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公開番号
2025020340
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-12
出願番号
2024195441,2023021818
出願日
2024-11-07,2018-11-30
発明の名称
繊維状炭素ナノ構造体、繊維状炭素ナノ構造体の評価方法および表面改質繊維状炭素ナノ構造体の製造方法
出願人
日本ゼオン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C01B
32/159 20170101AFI20250204BHJP(無機化学)
要約
【課題】本発明は、表面改質処理し易い繊維状炭素ナノ構造体を提供する。
【解決手段】本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、乾燥空気雰囲気下における熱重量分析で得られる熱重量曲線の一次微分曲線のピークの対称性係数が3.70以下である。ここで、熱重量曲線の一次微分曲線は、熱重量曲線の温度微分曲線または熱重量曲線の時間微分曲線とすることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
カーボンナノチューブを含み、
乾燥空気雰囲気下における熱重量分析で得られる熱重量曲線の一次微分曲線のピークの対称性係数が3.70以下であり、
ラマンスペクトルにおけるDバンドピーク強度に対するGバンドピーク強度の比が0.5以上5.0以下である、繊維状炭素ナノ構造体。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記一次微分曲線は、前記熱重量曲線の温度微分曲線または時間微分曲線である、請求項1に記載の繊維状炭素ナノ構造体。
【請求項3】
吸着等温線から得られるt-プロットが上に凸な形状を示す、請求項1または2に記載の繊維状炭素ナノ構造体。
【請求項4】
前記t-プロットの屈曲点が、0.2≦t(nm)≦1.5の範囲にある、請求項3に記載の繊維状炭素ナノ構造体。
【請求項5】
吸着等温線から得られるt-プロットから得られる全比表面積S1および内部比表面積S2が、関係式:0.05≦S2/S1≦0.30を満たす、請求項1~4の何れかに記載の繊維状炭素ナノ構造体。
【請求項6】
前記カーボンナノチューブが単層カーボンナノチューブである、請求項1~5の何れかに記載の繊維状炭素ナノ構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維状炭素ナノ構造体、繊維状炭素ナノ構造体の評価方法および表面改質繊維状炭素ナノ構造体の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、導電性、熱伝導性および機械的特性に優れる材料として、カーボンナノチューブ(以下、「CNT」と称することがある。)などの繊維状の炭素ナノ構造体が注目されている。
【0003】
しかしながら、CNTなどの繊維状炭素ナノ構造体は、ファンデルワールス力等によりバンドル構造体を形成し易く、溶媒中や樹脂中で分散させ難いため、所期の高特性を発揮させ難かった。
【0004】
そこで、CNTなどの繊維状炭素ナノ構造体に対して例えば酸化処理などの表面改質処理を施すことにより、繊維状炭素ナノ構造体の分散性を高める技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2015/045418号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、繊維状炭素ナノ構造体の表面改質処理により分散性に優れる表面改質繊維状炭素ナノ構造体を得る観点からは、原料となる繊維状炭素ナノ構造体を良好に表面改質処理することが求められている。
【0007】
しかし、従来の繊維状炭素ナノ構造体には、表面改質処理のし易さを更に向上させるという点において改善の余地があった。
【0008】
そこで、本発明は、表面改質処理し易い繊維状炭素ナノ構造体を提供することを目的とする。
また、本発明は、良好に表面改質処理された表面改質繊維状炭素ナノ構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討を行った。そして、本発明者は、所定の性状を有する繊維状炭素ナノ構造体が表面改質され易いことを見出し、本発明を完成させた。
【0010】
即ち、この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、乾燥空気雰囲気下における熱重量分析で得られる熱重量曲線の一次微分曲線のピークの対称性係数が3.70以下であることを特徴とする。熱重量曲線の一次微分曲線のピークの対称性係数が3.70以下の繊維状炭素ナノ構造体は、酸化処理などの表面改質処理を施した際に表面改質され易い。
ここで、本発明において、「ピークの対称性係数」は、本明細書の実施例に記載の方法を用いて求めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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