TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025028620
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-03
出願番号
2023133543
出願日
2023-08-18
発明の名称
水素製造装置、水素の製造方法及び発電装置
出願人
株式会社中央エンジニアリング
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
C01B
3/04 20060101AFI20250221BHJP(無機化学)
要約
【課題】水素を持続的に製造できる水素製造装置、水素の製造方法、及び発電装置を提供すること。
【解決手段】水素製造装置は、内部で複数種類の材料が反応し、水素が発生するように構成された反応槽と、前記複数種類の材料を、前記反応槽の内部に繰り返し供給するように構成された材料供給部と、を備える。前記材料供給部は、前回供給した前記複数種類の材料の反応が終了する前に、前回供給した前記複数種類の材料と混ざり合わないように、前記複数種類の材料を供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内部で複数種類の材料が反応し、水素が発生するように構成された反応槽と、
前記複数種類の材料を、前記反応槽の内部に繰り返し供給するように構成された材料供給部と、を備え、
前記材料供給部は、前回供給した前記複数種類の材料の反応が終了する前に、前回供給した前記複数種類の材料と混ざり合わないように、前記複数種類の材料を供給するように構成された、
水素製造装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の水素製造装置であって、
前記反応槽は、開口部を有する複数の反応容器を内部に備え、
前記材料供給部は、前記複数の反応容器のうちの1つの反応容器に供給した前記複数種類の材料の反応が終了する前に、前記1つの反応容器とは別の反応容器に、前記複数種類の材料を供給するように構成された、
水素製造装置。
【請求項3】
請求項2に記載の水素製造装置であって、
前記複数の反応容器に含まれる各反応容器は、一つずつ順番に、前記材料供給部から前記複数種類の材料の供給を受けられる位置まで、前記材料供給部に対して相対的に移動するように構成された、
水素製造装置。
【請求項4】
請求項3に記載の水素製造装置であって、
前記複数の反応容器に含まれる各反応容器は、前記材料供給部から前記複数種類の材料の供給を受けられる位置で停止するように構成された、
水素製造装置。
【請求項5】
請求項2に記載の水素製造装置であって、
前記複数種類の材料は、固体材料と液体材料とを含み、
前記材料供給部は、
前記固体材料を貯留するように構成された固体材料貯留部と、
前記液体材料を貯留するように構成された液体材料貯留部と、
前記固体材料貯留部から供給された前記固体材料を前記複数の反応容器に導くように構成された固体材料供給路と、
前記液体材料貯留部から供給された前記液体材料を前記複数の反応容器に導くように構成された液体材料供給路と、を備え、
前記液体材料供給路は、前記固体材料供給路の途中に接続されている、
水素製造装置。
【請求項6】
請求項2に記載の水素製造装置であって、
前記材料供給部は、
前記複数種類の材料を貯留するように構成された材料貯留部と、
前記材料貯留部から供給される前記複数種類の材料を前記複数の反応容器に導くように構成された材料供給路と、
前記材料供給路を開閉するように構成された材料供給路開閉部と、をさらに備える、
水素製造装置。
【請求項7】
請求項2に記載の水素製造装置であって、
前記複数の反応容器に含まれる各反応容器における前記複数種類の材料の反応後の残留物を、前記各反応容器から前記反応槽の内部に排出するように構成された反応容器排出部をさらに備える、
水素製造装置。
【請求項8】
請求項7に記載の水素製造装置であって、
前記各反応容器は、前記材料供給部から前記複数種類の材料が供給された後、前記反応容器排出部により前記残留物が排出される前までの間に、所定の時間停止するように構成された、
水素製造装置。
【請求項9】
請求項7に記載の水素製造装置であって、
反応槽排出部を介して前記反応槽に接続され、前記反応槽から排出された前記残留物を貯留するように構成された残留物貯留部と、
前記反応槽から前記残留物貯留部への前記残留物の排出を制御するように構成された反応槽排出制御部と、
