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公開番号2025030869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136540
出願日2023-08-24
発明の名称媒体処理装置、及び、媒体処理方法
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250228BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】中間転写部の劣化を少なくする。
【解決手段】媒体に対して画像形成を行う媒体処理装置が、液体を中間転写部に塗布するヘッド部と、前記液体で形成された中間画像を前記中間転写部から前記媒体に転写する転写部と、前記中間転写部をクリーニングするクリーニング部と、前記転写部による転写を、ガラス転移温度より高く、かつ、融点以下の温度下で行うように制御する第1温度制御部と、前記クリーニング部によるクリーニングを、前記融点より高い温度下で行うように制御する第2温度制御部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
媒体に対して画像形成を行う媒体処理装置であって、
液体を中間転写部に塗布するヘッド部と、
前記液体で形成された中間画像を前記中間転写部から前記媒体に転写する転写部と、
前記中間転写部をクリーニングするクリーニング部と、
前記転写部による転写を、ガラス転移温度より高く、かつ、融点以下の温度下で行うように制御する第1温度制御部と、
前記クリーニング部によるクリーニングを、前記融点より高い温度下で行うように制御する第2温度制御部と
を備える媒体処理装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記クリーニング部によるクリーニングの後、前記中間転写部を冷却して、前記融点以下の温度下で前記ヘッド部が前記液体を前記中間転写部に塗布するように制御する第3温度制御部を更に備える
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記液体は、
インクであって、
前記ヘッド部から塗布されると、前記中間転写部に粘着力で付着し、
前記媒体は、
用紙であり、
前記中間転写部は、
中間転写ベルトであり、
前記ガラス転移温度は、
-20℃乃至80℃であり、
前記融点は、
前記ガラス転移温度より50℃乃至140℃高い温度である
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記転写部より移動方向において上流、かつ、前記ヘッド部より下流で、前記液体を乾燥させる乾燥部を更に備える
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
媒体に対して画像形成を行う媒体処理装置が実行する媒体処理方法であって、
液体を中間転写部に塗布する処理手順と、
前記液体で形成された中間画像を前記中間転写部から前記媒体に転写する転写手順と、
前記中間転写部をクリーニングするクリーニング手順と、
前記転写手順による転写を、ガラス転移温度より高く、かつ、融点以下の温度下で行うように制御する第1温度制御手順と、
前記クリーニング手順によるクリーニングを、前記融点より高い温度下で行うように制御する第2温度制御手順と
を含む媒体処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体処理装置、及び、媒体処理方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
用紙等の媒体に対して、直接ではなく、中間転写ベルト等の中間転写部を用いて転写させて画像形成等の処理を行う技術が知られている。具体的には、インクを中間転写部の画像形成面に塗布して中間画像を形成する処理が実行された後、中間画像を媒体に転写する。
【0003】
その後、インクが塗布された中間転写部の画像形成面は、後続の画像形成を行う前に洗浄(クリーニング)する必要がある。そこで、画像形成面に付着している先行の画像を除去する処理において、水性洗浄液を塗布する技術が知られている(例えば、特許文献1等である)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術は、クリーニングに洗浄液を用いる。そして、洗浄液を用いると、洗浄液によって中間転写部が劣化する場合がある。すなわち、従来の技術は、例えば、クリーニングにおいて、洗浄液を使う、又は、中間転写部を強く擦る等によって中間転写部が劣化しやすい課題がある。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みて、中間転写部の劣化を少なくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、媒体処理装置は、
媒体に対して画像形成を行う媒体処理装置であって、
液体を中間転写部に塗布するヘッド部と、
前記液体で形成された中間画像を前記中間転写部から前記媒体に転写する転写部と、
前記中間転写部をクリーニングするクリーニング部と、
前記転写部による転写を、ガラス転移温度より高く、かつ、融点以下の温度下で行うように制御する第1温度制御部と、
前記クリーニング部によるクリーニングを、前記融点より高い温度下で行うように制御する第2温度制御部と
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、中間転写部の劣化を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
媒体処理装置の構成例を示す図である。
温度制御を行う構成例を示す図である。
温度と液体状態の関係例を示す図である。
ハードウェア構成例を示す図である。
全体処理例を示す図である。
機能構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付する図面を参照し、具体例を説明する。なお、実施形態は、以下に説明する具体例に限られない。
【0010】
[全体構成例]
図1は、媒体処理装置の構成例を示す図である。以下、媒体が「用紙P」であり、媒体処理装置が用紙Pに対して画像形成を行う画像形成装置100である例で説明する。また、以下の画像形成装置100では、中間転写部は、中間転写ベルト1である。
(【0011】以降は省略されています)

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