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公開番号
2025018061
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121463
出願日
2023-07-26
発明の名称
送液装置
出願人
株式会社PMT
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01J
8/00 20060101AFI20250130BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】供給容器から回収容器への送液の継続性の信頼性向上を図る。
【解決手段】送液装置1は、液体を供給容器2から回収容器3に送る。送液装置1は、供給容器2と回収容器3との間で液体を導く液体通路Lと、送液ポンプ41と、送液ポンプ41による液体の吸引元を供給容器2と回収容器3との間で切り替えるための吸引元切替手段42と、送液ポンプ41による液体の吐出先を吸引元切替手段42の動作と連動して回収容器3と供給容器2との間で切り替えるための吐出先切替手段43と、を有する移送回路4を、を含む。移送回路4は、切替手段(42,43)による切り替えによって、液体通路Lに回収容器3に向かう前進流F1を発生させる第1状態と、液体通路Lに後退流F2を発生させる第2状態と、に交互に切り替わるように構成され、前進流F1による送液量は、後退流F2による送液量よりも大きい値に設定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を供給容器から回収容器に送る送液装置であって、
前記供給容器と前記回収容器との間で前記液体を導く液体通路と、
前記液体通路に設けられ、前記液体を吸引して吐出する送液ポンプと、
前記液体通路に設けられ、前記送液ポンプによる前記液体の吸引元を、前記供給容器と前記回収容器との間で切り替えるための吸引元切替手段と、
前記液体通路に設けられ、前記送液ポンプによる前記液体の吐出先を、前記吸引元切替手段の動作と連動して前記回収容器と前記供給容器との間で切り替えるための吐出先切替手段と、
を有する移送回路を、
含み、
前記移送回路は、前記吸引元切替手段及び前記吐出先切替手段により前記吸引元及び前記吐出先を切り替えることによって、前記液体通路に前記回収容器に向かう前進流を発生させる第1状態と、前記液体通路に前記供給容器に向かう後退流を発生させる第2状態と、に交互に切り替わるように構成され、
前記前進流による送液量は、前記後退流による送液量よりも大きい値に設定されている、送液装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記液体通路の一部は、化学反応装置の内部を通過する内部通路を構成している、請求項1に記載の送液装置。
【請求項3】
前記内部通路は、複数の粒子状固体触媒を収容可能な触媒収容部を有し、
前記触媒収容部には、前記第1状態において前記前進流が形成され、前記第2状態において前記後退流が形成されている、請求項2に記載の送液装置。
【請求項4】
前記液体通路に設けられ、該液体通路内の液体流れを乱す乱流形成部を含む、請求項1に記載の送液装置。
【請求項5】
前記液体通路の一部は、化学反応装置の内部を通過する内部通路を構成しており、
前記乱流形成部は、前記第1状態における前記内部通路への入口近傍に設けられている、請求項4に記載の送液装置。
【請求項6】
前記液体は、該液体に気体が含まれた状態で前記供給容器に貯留されている、請求項1に記載の送液装置。
【請求項7】
前記液体とは別の液体を貯留する別の供給容器と、
前記液体通路における前記吐出先切替手段と前記回収容器との間の所定箇所に設けられ、前記液体と前記別の液体とを混合する混合部と、
前記別の供給容器と前記混合部との間で前記別の液体を移送する別の移送回路と、
をさらに含み、
前記別の移送回路は、
前記別の供給容器と前記混合部との間で前記別の液体を導く別の液体通路と、
前記別の液体通路に設けられ、前記別の液体を吸引して吐出する別の送液ポンプと、
前記別の液体通路に設けられ、前記別の送液ポンプによる前記別の液体の吸引元を、前記別の供給容器と前記混合部との間で切り替えるための別の吸引元切替手段と、
前記別の液体通路に設けられ、前記別の送液ポンプによる前記別の液体の吐出先を、前記別の吸引元切替手段の動作と連動して前記混合部と前記別の供給容器との間で切り替えるための別の吐出先切替手段と、
を有し、
前記別の移送回路は、前記移送回路の前記吸引元切替手段及び前記吐出先切替手段と同期して、前記別の吸引元切替手段及び前記別の吐出先切替手段により前記別の送液ポンプの前記吸引元及び前記吐出先を切り替えることによって、前記混合部を通じて前記液体通路に前記前進流を発生させる第3状態と、前記混合部を通じて前記液体通路に前記後退流を発生させる第4状態と、に交互に切り替わるように構成され、
