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公開番号2025017060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119933
出願日2023-07-24
発明の名称第一測定装置、第二測定装置及び測定システム、並びに測定方法
出願人日置電機株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類G01R 21/133 20060101AFI20250129BHJP(測定;試験)
要約【課題】複数の測定装置の各々に同一の信号を入力しなくても測定装置同士で同期を取る。
【解決手段】測定システム100の第一測定装置1は、一又は複数の入力端子(1A,1B)を備え、いずれかの入力端子に入力される入力信号の波形の特徴点が検出されるタイミングに基づいて同期信号Ss1を生成する。さらに第一測定装置1は、生成される同期信号Ss1を出力するための出力端子1Cを備え、同期信号Ss1によって定められる測定間隔で一又は複数の入力端子(1A,1B)の入力信号の測定量を演算する。一又は複数の第二測定装置2は、一又が複数の入力端子(2A,2B)を備え、第一測定装置1の出力端子1Cから出力される同期信号Ss1を受け付けるための同期端子2Cを備え、同期信号Ss1によって定められる測定間隔で、一又は複数の入力端子(2A,2B)の入力信号の測定量を演算する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
入力信号を測定する複数の測定装置を備える測定システムであって、
第一測定装置は、
前記入力信号を受け付けるための一又は複数の入力端子と、
前記入力端子に入力される前記入力信号の波形の特徴点を検出する検出部と、
前記検出部により前記特徴点が検出されるタイミングに基づいて前記測定装置の各々の動作を同期させる同期信号を生成する生成部と、
前記同期信号によって定められる測定間隔で、前記一又は複数の入力端子に入力される前記入力信号の測定量を演算する第一演算部と、
前記生成部により生成される前記同期信号を出力するための出力端子と、を備え、
一又は複数の第二測定装置は、
前記入力信号を受け付けるための一又が複数の入力端子と、
前記第一測定装置の出力端子から出力される前記同期信号を受け付けるための同期端子と、
前記同期信号によって定められる前記測定間隔で、前記一又は複数の入力端子に入力される前記入力信号の測定量を演算する第二演算部と、を備える、
測定システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の測定システムであって、
前記入力信号は、電圧信号又は電流信号であり、
前記測定量は、前記電圧信号又は前記電流信号の実効値又は平均値である、
測定システム。
【請求項3】
請求項1に記載の測定システムであって、
前記複数の入力端子は、前記測定装置の各々に備えられ、電圧信号を受け付けるための電圧入力端子と、電流信号を受け付けるための電流入力端子と、を含み、
前記第一演算部及び前記第二演算部の各々は、前記測定量として前記電圧信号の電圧値及び前記電流信号の電流値を互いに同じ前記測定間隔で演算する、
測定システム。
【請求項4】
請求項3に記載の測定システムであって、
前記第一演算部及び前記第二演算部の各々は、演算した前記電圧値及び前記電流値に基づいて電力値を算出する、
測定システム。
【請求項5】
請求項4に記載の測定システムであって、
前記第一演算部は、演算した前記電圧値及び前記電流値に基づいて第一電力値を算出し、
前記第二演算部は、演算した前記電圧値及び前記電流値に基づいて第二電力値を算出し、
前記第一演算部又は前記第二演算部は、前記第一電力値と前記第二電力値とに基づいて電力効率を算出する、
測定システム。
【請求項6】
請求項3に記載の測定システムであって、
前記第一測定装置及び前記第二測定装置と通信を行う外部装置を備え、
前記外部装置は、前記第一演算部及び前記第二演算部の各々により演算された前記電圧値及び前記電流値に基づいて電力値を算出する、
測定システム。
【請求項7】
請求項6に記載の測定システムであって、
前記外部装置は、
前記第一演算部により演算された前記電圧値及び前記電流値に基づいて第一電力値を算出し、
前記第二演算部により演算された前記電圧値及び前記電流値に基づいて第二電力値を算出し、
前記第一電力値と前記第二電力値とに基づいて電力効率を算出する、
測定システム。
【請求項8】
請求項5又は請求項7に記載の測定システムであって、
前記第一電力値及び前記第二電力値のうちの一方は、電力変換装置の入力電力又は前記電力変換装置の入力経路に伝送される電力であり、
他方は、前記電力変換装置の出力電力又は前記電力変換装置の出力経路に伝送される電力である、
測定システム。
【請求項9】
複数の測定装置の各々の動作を同期させる同期信号によって定められる測定間隔で一又は複数の入力端子に入力される入力信号の測定量を演算する第二測定装置に対して接続される第一測定装置であって、
前記入力信号とは異なる入力信号を受け付けるための一又は複数の入力端子と、
前記入力端子に入力される入力信号の波形の特徴点を検出する検出部と、
