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公開番号2025020357
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-12
出願番号2024196528,2023046494
出願日2024-11-11,2017-02-21
発明の名称機能性材料が付着された材料及びその製造方法、浄水器及びその製造方法、浄水器カートリッジ及びその製造方法、空気清浄機及びその製造方法、フィルター部材及びその製造方法、支持部材及びその製造方法、発泡ポリウレタンフォーム及びその製造方法、ボトル及びその製造方法、容器及びその製造方法、キャップ又は蓋から成る部材及びその製造方法、固形化された多孔質炭素材料又は該多孔質炭素材料の粉砕品と結着剤とから成る材料及びその製造方法、並びに、多孔質炭素材料及びその製造方法
出願人ソニーグループ株式会社
代理人個人
主分類C01B 32/00 20170101AFI20250204BHJP(無機化学)
要約【課題】
原料や多孔質炭素材料の輸送やハンドリング、炭素化の処理、酸又はアルカリでの処理に問題が生じ難い多孔質炭素材料又は該多孔質炭素材料の粉砕品を提供する。
【解決手段】
本開示の多孔質炭素材料は、
固形化された多孔質炭素材料であって、
多孔質炭素材料は、植物由来の材料を原料としており、
固形化された多孔質炭素材料の破壊硬度が20N以上であり、
固形化された多孔質炭素材料の強熱残分の値は、0.1質量%以上、20質量%以下であり、
水銀圧入法に基づく細孔サイズ0.05μm乃至5μmの範囲における累積細孔容積の値は、固形化された多孔質炭素材料1グラム当たり0.4cm 3 乃至1.2cm 3 である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
固形化された多孔質炭素材料であって、
多孔質炭素材料は、植物由来の材料を原料としており、
固形化された多孔質炭素材料の破壊硬度が20N以上であり、
固形化された多孔質炭素材料の強熱残分の値は、0.1質量%以上、20質量%以下であり、
水銀圧入法に基づく細孔サイズ0.05μm乃至5μmの範囲における累積細孔容積の値は、固形化された多孔質炭素材料1グラム当たり0.4cm

乃至1.2cm

である、材料。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
BJH法に基づく細孔容積の値は、固形化された多孔質炭素材料1cm

当たり0.1cm

以上である、請求項1に記載の材料。
【請求項3】
固形化された多孔質炭素材料の強熱残分嵩密度は、1×10
-4
グラム/cm

乃至1×10
-1
グラム/cm

である、請求項1又は2に記載の材料。
【請求項4】
固形化された多孔質炭素材料を備えた支持部材であって、
多孔質炭素材料は、植物由来の材料を原料としており、
固形化された多孔質炭素材料の破壊硬度が20N以上であり、
固形化された多孔質炭素材料の強熱残分の値は、0.1質量%以上、20質量%以下であり、
水銀圧入法に基づく細孔サイズ0.05μm乃至5μmの範囲における累積細孔容積の値は、固形化された多孔質炭素材料1グラム当たり0.4cm

乃至1.2cm

である、支持部材。
【請求項5】
支持部材は多孔質炭素材料を挟んでいる請求項4に記載の支持部材。
【請求項6】
支持部材には多孔質炭素材料が練り込まれている請求項4に記載の支持部材。
【請求項7】
支持部材は織布又は不織布から成る請求項4乃至6のいずれか1項に記載の支持部材。
【請求項8】
支持部材を構成する材料は、セルロース、ポリプロピレン又はポリエステルである請求項4乃至7のいずれか1項に記載の支持部材。
【請求項9】
BJH法に基づく細孔容積の値は、固形化された多孔質炭素材料1cm