前記第3状態における前記別の移送回路による送液量は、前記第4状態における前記別の移送回路による送液量よりも大きい値に設定されている、請求項1に記載の送液装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を供給容器から回収容器に移送する送液装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、フローケミストリーなどと呼ばれる分野において、供給容器に貯留された液体(溶液)をマイクロ波装置などの化学反応装置(リアクター)を経由するように流して化学反応装置を通過させることで、連続的に化学合成などを行う技術が知られている。この化学反応装置を通過した液体は回収容器に連続的に移送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-037882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、化学反応装置を通過する際における液体の化学反応の促進には、不均一系触媒、つまり固体触媒が用いられることが多い。この固体触媒は、一般に、化学反応装置の内部に設けられる内部通路に、細かな複数の粒状の形態で充填される。このため、複数の粒状の固体触媒が内部通路において液体の流れ方向下流側に偏ってしまう。このような複数の粒状の固体触媒の偏在などに起因して、固体触媒同士が結合し目詰りなどを引き起こすブロッキングといった現象や、実質的な通路(流路)が固定化されてしまうチャネリングといった現象が生じ得る。そして、これら現象によって、供給容器から回収容器まで延びる液体通路における安定的な送液が阻害されるおそれがあり、送液の継続性の点において改良の余地がある。また、安定的な送液はフローケミストリーといった分野に限らず、化学反応装置を経由しない送液の分野においても共通する課題である。
【0005】
そこで、本発明は、供給容器から回収容器への送液の継続性の信頼性向上を図ることのできる送液装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面によると、液体を供給容器から回収容器に送る送液装置は、前記供給容器と前記回収容器との間で前記液体を導く液体通路と、前記液体通路に設けられ、前記液体を吸引して吐出する送液ポンプと、前記液体通路に設けられ、前記送液ポンプによる前記液体の吸引元を、前記供給容器と前記回収容器との間で切り替えるための吸引元切替手段と、前記液体通路に設けられ、前記送液ポンプによる前記液体の吐出先を、前記吸引元切替手段の動作と連動して前記回収容器と前記供給容器との間で切り替えるための吐出先切替手段と、を有する移送回路を、含み、前記移送回路は、前記吸引元切替手段及び前記吐出先切替手段により前記吸引元及び前記吐出先を切り替えることによって、前記液体通路に前記回収容器に向かう前進流を発生させる第1状態と、前記液体通路に前記供給容器に向かう後退流を発生させる第2状態と、に交互に切り替わるように構成され、前記前進流による送液量は、前記後退流による送液量よりも大きい値に設定されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る前記送液装置によれば、供給容器から回収容器への送液の継続性の信頼性向上を図ることのできる送液装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る送液装置を示す図である。
前記送液装置の内部通路の拡大図である。
前記送液装置の動作の一例(前進流送液)を説明するための図である。
前記送液装置の動作の他の例(後退流送液)を説明するための図である。
前記内部通路に生じる液体流れの方向の切替周期を説明するためのタイムチャートである。
前記送液装置の変形例を示す図である。
図6に示す送液装置の動作の一例を説明するための図である。
図6に示す送液装置の動作の他の例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る送液装置を説明するための図であり、特に、本実施形態に係る送液装置1の概略構成を示している。
【0010】
送液装置1は、液体を供給容器2から回収容器3に送る装置である。本実施形態では、送液装置1は、化学反応装置(リアクター)Rを経由するように液体を流して化学反応装置Rを通過させることで連続的に化学合成などを行う連続処理装置100における送液のための装置として適用されている。
(【0011】以降は省略されています)
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