にとって快適な温熱環境を実現するために、暖気を適切に供給して空調制御を行う。そのため、温度センサは、室内の空気、特に人が動き回る床面から1m前後の高さにおける空気の温度を計測することが望ましい。温度センサが室内機の吸い込み口に設置されていると、1m前後の高さの空気の温度とは異なる温度を計測することがある。この原因のひとつは、室内の空気が十分に撹拌されていない場合に、暖かい空気が天井側へ昇りやすいことから生じる温度差である。もう一つの原因は、室内機から吐き出された暖気が周辺の壁、柱等にぶつかって吸い込み口に戻ってきてしまい、そのような空気を吸い込んでしまうショートサイクルが生じるためである。
【0004】
このように、室内機に設置された温度センサでは、適切な室温、特に1m前後の高さの空気の温度を計測できない場合がある。そのため、可能であれば1m前後の高さの空気を測定できる他の温度センサを使用するのが望ましい。例えば、空調機器のリモコンに温度センサが内蔵されている場合、そのリモコンが暖めたい部屋と同室に設置されていれば、リモコンの温度センサが計測した温度を制御目標として利用することができる。ただし、複数の空調機器のリモコンがまとめて別室に設置されているような場合では、リモコンの温度センサは、暖めたい部屋とは異なる部屋の温度を計測することになる。そのような場合では、リモコンの温度センサが計測した温度を、制御目標として利用することができない。
【0005】
室内機の温度センサとリモコンの温度センサとの両方から、温度情報を取得できる空調機器は、一般に、どちらの温度センサを空調制御に用いるのかが本体に設定可能となっている。そして、このような設定は、空調機器の設置業者、又は、建物管理者が手動で行えるようになっている。なお、初期設定では、室内機の温度センサを空調制御に用いるように設定されている場合が多い。
しかし、空調機器の周辺に存在する構造物の影響を検討せずに、初期設定のまま、室内機の温度センサを空調制御に用いる設定がなされていると、上述したショートサイクルが発生してしまう場合もある。ショートサイクルが発生すると、室内機が吐き出す暖気を吸い込んで室温として計測するため、室内が十分に暖まらないうちに、目標温度に到達したと判定してしまい、暖気の供給を止めてしまうこともある。
一方、リモコンの温度センサを空調制御に用いるように手動で設定した後に、例えば、室内のパーティションが変更され、リモコンが設置されている部屋と空調機器が設置された部屋とが分けられてしまう場合もある。この場合、空調機器が温める部屋の室温がリモコンの温度センサから計測できなくなるため、室内が十分に暖まった後でも、目標温度に到達していないと判定してしまい、暖気の供給が継続されてしまうこともある。
【0006】
これらの不都合が生じた場合、適切な温度センサを用いるように、空調機器の設定を再度手動で変更する必要がある。それでも、建物管理者は、通常の運用業務で多忙であるため、空調機器の設定変更に時間を割けない場合もあり、一度設定を行った後では、適切な温度センサを用いるように設定し直すことが難しいという問題があった。
【0007】
なお、特許文献1には、リモコンに内蔵された温度センサ(サーモパイル)を用いて室内における特定の熱源の温度を測定し、その温度を制御目標として制御する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2009-109025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述した特許文献1に開示された技術によって、リモコンに内蔵された温度センサを用いて、ショートサイクルを生じさせずに、空調制御を行うことが期待できる。
【0010】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、リモコンがリモコンホルダに装着されているか、つまり、リモコンが室内機と同室にあるかどうかを確認する必要があった(段落[0096]、及び、図5)。
(【0011】以降は省略されています)
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