TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025015185
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023118418
出願日
2023-07-20
発明の名称
アンモニア分解装置
出願人
中外炉工業株式会社
代理人
個人
主分類
C01B
3/04 20060101AFI20250123BHJP(無機化学)
要約
【課題】 アンモニアを水素と窒素とに分解させる触媒を収容させた分解容器内において、アンモニアを効率よく水素と窒素とに分解できるようにする。
【解決手段】 アンモニアNH
3
を分解容器10内で水素H
2
と窒素N
2
とに分解させるアンモニア分解装置において、分解容器内を流れるアンモニアの流れ方向に所要間隔を介して、アンモニアを水素と窒素とに分解させる触媒21を用いた触媒層20を、分解容器内に複数段設けると共に、分解容器内を加熱させる加熱装置を設けた。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アンモニアを分解容器内で水素と窒素とに分解させるアンモニア分解装置において、前記の分解容器内を流れるアンモニアの流れ方向に所要間隔を介して、アンモニアを水素と窒素とに分解させる触媒を用いた触媒層を前記の分解容器内に複数段設けると共に、前記の分解容器内を加熱させる加熱装置を設けたことを特徴とするアンモニア分解装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のアンモニア分解装置において、前記の加熱装置を前記の分解容器の外周側に設けると共に、前記の加熱装置の外周側に断熱体を設けたことを特徴とするアンモニア分解装置。
【請求項3】
請求項1に記載のアンモニア分解装置において、前記の分解容器内にアンモニアの流れ方向に所要間隔を介して触媒層を複数段設けるにあたり、前記の触媒層を分解容器内に上下方向に所要間隔を設けたことを特徴とするアンモニア分解装置。
【請求項4】
請求項1~請求項3の何れか1項に記載のアンモニア分解装置において、前記の分解容器内に触媒層をアンモニアの流れ方向に所要間隔を介して複数段設けるにあたり、前記の触媒層を保持する保持手段を分解容器内に設け、前記の触媒層間に空間部を設けるようにしたことを特徴とするアンモニア分解装置。
【請求項5】
請求項1~請求項3の何れか1項に記載のアンモニア分解装置において、前記の分解容器内に触媒層をアンモニアの流れ方向に所要間隔を介して複数段設けるにあたり、前記の触媒層間に通気性を有する蓄熱体を設けたことを特徴とするアンモニア分解装置。
【請求項6】
請求項5に記載のアンモニア分解装置において、前記の触媒層に対して、通気性を有する蓄熱体をアンモニアの流れ方向両側に設けたことを特徴とするアンモニア分解装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンモニアを分解容器内で水素と窒素とに分解させるアンモニア分解装置に関するものである。特に、アンモニアを燃料として使用するにあたり、アンモニアを水素と窒素とに分解させる触媒を収容させた分解容器内において、アンモニアを効率よく水素と窒素とに分解できるようにした点に特徴を有するアンモニア分解装置である。
続きを表示(約 970 文字)
【背景技術】
【0002】
燃料を燃焼用空気と混合させて燃焼させる燃焼装置においては、一般に、燃料として炭化水素系燃料を用いたものが使用されている。
【0003】
しかし、このように燃焼装置において炭化水素系燃料を燃焼用空気と混合させて燃焼させた場合、二酸化炭素などの温室効果ガスが多く発生するという問題があった。
【0004】
このため、従来から、燃焼装置における燃料として、アンモニアを用いることが行われている。
【0005】
しかし、アンモニアは炭化水素系燃料に比べて燃焼性が悪く、完全燃焼させることが困難であり、また低温での燃焼時に失火しやすい一方、強く燃焼させるようにすると、火炎温度が高くなって、NOxが発生する量が増加するという問題あった。
【0006】
