TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025021612
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023125432
出願日
2023-08-01
発明の名称
加湿ユニット
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
F24F
6/06 20060101AFI20250206BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】高分子材料への水分の収着量は、通過する空気の相対湿度に依存するため、外気の相対湿度が低い場合に、加湿用のロータの水分収着量が不十分となる。
【解決手段】加湿ユニット30は、加湿ロータ31と、本体36と、を備える。加湿ロータ31は、高分子材料を用いて、水分の収着および脱着を行う。高分子材料は、温度応答性を有する。本体36内には、水分収着流路F1と、水分脱着流路F2と、が形成される。水分収着流路F1は、加湿ロータ31の水分収着領域311を通過する。水分脱着流路F2は、加湿ロータ31の水分脱着領域312を通過する。水分収着領域311は、第1領域R1と、第2領域R2と、を含む。第1領域R1では、高分子材料が疎水性から親水性に変化する。第2領域R2は、第1領域R1よりも加湿ロータ31の回転方向の下流側に位置する。第2領域R2では、高分子材料が親水性となる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
温度応答性を有する高分子材料を用いて、水分の収着および脱着を行う加湿用のロータ(31)と、
前記ロータの水分収着領域(311)を通過する水分収着流路(F1)と、前記ロータの水分脱着領域(312)を通過する水分脱着流路(F2)と、が形成される本体(36)と、
を備え、
前記水分収着領域は、
前記高分子材料が疎水性から親水性に変化する第1領域(R1)と、
前記第1領域よりも前記ロータの回転方向の下流側に位置し、前記高分子材料が親水性となる第2領域(R2)と、
を有する、
加湿ユニット(30)。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記水分収着流路は、
外気を吸い込むために前記本体の第1面に形成された第1吸込口(36a)と、前記第1領域と、を結ぶ第1流路(F11)と、
外気を吸い込むために前記本体の第2面に形成された第2吸込口(36b)と、前記第2領域と、を結ぶ第2流路(F12)と、
を有する、
請求項1に記載の加湿ユニット(30)。
【請求項3】
前記第2吸込口の面積は、前記第1吸込口の面積以上である、
請求項2に記載の加湿ユニット(30)。
【請求項4】
前記第2領域の流路面積(S2)は、前記第1領域の流路面積(S1)より大きい、
請求項1から3のいずれか1つに記載の加湿ユニット(30)。
【請求項5】
前記水分収着流路と、前記水分脱着流路と、を仕切る仕切り部材(36e)、
をさらに備える、
請求項1から3のいずれか1つに記載の加湿ユニット(30)。
【請求項6】
前記ロータに水分を収着させるファン(35)、
をさらに備え、
前記ファンは、前記水分収着流路に設けられる、
請求項1から3のいずれか1つに記載の加湿ユニット(30)。
【請求項7】
前記ファンは、前記ロータよりも前記水分収着流路の下流側に位置する、
請求項6に記載の加湿ユニット(30)。
【請求項8】
前記水分収着領域は、前記高分子材料が疎水性となる第3領域(R3)、をさらに有する、
請求項1から3のいずれか1つに記載の加湿ユニット(30)。
【請求項9】
前記高分子材料は、第1温度より高い場合に疎水性、前記第1温度より低い場合に親水性となり、
前記第1温度は、60℃から100℃の間のいずれかの温度である、
請求項1から3のいずれか1つに記載の加湿ユニット(30)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
加湿ユニットに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2022-060872号公報)に示されているように、加湿用のロータに、高分子材料を用いる技術がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
