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公開番号2025019743
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123531
出願日2023-07-28
発明の名称光回路
出願人国立研究開発法人産業技術総合研究所,国立大学法人東北大学
代理人個人,個人,個人
主分類G02F 1/313 20060101AFI20250131BHJP(光学)
要約【課題】汎用性とともに、ユーザの利便性を向上させることができる光回路を提供する。
【解決手段】Nを8以上の整数として、N行N列の行列状に配置されたN×N個のマッハツェンダー干渉計を含む光スイッチ回路と、Mを1以上N以下のいずれかの整数として、前記N×N個のマッハツェンダー干渉計によって構成される行列の第1列に含まれるN個のマッハツェンダー干渉計のうちのM個のマッハツェンダー干渉計それぞれの外部との接続先を切り替える第1切替部と、Lを1以上N以下のいずれかの整数として、前記行列の第N列に含まれるN個のマッハツェンダー干渉計のうちのL個のマッハツェンダー干渉計それぞれの外部との接続先を切り替える第2切替部と、を備える光回路。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
Nを8以上の整数として、N行N列の行列状に配置されたN×N個のマッハツェンダー干渉計を含む光スイッチ回路と、
Mを1以上N以下のいずれかの整数として、前記N×N個のマッハツェンダー干渉計によって構成される行列の第1列に含まれるN個のマッハツェンダー干渉計のうちのM個のマッハツェンダー干渉計それぞれの外部との接続先を切り替える第1切替部と、
Lを1以上N以下のいずれかの整数として、前記行列の第N列に含まれるN個のマッハツェンダー干渉計のうちのL個のマッハツェンダー干渉計それぞれの外部との接続先を切り替える第2切替部と、
を備える光回路。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記N×N個のマッハツェンダー干渉計のそれぞれは、前記行列の第N列から前記行列の第1列に向かう第1行方向側に設けられ、光信号の入出力が可能な第1ポート及び第2ポートと、前記行列の第1列から前記行列の第N列に向かう第2行方向側に設けられ、光信号の入出力が可能な第3ポート及び第4ポートとを有し、
前記第1切替部は、前記M個のマッハツェンダー干渉計のそれぞれが有する前記第1ポートと、前記M個のマッハツェンダー干渉計のそれぞれが有する前記第2ポートとのそれぞれのうちの一部又は全部の接続先を切り替え、
前記第2切替部は、前記L個のマッハツェンダー干渉計のそれぞれが有する前記第3ポートと、前記M個のマッハツェンダー干渉計のそれぞれが有する前記第4ポートとのそれぞれのうちの一部又は全部の接続先を切り替える、
請求項1に記載の光回路。
【請求項3】
前記第1切替部は、前記M個のマッハツェンダー干渉計のそれぞれが有する前記第1ポートと、前記M個のマッハツェンダー干渉計のそれぞれが有する前記第2ポートとのそれぞれのうちの一部又は全部の接続先を切り替える1個以上のマッハツェンダー干渉計を備え、
前記第2切替部は、前記L個のマッハツェンダー干渉計のそれぞれが有する前記第3ポートと、前記L個のマッハツェンダー干渉計のそれぞれが有する前記第4ポートとのそれぞれのうちの一部又は全部の接続先を切り替える1個以上のマッハツェンダー干渉計を備える、
請求項2に記載の光回路。
【請求項4】
前記第2切替部は、前記L個のマッハツェンダー干渉計のそれぞれが有する前記第3ポートと、前記L個のマッハツェンダー干渉計のそれぞれが有する前記第4ポートとのそれぞれのうちの一部又は全部の接続先を切り替える複数個のマッハツェンダー干渉計を備え、
前記光回路は、前記複数個のマッハツェンダー干渉計のうちの一部から出力される光信号の振幅を変調し、振幅を変調した後の光信号を前記複数個のマッハツェンダー干渉計の他部に入力する複数の振幅変調器を更に備える、
請求項3に記載の光回路。
【請求項5】
前記第1切替部によって切り替え可能な接続先の種類を追加する第1接続先追加部と、
前記第2切替部によって切り替え可能な接続先の種類を追加する第2接続先追加部と、
を更に備える請求項1に記載の光回路。
【請求項6】
前記第1接続先追加部は、前記M個のマッハツェンダー干渉計のうちの一部又は全部のそれぞれと接続される1個以上のマッハツェンダー干渉計を備え、
前記第2接続先追加部は、前記L個のマッハツェンダー干渉計のうちの一部又は全部のそれぞれと接続される1個以上のマッハツェンダー干渉計を備える、
請求項5に記載の光回路。
【請求項7】
前記M個のマッハツェンダー干渉計の接続先として前記第1切替部により切り替えられる2種類の接続先は、前記L個のマッハツェンダー干渉計の接続先として前記第2切替部により切り替えられる2種類の接続先が光信号の出力先である場合、光信号の信号源であり、
前記L個のマッハツェンダー干渉計の接続先として前記第2切替部により切り替えられる2種類の接続先は、前記M個のマッハツェンダー干渉計の接続先として前記第1切替部により切り替えられる2種類の接続先が光信号の出力先である場合、光信号の信号源である、
請求項1に記載の光回路。
【請求項8】
