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公開番号
2025019423
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123030
出願日
2023-07-28
発明の名称
塗膜切込み装置
出願人
オールグッド株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
17/00 20060101AFI20250131BHJP(測定;試験)
要約
【課題】再現性、安定性の高い均一な切込みを塗膜に施すことができる塗膜切込み装置を提供する。
【解決手段】塗膜が形成された試験片TPに対して切込み処理を行う装置であって、試験片TPを保持する試験片ホルダ2と、試験片ホルダ2に保持された試験片TPに対して切込み処理を行うカッターユニット3とを備えている。試験片ホルダ2は、装置基台20上に、X軸、Y軸およびθ軸方向に移動可能に備えられる。カッターユニット3は、Z軸方向に移動可能に備えられた第1ステージ71にロードセル72を介して吊り下げられた第2ステージ73に装着される。塗膜への切込み処理は、カッターユニット3をZ軸方向に移動させて切込みを行いつつ、試験片TPが保持された試験片ホルダ2をX軸、Y軸およびθ軸方向に移動させることで所望の深さ、長さ、向きの切込みを行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
表面に塗膜が形成された試験片に対して所定の切込み処理またはひっかき処理を行う装置であって、
前記試験片を保持する試験片ホルダと、
前記試験片ホルダに保持された試験片に対して所定の切込み処理またはひっかき処理を行うツールを備えたツールユニットとを有してなり、
前記試験片ホルダは、装置基台上において、X軸方向、Y軸方向およびθ軸方向に移動可能に備えられ、
前記ツールユニットは、前記装置基台上において、Z軸方向に移動可能に備えられた第1ステージにロードセルを介して吊り下げられた第2ステージに着脱可能に装着されている
ことを特徴とする塗膜切込み装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記装置基台は、前記試験片ホルダをX軸方向に駆動するX軸駆動機構と、前記試験片ホルダをY軸方向に駆動するY軸駆動機構と、前記試験片ホルダをθ軸周りに回転駆動するθ軸駆動機構と、前記第1ステージをZ軸方向に駆動するZ軸駆動機構と、これら各駆動機構を駆動制御する制御手段とを備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の塗膜切込み装置。
【請求項3】
前記ツールユニットは、前記試験片に対して所定の切込み処理を行うためのカッターナイフの刃を保持するカッターユニットで構成されている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の塗膜切込み装置。
【請求項4】
前記カッターユニットは、前記カッターナイフの刃を着脱可能に保持する刃保持機構と、前記刃保持機構に保持された前記カッターナイフの刃を刃先側に送り出す刃送り機構と、前記刃送り機構の先端側に備えられ、前記刃送り機構によって送り出されたカッターナイフの刃の先端ブロックを折り目に沿って折る刃折り機構とを備えている
ことを特徴とする請求項3に記載の塗膜切込み装置。
【請求項5】
前記刃送り機構は、電動機と、前記電動機と駆動連結されたボールねじと、前記ボールねじのナット部と連結されたスライド部材とを有してなり、このスライド部材に前記カッターナイフの刃に形成された貫通孔と係合する係止部が備えられている
ことを特徴とする請求項4に記載の塗膜切込み装置。
【請求項6】
前記刃折り機構は、前記刃送り機構によって送り出されるカッターナイフの刃の先端ブロックを挟み込んで、前記カッターナイフの刃の送り出しに連動して旋回する刃折りブロックを有する
ことを特徴とする請求項4に記載の塗膜切込み装置。
【請求項7】
前記ツールユニットは、前記試験片に対して所定のひっかき処理を行うための針状工具または鉛筆を保持するひっかきユニットで構成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の塗膜切込み装置。
【請求項8】
前記ひっかきユニットは、前記針状工具または鉛筆を保持する工具保持機構と、前記工具保持機構に荷重を付与する錘を装着する錘装着機構とを有している
ことを特徴とする請求項7に記載の塗膜切込み装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、塗膜切込み装置に関し、より詳細には、素地上に塗膜が形成された試験片に対して所定の切込み処理またはひっかき処理を行う装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、塗膜の機械的性質を評価する試験として様々な試験法が提案されている。たとえば、塗膜の付着性を評価する試験として、付着性クロスカット法(JIS-K5600-5-6)、碁盤目法・碁盤目テープ法・Xカットテープ法(JIS-K5400 8.5.1)などが知られている。また、塗膜の長期耐久性を評価する試験として、サイクル腐食試験方法-塩水噴霧/乾燥/湿潤(JIS-K5600‐7-9)、塩水噴霧試験方法(JIS―Z2371)などが知られている。
【0003】
このような塗膜の機械的性質を評価する試験では、素地上に塗膜が形成された試験片を用いて試験が行われる。試験片の塗膜には、試験の前または試験中に、カッターナイフなどで切込みが入れられる。たとえば、付着性クロスカット法では、試験前の準備として、試験片の塗膜にカッターナイフを用いて手作業で直角の格子パターン(25マス)が切り込まれる(たとえば、特許文献1参照)。また、サイクル腐食試験では、試験前に試験片の塗膜に対してカッターナイフを用いて手作業で塗膜への切込みが行われ、その後塩水の噴霧、乾燥、湿潤の腐食サイクルが繰り返し実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-85725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来のやり方には以下のような問題があった。
すなわち、この種の試験では、塗膜へのカッターナイフの切込みの深さや切込み角度、さらには素地への食い込み具合などが試験結果に大きく影響を与えるところ、従来のように切り込み作業を手作業で行っていたのでは、人為的な偏りにより、切込みの再現性、安定性が乏しく、塗膜に均一な切込みを施すことが困難であった。そのため、塗膜の機械的性質を評価する試験の結果が、人為的な偏りによってバラついてしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、再現性、安定性の高い均一な切込みを塗膜に施すことができる塗膜切込み装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る塗膜切込み装置は、表面に塗膜が形成された試験片に対して所定の切込み処理またはひっかき処理を行う装置であって、上記試験片を保持する試験片ホルダと、上記試験片ホルダに保持された試験片に対して所定の切込み処理またはひっかき処理を行うツールを備えたツールユニットとを有してなり、上記試験片ホルダは、装置基台上において、X軸方向、Y軸方向およびθ軸方向に移動可能に備えられ、上記ツールユニットは、上記装置基台上において、Z軸方向に移動可能に備えられた第1ステージにロードセルを介して吊り下げられた第2ステージに着脱可能に装着されていることを特徴とする。
【0008】
そして、本発明はその好適な実施態様として、以下の特徴を備えている。
(1)上記装置基台は、上記試験片ホルダをX軸方向に駆動するX軸駆動機構と、上記試験片ホルダをY軸方向に駆動するY軸駆動機構と、上記試験片ホルダをθ軸周りに回転駆動するθ軸駆動機構と、上記第1ステージをZ軸方向に駆動するZ軸駆動機構と、これら各駆動機構を駆動制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
【0009】
(2)上記ツールユニットは、上記試験片に対して所定の切込み処理を行うためのカッターナイフの刃を保持するカッターユニットで構成されていることを特徴とする。
【0010】
(3)上記カッターユニットは、上記カッターナイフの刃を着脱可能に保持する刃保持機構と、上記刃保持機構に保持された上記カッターナイフの刃を刃先側に送り出す刃送り機構と、上記刃送り機構の先端側に備えられ、上記刃送り機構によって送り出されたカッターナイフの刃の先端ブロックを折り目に沿って折る刃折り機構とを備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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