前記検出部により前記特徴点が検出されるタイミングに基づいて前記同期信号を生成する生成部と、
前記同期信号によって定められる測定間隔で、前記一又は複数の入力端子に入力される前記入力信号の測定量を演算する第一演算部と、
前記生成部により生成される前記同期信号を前記第二測定装置に出力するための出力端子と、
を備える第一測定装置。
【請求項10】
複数の測定装置の各々の動作を同期させる同期信号によって定められる測定間隔で一又は複数の入力端子に入力される入力信号の測定量を演算する第一演算部を備え、前記入力端子に入力される入力信号の波形の特徴点を検出し、検出したタイミングに基づいて前記同期信号を生成する第一測定装置に対して接続される第二測定装置であって、
前記入力信号とは異なる入力信号を受け付けるための一又が複数の入力端子と、
前記第一測定装置から出力される前記同期信号を受け付けるための同期端子と、
前記同期信号によって定められる前記測定間隔で、前記一又は複数の入力端子に入力される前記入力信号の測定量を演算する第二演算部と、
を備える第二測定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入力信号を測定する第一測定装置、第二測定装置及び測定システム、並びに測定方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、交流用に設定されたチャンネルが複数存在する場合に番号が最も若いチャンネルの線間電圧におけるゼロクロス点で同期を取る電力計が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-197223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような測定装置においては、入力可能に構成された自身の複数のチャンネル同士の同期を取ることは可能である。しかしながら、複数の測定装置同士で同期を取るには、各測定装置において同じタイミングでゼロクロス点のような特徴点が検出されるよう同一の信号を各測定装置に入力しなければならないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、複数の測定装置の各々に同一の信号を入力しなくても測定装置同士で同期を取ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、測定システムは、入力信号を測定する複数の測定装置を備える。複数の測定装置のうち第一測定装置は、前記入力信号を受け付けるための一又は複数の入力端子と、前記入力端子に入力される前記入力信号の波形の特徴点を検出する検出部と、前記検出部により前記特徴点が検出されるタイミングに基づいて前記測定装置の各々の動作を同期させる同期信号を生成する生成部と、を含む。さらに第一測定装置は、前記同期信号によって定められる測定間隔で前記一又は複数の入力端子に入力される前記入力信号の測定量を演算する第一演算部と、前記生成部により生成される前記同期信号を出力するための出力端子と、を備える。一又は複数の第二測定装置は、前記入力信号を受け付けるための一又が複数の入力端子と、前記第一測定装置の出力端子から出力される前記同期信号を受け付けるための同期端子と、前記同期信号によって定められる前記測定間隔で、前記一又は複数の入力端子に入力される前記入力信号の測定量を演算する第二演算部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
この態様によれば、第一測定装置で生成される同期信号を第二測定装置に伝送する構成であるため、第一測定装置及び第二測定装置同士で同期を取ることが可能になる。それゆえ、第二測定装置において第一測定装置の検出部によって特徴点が検出されるタイミングと同じタイミングで特徴点が検出されるよう検出部に入力される信号と同一の信号を第二測定装置に入力することは必要ない。
【0008】
したがって、複数の測定装置の各々に同一の信号を入力しなくても測定装置同士で同期を取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第一実施形態に係る測定システムの基本構成を示す図である。
図2は、測定システムを構成する各測定装置の一部構成の詳細を例示するブロック図である。
図3Aは、第一実施形態の同期信号に合わせて各測定装置に入力される信号の測定量を演算する手法の一例を説明するための図である。
図3Bは、比較例の同期信号に合わせて各測定装置に入力される信号の測定量を演算する手法を説明するための図である。
図4は、測定システムによる測定方法の一例を示すフローチャートである。
図5は、第二実施形態に係る測定システムの構成を示す図である。
図6は、第三実施形態に係る測定システムの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら本発明の各実施形態について説明する。本明細書においては、全体を通じて、同一又は同等の要素には同一の符号を付する。
(【0011】以降は省略されています)

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