前記残留物貯留部に貯留された前記残留物の前記残留物貯留部の外部への排出を制御するように構成された貯留部排出制御部と、をさらに備える、
水素製造装置。
【請求項10】
請求項9に記載の水素製造装置であって、
前記反応槽から前記残留物貯留部へ前記残留物を排出する際に、前記貯留部排出制御部は、前記残留物貯留部から前記残留物が排出されないように制御し、
前記残留物貯留部に貯留された前記残留物を前記残留物貯留部の外部へ排出する際に、前記反応槽排出制御部は、前記反応槽から前記残留物が排出されないように制御する、
水素製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、水素製造装置、水素の製造方法及び発電装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に水素製造装置が開示されている。水素製造装置は、給水トレーと、着脱可能な燃料カートリッジを備える。水素製造装置は、給水トレーから燃料カートリッジに水を供給する。燃料カートリッジ内の水素発生物質と水とが反応し、水素が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-35928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところがこのような水素製造装置では、燃料カートリッジ内の水素発生物質と水との水素発生反応が終了するにつれ、水素製造量も低下していく。燃料カートリッジを、未だ水と反応させていない水素発生物質を収容した別の燃料カートリッジに交換することで、再び水素を製造することができる。しかし、燃料カートリッジの交換時には、水素の製造が停止してしまい、持続的に水素を発生させることができないという課題がある。
【0005】
本開示の1つの局面では、水素を持続的に製造できる水素製造装置と、水素を持続的に製造できる水素の製造方法と、水素を持続的に製造できる水素製造装置を備える発電装置とを提供することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの局面は、内部で複数種類の材料が反応し、水素が発生するように構成された反応槽と、前記複数種類の材料を、前記反応槽の内部に繰り返し供給するように構成された材料供給部と、を備え、前記材料供給部は、前回供給した前記複数種類の材料の反応が終了する前に、前回供給した前記複数種類の材料と混ざり合わないように、前記複数種類の材料を供給するように構成された、水素製造装置である。
【0007】
本開示の1つの局面である水素製造装置は、水素を持続的に製造できる。
本開示の別の局面は、前記複数種類の材料を、反応槽の内部に繰り返し供給することで、前記反応槽の内部で水素を発生させる水素の製造方法である。この水素の製造方法では、前回供給した前記複数種類の材料の反応が終了する前に、前回供給した前記複数種類の材料と混ざり合わないように、前記複数種類の材料を供給する。
【0008】
本開示の別の局面である水素の製造方法によれば、水素を持続的に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る発電装置の概略構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る発電装置を正面から見た外観を示す概略図である。
第1実施形態に係る固体材料送出部、固体材料供給路及び材料供給路開閉部を示す概略図である。
第1実施形態に係る発電装置を左側面から見た外観を示す概略図である。
図5Aは、固体材料供給路の出口を開放している状態の材料供給路開閉部を表す概略図である。図5Bは、固体材料供給路の出口を塞いでいる状態の材料供給路開閉部を表す概略図である。
第1実施形態に係る水素反応部について、反応槽の前壁を省略して示す概略図である。
第1実施形態の反応容器回転部及び反応容器排出部を示す概略側断面図である。
図8A~図8Eは、それぞれ、反応容器排出部により第1反応容器から残留物Rを排出するときの第1反応容器の位置及び姿勢を示す概略図である。
第1実施形態に係る水素製造装置において、反応容器群が回転基準位置にある状態を示す図である。
第1実施形態に係る水素製造装置において、第1反応容器が供給位置にある状態を示す図である。
第1実施形態に係る水素製造装置において、第1反応容器が反応位置にあると共に第2反応容器が排出位置にある状態を示す図である。
第1実施形態に係る水素製造装置において、第2反応容器が供給位置にある状態を示す図である。
