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公開番号
2025030963
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023136863
出願日
2023-08-25
発明の名称
偏光スペクトル画像撮像装置及び偏光スペクトル画像撮像システム
出願人
国立大学法人長岡技術科学大学
代理人
主分類
G01N
21/21 20060101AFI20250228BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ストークスパラメータS
1
、S
2
、S
3
のいずれか一つとストークスパラメータS
0
の2つのスペクトル画像を撮影することができ、被写体に特有な偏光スペクトル画像を取得することができる偏光スペクトル画像撮像装置の提供。
【解決手段】被測定光の直交した偏光成分を回折し分離する偏光回折格子と、直交した偏光成分毎に分離された被測定光のスペクトル画像を同時に撮像するスペクトルカメラと、前記スペクトル画像を情報処理する情報処理ユニットとを備えることを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
直交した偏光成分を空間分離する機能を持つ偏光回折格子と、
情報処理ユニットと、
スペクトルカメラを有し、
前記スペクトルカメラが被測定光の直交した偏光成分のそれぞれのスペクトル画像を同時に撮像する
ことを特徴とする偏光スペクトル画像撮像装置。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記偏光回折格子は、0次光の回折効率η
0
が、300nm以上1700nm以下の波長のうち、30%以下となる波長帯域が300nm以上である
ことを特徴とする請求項1に記載された偏光スペクトル画像撮像装置。
【請求項3】
前記偏光回折格子は、-1次光の回折効率η
-1
と+1次光の回折効率η
+1
の差の絶対値が、300nm以上1700nm以下の波長において、20%以下である
ことを特徴とする請求項1に記載された偏光スペクトル画像撮像装置。
【請求項4】
前記情報処理ユニットが、ストークスパラメータS
1
、S
2
、S
3
のうち少なくとも一つの偏光スペクトル画像を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載された偏光スペクトル画像撮像装置。
【請求項5】
前記情報処理ユニットが、前記偏光スペクトル画像とスペクトル画像の両方を算出する
ことを特徴とする請求項4に記載された偏光スペクトル画像撮像装置。
【請求項6】
前記情報処理ユニットが、前記偏光スペクトル画像の画像処理により被写体を構成する物質の識別を行う
ことを特徴とする請求項4に記載された偏光スペクトル画像撮像装置。
【請求項7】
偏光状態を撮像するための部品として複屈折性を有する光学素子を含む
ことを特徴とする請求項4に記載された偏光スペクトル画像撮像装置。
【請求項8】
分光光学系の分光軸と前記偏光回折格子の格子ベクトルが成す角度の絶対値が45度以上135度以下である
ことを特徴とする請求項1~7の何れか1項に記載された偏光スペクトル画像撮像装置。
【請求項9】
請求項1~8に記載の偏光スペクトル画像撮像装置と、
偏光照射部と、
前記被写体を備える画像撮像システムであって、
前記偏光照射部からの照射光のスペクトル帯域幅が200nm以上であり、前記照射光は完全偏光又は偏光度50%以上100%未満の部分偏光であり、楕円率が50%以上である
ことを特徴とする偏光スペクトル画像撮像システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被測定光の偏光分布の波長依存性を測定する偏光スペクトル画像撮像装置及び偏光スペクトル画像撮像システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
偏光撮像技術は被写体の物質の光学異方性や旋光性などに応じた偏光画像を取得することができることから幅広い分野で用いられている。近年、カラーフィルタを用いることによって複数帯域毎の偏光画像を一度に測定する提案がなされている。光の持つ自由度には偏光の他に波長があることから、当該提案は偏光撮像技術を波長の自由度に対して拡張した技術であると考えることができる。
【0003】
特許文献1には、偏光子アレイカメラと4色のカラーフィルタを組み合わせてカラー偏光画像を取得する偏光撮像装置が開示されている。当該偏光子アレイカメラは4画素に透過軸方位が異なる4つの偏光子を配列させ、4画素で直線偏光の強度情報を表すストークスパラメータS
1
、S
2
及び全強度を表すS
0
をそれぞれカラー画像としてイメージングすることができる。
【0004】
ここで、ストークスパラメータS
0
、S
1
、S
2
、S
3
は一般的に、S
0
は全光強度、S
1
は0度直線偏光成分と90度直線偏光成分の光強度の差を全光強度で除した値、S
2
は45度直線偏光成分と135度直線偏光成分の光強度の差を全光強度で除した値、S
3
は右回り円偏光成分と左回り円偏光成分の光強度の差を全光強度で除した値と定義される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6923897号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した偏光子アレイカメラと4色のカラーフィルタを組み合わせた偏光撮像装置では、カラーフィルタはブロードな透過スペクトルを有しているために波長分解能が低く、分光用途で使用することが困難であるという問題がある。
【0007】
分光用途で使用することが困難であるがゆえに、被写体を構成する物質が、複屈折をはじめとする偏光光学特性の波長依存性を持っていたとしても、当該偏光撮像装置では被写体Obを構成する物質を識別することが困難であった。
【0008】
また、偏光子アレイカメラと複数色のカラーフィルタを組み合わせているために、色毎に取得される偏光分布画像は偏光子アレイカメラが有する本来の解像度よりも低下している。そこで、超解像技術を用いて補間処理を行い、偏光子アレイカメラが有する本来の解像度に偏光画像を復元している。このため、補間により得られた復元画像の正確さの担保が困難である点が問題としてある。
【0009】
さらに、偏光子アレイカメラは原理上、円偏光の強度情報を表すストークスパラメータS
3
を復元することはできず、例えば、被写体の光学活性の空間分布の波長依存性を正確に測定することは困難である。
【0010】
本発明の目的は、上述の課題を解消し、偏光回折格子により直交した偏光成分が回折し分離された被測定光をスペクトラルカメラにより撮像することにより、被測定光の正確さを担保しながら被測定光のストークスパラメータS
1
、S
2
、S
3
のいずれか一つとストークスパラメータS
0
の2つのスペクトル画像から被写体Obに特有な偏光スペクトル画像を測定することで被写体Obを構成する物質を識別する偏光スペクトル画像撮像装置及び偏光スペクトル画像撮像システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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