このため、従来においては、特許文献1に示されるように、アンモニアを水素と窒素とに分解させる触媒が充填された反応器内にアンモニアを導いて、アンモニアを水素と窒素とに分解させる前に、アンモニアに昇温された希釈ガスを混合させて希釈させるようにしたものが示されている。
【0007】
しかし、このようにアンモニアに昇温された希釈ガスを混合させて反応器に導いても、アンモニアを水素と窒素とに十分に分解させることは困難であった。
【0008】
また、特許文献2においては、アンモニアを水素と窒素とに分解させる触媒を収容させた触媒収容部の外周に加熱装置を設け、アンモニアを水素と窒素とに分解させるにあたり、加熱装置により触媒収容部に収容された触媒を加熱させるようにしたものが示されている。
【0009】
しかし、触媒収容部の外周に設けた加熱装置によって触媒収容部に収容された触媒を加熱させる場合、触媒収容部の径が大きくなると、触媒収容部の中央部における触媒が十分に加熱されなくて活性化されず、触媒収容部を通過するアンモニアを、水素と窒素とに十分に分解させることは困難であった。
【0010】
また、特許文献3、4においては、触媒を収容させた触媒収容体を周囲から加熱させるようにしたものが示されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
中外炉工業株式会社
アンモニア分解装置
1か月前
JFEスチール株式会社
リンの製造方法
1か月前
信越化学工業株式会社
固相反応によるフッ化物の合成法
3日前
富士通商株式会社
積層コンデンサ用電極とその製造方法
14日前
三菱鉛筆株式会社
電極形成用スラリー
10日前
三菱重工業株式会社
炭化水素の直接分解方法
18日前
三友工学株式会社
リチウム回収方法又は中和残渣からの金属回収方法。
17日前
東レ株式会社
グラフェン粉末、グラフェン分散液、組成物および形成物
3日前
株式会社IHI
炭素生成システム及び炭素生成方法
3日前
株式会社IHI
炭素生成システム及び炭素生成方法
3日前
京都府公立大学法人
水素の生産方法、及び水素生産システム
1か月前
三菱重工業株式会社
熱分解制御装置、および熱分解制御システム
25日前
日本電気株式会社
ナノカーボン生成装置及びナノカーボン製造方法
14日前
株式会社長岡生コンクリート
炭酸カルシウム粉体の製造方法
25日前
株式会社櫻製作所
ドライアイスブロックの製造装置
24日前
日本ゼオン株式会社
カーボンナノチューブ分散液の製造方法
10日前
株式会社半導体エネルギー研究所
負極
25日前
花王株式会社
表面に有機基を有する中空シリカ粒子の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
リチウム金属複合酸化物の製造方法及び圧粉体
17日前
住友金属鉱山株式会社
無機酸化物粒子合成装置、及び無機酸化物粒子の合成方法
4日前
住友金属鉱山株式会社
無機酸化物粒子合成装置、及び無機酸化物粒子の合成方法
4日前
株式会社中央エンジニアリング
水素製造装置、水素の製造方法及び発電装置
今日
国立大学法人東海国立大学機構
アンモニア分解装置及び水素製造方法
18日前
株式会社トクヤマ
窒化ケイ素粉末、及び窒化ケイ素焼結体の製造方法
25日前
日本化学工業株式会社
NASICON構造を有するナトリウム化合物
25日前
丸尾カルシウム株式会社
表面処理炭酸カルシウム填料、ならびにそれを用いた樹脂組成物および成形品
10日前
東ソー株式会社
ZSM-48ファミリーに属するゼオライトおよびその製造方法
17日前
エレメント・ワン・コーポレーション
水素精製装置
17日前
株式会社宇宙環境保全センター
炭酸カルシウム配合ケイ酸塩被覆金属イオン化合複合組成物の製造方法
18日前
株式会社アビット・テクノロジーズ
一酸化炭素製造装置、及び一酸化炭素の製造方法
25日前
積水化学工業株式会社
酸素キャリア、酸素キャリアの製造方法、ガスの製造方法及びガス製造装置
17日前
DOWAサーモテック株式会社
カーボンナノチューブ生成装置
18日前
株式会社MARUWA
窒化アルミニウム粉末及び高分子成形体
5日前
セトラスホールディングス株式会社
錠剤用酸化マグネシウム粉末及びその製造方法
18日前
トヨタ自動車株式会社
酸素吸放出材及び排ガス浄化用触媒
4日前
株式会社アイシン
二酸化炭素の固定化方法及びアミノ酸水溶液
18日前
続きを見る
他の特許を見る