第1実施形態に係る水素製造装置において、第2反応容器が反応位置にあると共に第3反応容器が排出位置にある状態を示す図である。
第1実施形態に係る水素製造装置において、第3反応容器が供給位置にある状態を示す図である。
第1実施形態に係る水素製造装置において、第3反応容器が反応位置にあると共に第4反応容器が排出位置にある状態を示す図である。
第1実施形態に係る水素製造装置において、第4反応容器が供給位置にある状態を示す図である。
第1実施形態に係る水素製造装置において、第4反応容器が反応位置にあると共に第1反応容器が排出位置にある状態を示す図である。
各反応容器における水素製造量が時間の経過とともに変化する態様を表すグラフである。
第1実施形態に係る発電装置を右側面から見た外観を示す概略図である。
図20A~図20Fは、それぞれ、反応槽から残留物を回収する処理を行うときの残留物排出部の状態を示す図である。
第1実施形態に係る発電装置を背面から見た外観を示す概略図である。
第1実施形態の発電装置の制御ブロック図である。
第1実施形態の制御部において実行される水素製造処理の概略の流れを示すフローチャートである。
第2実施形態に係る発電装置の概略構成を示すブロック図である。
第2実施形態に係る水素反応部を説明するための図である。
第2実施形態に係る柱部の側面図である。
第2実施形態に係る柱部と仕切壁との位置を示す図である。
第2実施形態に係る柱部と仕切壁との位置を示す図である。
図29A~図29Hは、それぞれ、第2実施形態に係る柱部の動きを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(発電装置10の構成)
図1に基づいて発電装置10の構成について説明する。図1は、発電装置10の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、発電装置10は、水素製造装置12と、燃料電池14と、初期電源部16と、架台18と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社北川鉄工所
炭酸化装置
23日前
東西電工株式会社
オゾン発生装置
1か月前
公立大学法人大阪
硫化物
8日前
個人
発酵槽装置
今日
三菱重工業株式会社
水素製造装置
22日前
光宇應用材料股ふん有限公司
低炭素水素の製造方法
13日前
日本化学工業株式会社
リン酸バナジウムリチウムの製造方法
20日前
株式会社フクハラ
酸化カルシウム生成装置及び生成方法
10日前
太陽化学株式会社
多孔質シリカ、及びその製造方法
今日
株式会社INPEX
水素発生方法
1か月前
学校法人五島育英会
機械用部材および機械用部材の製造方法
21日前
トヨタ自動車株式会社
光触媒を用いた水素ガス製造装置
8日前
浅田化学工業株式会社
アルミナゲルおよびその製造方法
9日前
トヨタ自動車株式会社
光触媒を用いた水素ガス製造装置
7日前
DOWAテクノロジー株式会社
水酸化リチウムの製造方法
16日前
トヨタ自動車株式会社
ガス生成システム
8日前
積水化学工業株式会社
酸素発生剤
10日前
JFEエンジニアリング株式会社
バイオガス中の二酸化炭素液化システム
10日前
一般社団法人鈴木テクノロジー
水素の生成方法及び水素生成用鉄材
17日前
国立大学法人長岡技術科学大学
ハイブリッド粒子分散体及びその製造方法
7日前
水澤化学工業株式会社
チャバザイト型ゼオライト
23日前
大成建設株式会社
炭酸カルシウムの製造方法
1か月前
日本化学工業株式会社
リン酸コバルトリチウムの製造方法
1日前
株式会社仁科マテリアル
グラフェン前駆体およびそれを用いるグラフェンの製造方法
1か月前
パナソニックIPマネジメント株式会社
水素生成装置
8日前
宇部マテリアルズ株式会社
炭酸カルシウムの製造方法
15日前
日本軽金属株式会社
水素化ホウ素カリウムの製造方法
29日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
水素生成装置
8日前
東ソー株式会社
粉末及びその製造方法
1か月前
太平洋セメント株式会社
無機酸化物中空粒子の製造方法
23日前
トヨタ自動車株式会社
ガス生成装置
27日前
住友ゴム工業株式会社
変性シリカ、ゴム組成物及びタイヤ
1か月前
株式会社INPEX
組成物、水素発生剤及び水素発生方法
1か月前
積水化学工業株式会社
ガス製造装置、ガス製造システム及びガス製造方法
10日前
三井金属鉱業株式会社
硫化リチウムの製造方法及び製造装置
1か月前
学校法人 名城大学
単層カーボンナノチューブの製造方法
9日前
続きを見る
他の特許を見る