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公開番号
2025019314
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2024207334,2021554686
出願日
2024-11-28,2020-03-18
発明の名称
エアロゾル発生フィルム
出願人
フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A24B
15/167 20200101AFI20250130BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】改善された幾何学的安定性を有する代替的なエアロゾル発生フィルムを提供する。
【解決手段】本発明は、セルロース系フィルム形成剤、非セルロース系増粘剤、水、および多価アルコールを含む、エアロゾル発生フィルムを提供する。水の含有量は約30重量パーセント未満であり、また多価アルコールの含有量は少なくとも約25重量パーセントである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
1重量パーセント未満のたばこ含有量を有するエアロゾル発生フィルムであって、
セルロース系フィルム形成剤と、
非セルロース系増粘剤と、
水と、
ニコチンと、
多価アルコールと、を含み、
前記セルロース系フィルム形成剤の含有量が少なくとも14重量パーセントの重量であり、かつ26重量パーセント以下であり、
前記水の含有量が30重量パーセント未満であり、かつ前記多価アルコールの含有量が少なくとも30重量パーセントである、エアロゾル発生フィルム。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記多価アルコールの含有量が少なくとも40重量パーセントである、請求項1に記載のエアロゾル発生フィルム。
【請求項3】
前記セルロース系フィルム形成剤が、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、メチルセルロース(MC)、エチルセルロース(EC)、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項1または2に記載のエアロゾル発生フィルム。
【請求項4】
前記非セルロース系増粘剤の含有量が1重量パーセント~10重量パーセントである、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル発生フィルム。
【請求項5】
前記非セルロース系増粘剤が、寒天、キサンタンガム、アルギネート、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル発生フィルム。
【請求項6】
少なくとも3重量パーセントの前記非セルロース系増粘剤を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル発生フィルム。
【請求項7】
前記多価アルコールが、グリセリン、プロピレングリコール、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル発生フィルム。
【請求項8】
カンナビノイド化合物をさらに含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル発生フィルム。
【請求項9】
非たばこ植物材料または植物抽出物をさらに含む、請求項1~8のいずれか一項に記載のエアロゾル発生フィルム。
【請求項10】
酸をさらに含む、請求項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル発生フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はエアロゾル発生フィルムに関する。本発明によるエアロゾル発生フィルムは、加熱に伴い吸入可能なエアロゾルを生成するためのエアロゾル発生基体としての用途がある場合があり、従って、エアロゾル発生物品の構成要素として使用される場合がある。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ニコチン含有基体またはたばこ含有基体などのエアロゾル発生基体が、その中で燃焼されるのではなく加熱されるエアロゾル発生物品は、当業界で公知である。典型的に、こうした加熱式喫煙物品においてエアロゾルは、熱源からの熱を、物理的に分離されたエアロゾル発生基体または材料に伝達することによって発生され、このエアロゾル発生基体または材料は熱源と接触して、または熱源内に、または熱源の周囲に、または熱源の下流に位置してもよい。エアロゾル発生物品の使用中、揮発性化合物は、熱源からの熱伝達によってエアロゾル発生基体から放出され、そしてエアロゾル発生物品を通して引き出される空気中に同伴される。放出された化合物は冷えるにつれて凝縮してエアロゾルを形成する。
【0003】
数多くの先行技術文書は、エアロゾル発生物品を消費するためのエアロゾル発生装置を開示している。こうした装置としては、例えば、エアロゾル発生装置の一つ以上の電気ヒーター要素から加熱式エアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体への熱の伝達によってエアロゾルが発生される、電気加熱式のエアロゾル発生装置が挙げられる。
【0004】
加熱式エアロゾル発生物品用の基体は、過去にしばしば、たばこ材料のランダムに配向された断片、ストランド、または細片を使用して生産されてきた。代替として、たばこ材料のシートの集合体から形成された、加熱式エアロゾル発生物品用のロッドは、一例として、国際特許出願第2012/164009号に開示されている。
【0005】
国際特許出願第2011/101164号は、均質化したたばこ材料のストランドから形成された、加熱式エアロゾル発生物品用の代替的なロッドを開示し、これは均質化したたばこ材料シートを形成するために、粒子状たばこおよび少なくとも一つのエアロゾル形成体を含む混合物のキャスティング、圧延、カレンダー加工、または押出成形によって形成されてもよい。代替的な実施形態では、国際特許公開公報第2011/101164号のロッドは、粒子状たばこおよび少なくとも一つのエアロゾル形成体を含む混合物を押出成形して、均質化したたばこ材料の連続的な長さを形成することによって得られた均質化したたばこ材料のストランドから形成されてもよい。
【0006】
ニコチンを含む基体の代替形態も開示されている。一例として、しばしばeリキッドと呼ばれる液体ニコチン組成物が提案されてきた。これらの液体組成物は、例えば、エアロゾル発生装置のコイル状電気抵抗フィラメントによって加熱されてもよい。
【0007】
このタイプの基体は、望ましくない漏れを防止するために、液体組成物を保持する容器の製造に特有の注意を必要とする場合がある。この問題に対処し、かつ全体的な製造プロセスを簡略化するために、加熱に伴いニコチン含有エアロゾルを生成するニコチンを含むゲル組成物を提供することも提案されている。一例として、国際特許公開公報第2018/019543号は、熱可逆性ゲル組成物、すなわち、溶融温度へと加熱したときに流体となり、またゲル化温度で再度ゲルへと固まるゲルを開示している。ゲルは、カートリッジのハウジング内に提供され、またカートリッジは、ゲルが消費されたときに廃棄され、そして交換されてもよい。
【0008】
ゲル組成物が使用中に満足のいく量のエアロゾルを生成するためには、ゲル組成物が、かなりの量のエアロゾル形成体(グリセロールなど)を含むことが望ましい。しかしながら、グリセロールの可塑化の性質に起因して、使用中に良好なエアロゾル送達を提供するゲル組成物、そしてこれは、同時に、幾何学的に安定な、すなわち、ゲル組成物が固化しかつフィルム形態へと定着するにつれて著しく収縮しないゲル組成物を提供することは、困難である場合がある。
【0009】
それ故に、改善された幾何学的安定性を有する代替的なエアロゾル発生フィルムを提供することが望ましいことになる。また、調製が簡単であり、かつ支持された、および支持されていないなどの様々な形態で提供される代替的なエアロゾル発生フィルムを提供することも望ましいことになる。加えて、エアロゾル発生物品内のエアロゾル発生基体として順調に使用することができ、かつ使用後に廃棄するのがより簡単であるか、または環境への影響が低減されるように、高いエアロゾル形成体含有量を有するエアロゾル発生フィルムを提供することが望ましいことになる。また、エアロゾル送達のより簡単な調整を可能にするような代替的なエアロゾル発生フィルムを提供することも望ましいことになる。
【発明の概要】
【0010】
それ故に、本発明はエアロゾル発生フィルムに関する。エアロゾル発生フィルムは、セルロース系フィルム形成剤を含んでもよい。エアロゾル発生フィルムは、非セルロース系増粘剤をさらに含んでもよい。エアロゾル発生フィルムはまた、水を含んでもよい。エアロゾル発生フィルムは、多価アルコールを含んでもよい。水の含有量は、約30重量パーセント以下であってもよい。多価アルコールの含有量は、少なくとも約25重量パーセントであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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