前記第1切替部及び前記第2切替部は、前記光スイッチ回路の用途を示す情報を含む制御信号に基づいて接続先を切り替え、
前記N×N個のマッハツェンダー干渉計は、前記制御信号に応じて動作を切り替える、
請求項1に記載の光回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光回路に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、光信号を用いた処理を行う光回路についての研究、開発が行われている。
【0003】
これに関し、光通信、光インターコネクト等に必要となる光信号のスイッチングを、光電変換を行わずに光信号のまま効率よく行う光スイッチ回路が知られている(非特許文献1、2参照)。
【0004】
また、深層学習等に必要となる行列演算を、光信号を用いて効率よく行うユニタリ行列演算回路として、Clements型光回路、Bell型光回路が知られている(非特許文献3、4参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Keijiro Suzuki, et al., "Ultra-compact 8 × 8 strictly-non-blocking Si-wire PILOSS switch," OPTICS EXPRESS, Vol. 22, Issue 4, 24 February 2014, pp. 3887-3894.
Ken Tanizawa, et al., "Ultra-compact 32 × 32 strictly-non-blocking Si-wire optical switch with fan-out LGA interposer," OPTICS EXPRESS, Vol. 23, Issue 13, 29 June 2015, pp. 17599-17606.
William R. Clements, et al., "Optimal design for universal multiport interferometers," Optica, Vol. 3, Issue 12, 6 December 2016, pp. 1460-1465.
B. A. Bell, and I. A. Walmsley., " Further compactifying linear optical unitaries," APL Photonics, Vol. 6, Issue 7, 13 July 2021, 070804.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、このような光スイッチ回路、ユニタリ行列演算回路等の光回路は、単一の用途として利用されることが多い。このため、当該光回路のユーザは、当該光回路の用途を変更しようとした場合、接続されている接続先も変更しなければならないことが多く、手間と時間が掛かってしまうことがあった。
【0007】
本開示は、このような事情を考慮してなされたもので、汎用性とともに、ユーザの利便性を向上させることができる光回路を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の態様によれば、光回路は、Nを8以上の整数として、N行N列の行列状に配置されたN×N個のマッハツェンダー干渉計を含む光スイッチ回路と、Mを1以上N以下のいずれかの整数として、前記N×N個のマッハツェンダー干渉計によって構成される行列の第1列に含まれるN個のマッハツェンダー干渉計のうちのM個のマッハツェンダー干渉計それぞれの外部との接続先を切り替える第1切替部と、Lを1以上N以下のいずれかの整数として、前記行列の第N列に含まれるN個のマッハツェンダー干渉計のうちのL個のマッハツェンダー干渉計それぞれの外部との接続先を切り替える第2切替部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、汎用性とともに、ユーザの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
光回路1の構成の一例を示す図である。
8つの第1光信号が入力されることによって、8つの第1光信号を出力するPILOSS光スイッチ回路として動作する光回路1の様子の一例を示す図である。
8つの第1光信号が入力されることによって、8つの第1光信号を出力するPILOSS光スイッチ回路として動作する光回路1の様子の他の例を示す図である。
32個の第1マッハツェンダー干渉計が第1ユニタリ行列演算回路として動作している様子の一例を示す図である。
32個の第2マッハツェンダー干渉計が第2ユニタリ行列演算回路として動作している様子の一例を示す図である。
各マッハツェンダー干渉計の第3ポート及び第4ポートに交差導波路CSが接続されたMZI行列の一例を示す図である。
光回路1の構成の他の例を示す図である。
図7に示した光回路1が1回目のユニタリ行列演算を行うユニタリ行列演算回路として動作する様子の一例を示す図である。
図7に示した光回路1が2回目のユニタリ行列演算を行うユニタリ行列演算回路として動作する様子の一例を示す図である。
光回路1の構成の更に他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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