当たり0.1cm

以上である、請求項4乃至8のいずれか1項に記載の支持部材。
【請求項10】
固形化された多孔質炭素材料の強熱残分嵩密度は、1×10
-4
グラム/cm

乃至1×10
-1
グラム/cm

である、請求項4乃至9のいずれか1項に記載の支持部材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、機能性材料が付着された材料及びその製造方法、浄水器及びその製造方法、浄水器カートリッジ及びその製造方法、空気清浄機及びその製造方法、フィルター部材及びその製造方法、支持部材及びその製造方法、発泡ポリウレタンフォーム及びその製造方法、ボトル及びその製造方法、容器及びその製造方法、キャップ又は蓋から成る部材及びその製造方法、固形化された多孔質炭素材料又は該多孔質炭素材料の粉砕品と結着剤とから成る材料及びその製造方法、並びに、多孔質炭素材料及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
植物由来の材料を原料とした多孔質炭素材料及びその製造方法が、例えば、特許第4618308号公報から周知である。この特許公報に開示された方法は、窒素BET法による比表面積の値が10m
2
/グラム以上、BJH法及びMP法による細孔の容積が0.1cm
3
/グラム以上である多孔質炭素材料の製造方法であり、植物由来の材料を800℃乃至1400℃にて炭素化した後、酸又はアルカリで処理し、以て、炭素化後の植物由来の材料中のケイ素成分を除去する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4618308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許公報に開示された多孔質炭素材料の製造方法は優れた製造方法であるが、植物由来の材料(原料)として、例えば、一種、粉状の籾殻を使用するので、原料や多孔質炭素材料の輸送やハンドリングが煩雑となる場合があるし、原料の嵩密度の値が低く、炭素化の処理、酸又はアルカリでの処理を効果的に行えない場合がある。また、製造装置の関係上、製造時の1回の処理量が限定される場合がある。
【0005】
従って、本開示の目的は、原料や多孔質炭素材料の輸送やハンドリング、炭素化の処理、酸又はアルカリでの処理をより容易にする多孔質炭素材料及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本開示の固形化された多孔質炭素材料は、植物由来の材料を原料としており、固形化された多孔質炭素材料の嵩密度は、0.2グラム/cm

乃至0.4グラム/cm

、好ましくは、0.3グラム/cm
3
乃至0.4グラム/cm
3
であり、破壊硬度は20N以上である。
【0007】
上記の目的を達成するための本開示の固形化された多孔質炭素材料の製造方法は、植物由来の材料を固形化し、次いで、固形化した状態で、400℃乃至1400℃にて炭素化し、次いで、酸又はアルカリで処理する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の多孔質炭素材料は固形化されているので、多孔質炭素材料の輸送やハンドリングをより容易に行うことができる。また、本開示の固形化された多孔質炭素材料の製造方法にあっては、植物由来の材料を固形化し、次いで、固形化した状態で、400℃乃至1400℃にて炭素化し、次いで、酸又はアルカリで処理するので、原料や多孔質炭素材料の輸送やハンドリング、炭素化の処理、酸又はアルカリでの処理をより容易に行うことができる。尚、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また、付加的な効果があってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1A及び図1Bは、実施例1の固形化された多孔質炭素材料の水銀圧入法の測定結果を示すグラフである。
図2A及び図2Bは、比較例1の各種材料の水銀圧入法の測定結果を示すグラフである。
図3A及び図3Bは、実施例1の固形化された多孔質炭素材料及び比較例1の各種材料の水銀圧入法によって得られた0.05μm乃至5μmの範囲における累積細孔容積の値を示すグラフである。
図4は、実施例2の浄水器の模式的な断面図である。
図5A及び図5Bは、実施例2におけるボトルの模式的な一部断面図及び模式的な断面図である。
図6A及び図6Bは、実施例2におけるボトルの変形例の模式的な一部断面図及び一部を切り欠いた模式面である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、実施例に基づき本開示を説明するが、本開示は実施例に限定されるものではなく、実施例における種々の数値や材料は例示である。尚、説明は、以下の順序で行う。
1.本開示の固形化された多孔質炭素材料及びその製造方法、全般に関する説明
2.実施例1(本開示の固形化された多孔質炭素材料及びその製造方法)
3.実施例2(浄水器及びその変形例)
4.その他
(【0011】以降は省略されています)

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