高分子材料への水分の収着量は、通過する空気の相対湿度に依存する。そのため、特許文献1では、外気の相対湿度が低い場合に、高分子材料に収着する水分量が減少し、加湿用のロータの水分収着量が不十分となる、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1観点の加湿ユニットは、加湿用のロータと、本体と、を備える。加湿用のロータは、高分子材料を用いて、水分の収着および脱着を行う。高分子材料は、温度応答性を有する。本体内には、水分収着流路と、水分脱着流路と、が形成される。水分収着流路は、ロータの水分収着領域を通過する。水分脱着流路は、ロータの水分脱着領域を通過する。水分収着領域は、第1領域と、第2領域と、を含む。第1領域では、高分子材料が疎水性から親水性に変化する。第2領域は、第1領域よりもロータの回転方向の下流側に位置する。第2領域では、高分子材料が親水性となる。
【0005】
第1観点の加湿ユニットは、外気の相対湿度だけでなく、高分子材料の温度応答性も利用して、加湿用のロータに水分を収着させることにより、加湿用のロータにより多くの水分を収着させることができる。
【0006】
第2観点の加湿ユニットは、第1観点の加湿ユニットであって、水分収着流路は、第1流路と、第2流路と、を有する。第1流路は、外気を吸い込むために本体の第1面に形成された第1吸込口と、第1領域と、を結ぶ。第2流路は、外気を吸い込むために本体の第2面に形成された第2吸込口と、第2領域と、を結ぶ。
【0007】
第2観点の加湿ユニットは、第1領域および第2領域のそれぞれに、外気を通過させることにより、加湿用のロータにより多くの水分を収着させることができる。
【0008】
第3観点の加湿ユニットは、第2観点の加湿ユニットであって、第2吸込口の面積は、第1吸込口の面積以上である。
【0009】
第3観点の加湿ユニットは、高分子材料が親水性となる第2領域と結ばれる第2吸込口の面積を、第1領域と結ばれる第1吸込口の面積以上にすることにより、加湿用のロータにより多くの水分を収着させることができる。
【0010】
第4観点の加湿ユニットは、第1観点から第3観点のいずれかの加湿ユニットであって、第2領域の流路面積は、第1領域の流路面積より大きい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ダイキン工業株式会社
加湿装置
7日前
ダイキン工業株式会社
梱包部材
4日前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
8日前
ダイキン工業株式会社
加湿ユニット
7日前
ダイキン工業株式会社
加湿ユニット
7日前
ダイキン工業株式会社
空気調和装置
7日前
ダイキン工業株式会社
加湿ユニット
7日前
ダイキン工業株式会社
冷凍サイクル装置
7日前
ダイキン工業株式会社
置換空調システム
今日
ダイキン工業株式会社
コンテナ用冷凍装置
8日前
ダイキン工業株式会社
庫内冷凍装置および冷蔵貯蔵庫
7日前
ダイキン工業株式会社
ファン、空調室外機及び空気調和装置
今日
ダイキン工業株式会社
ヘキサフルオロプロペン三量体を含む組成物
8日前
ダイキン工業株式会社
熱伝達流体用組成物、熱伝達用装置及び熱伝達方法
8日前
ダイキン工業株式会社
撥剤
2日前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
7日前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
今日
トヨタ自動車株式会社
フッ素系潤滑剤、電極および二次電池
4日前
ダイキン工業株式会社
熱伝達流体用組成物、熱伝達機構を備えるデバイス及び熱伝達方法
今日
ダイキン工業株式会社
紫外線照射ユニット
9日前
ダイキン工業株式会社
変性ポリテトラフルオロエチレン、及び、延伸体
15日前
ダイキン工業株式会社
冷媒を含む組成物、その使用、並びにそれを有する冷凍機及びその冷凍機の運転方法
9日前
ダイキン工業株式会社
ポリテトラフルオロエチレンマイクロパウダーの製造方法、及び、ポリテトラフルオロエチレンパウダー
7日前
ダイキン工業株式会社
含フッ素ポリマーを含有する組成物、含フッ素ポリマーの製造方法、及び含フッ素ポリマーを含有する紫外光発光素子用レンズ
7日前
国立研究開発法人理化学研究所
対象の精神状態を評価するために自律神経指標の値を取得する方法、ならびに、対象の精神状態を評価するための方法、システムおよびプログラム
今日
ダイキン工業株式会社
含フッ素ポリマー及び非プロトン性溶媒を含有する組成物、含フッ素ポリマー、含フッ素ポリマー溶解液の製造方法、フッ素モノマー及び非プロトン性溶媒の混合物の製造方法、並びに含フッ素ポリマーの製造方法
2日前
個人
保温器
2か月前
個人
即湯器
1か月前
株式会社コロナ
加湿器
1か月前
株式会社コロナ
加湿装置
1か月前
株式会社コロナ
給湯装置
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
14日前
株式会社コロナ
暖房装置
2か月前
株式会社コロナ
空調装置
28日前
株式会社コロナ
加湿装置
7日前
株式会社コロナ
空調装置
1日前
続きを見る
他の特許を見る