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公開番号
2025016488
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024175225,2023052338
出願日
2024-10-04,2018-12-05
発明の名称
下流試験用の規定濃度の感染因子を含む出力サンプルの調製
出願人
アベイルズ メディカル,インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
1/00 20060101AFI20250128BHJP(測定;試験)
要約
【課題】診断用サンプルの調製の提供。
【解決手段】出力サンプルは、下流の試験、たとえば、下流の抗感染剤又は抗生物質感受性試験(AST)に使用可能である。本方法は、感染因子を含む原サンプルのアリコートを希釈して希釈サンプルを生成することと、希釈サンプルに1つ以上のセンサーを暴露することであって、1つ以上のセンサーの各々の少なくとも一部が希釈サンプルに流体連通する、暴露することと、希釈サンプルをあるインキュベーション温度でインキュベートすることと、1つ以上のセンサーに結合されたパラメーターアナライザー又はコンピューティングデバイスを用いて希釈サンプルの溶液特性の変化をモニターすることと、希釈サンプルの溶液特性が閾値量変化するときに希釈サンプルをある冷却温度に冷却することであって、規定濃度の出力サンプルを生成する、冷却することと、を含みうる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
規定濃度の出力サンプルの調製方法であって、
感染因子を含む原サンプルのアリコートをある希釈倍率で希釈することであって、希釈サンプルを生成する、こと、
前記希釈サンプルに1つ以上のセンサーを暴露することであって、前記1つ以上のセンサーの各々の少なくとも一部が前記希釈サンプルに暴露したときに前記希釈サンプルに流体連通する、こと、
前記希釈サンプルをあるインキュベーション温度でインキュベートすることであって、前記1つ以上のセンサーが前記希釈サンプルに暴露されるときに前記希釈サンプルがインキュベートされる、こと、
前記1つ以上のセンサーに結合されたパラメーターアナライザー又はコンピューティングデバイスを用いて前記希釈サンプルの溶液特性の変化をモニターすること、及び
前記希釈サンプルの溶液特性が閾値量変化するときに前記希釈サンプルをある冷却温度に冷却することであって、前記規定濃度の出力サンプルを生成する、こと、
を含む、方法。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記希釈サンプルの溶液特性の変化をモニターすることの前に、データベースからユニバーサルルックアップテーブルを検索すること、及び
前記規定濃度、前記ユニバーサルルックアップテーブルから得られる濃度データ、及び前記ユニバーサルルックアップテーブルから得られる溶液特性データに基づいて前記閾値量を設定すること、
をさらに含む、請求項1に記載の方法であって、
前記ユニバーサルルックアップテーブルが、経時的にモニターされた複数の参照サンプルから測定されたデータを表す、複数の株特異的ルックアップテーブルから作成され、且つ
前記複数の参照サンプルの少なくとも1つが、前記原サンプル中の感染因子とは異なる種の参照感染因子を含む、方法。
【請求項3】
前記複数の株特異的ルックアップテーブルの各々が、
ある時間域にわたり参照サンプルの溶液特性の変化をモニターすること、
同一時間域にわたり前記参照サンプルのサンプル計数アッセイを行うこと、
変換係数を用いて前記サンプル計数アッセイの結果を参照サンプル濃度に変換すること、及び
前記参照サンプル濃度を前記参照サンプルの溶液特性の変化に関連付けること、
により作成される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ユニバーサルルックアップテーブルが、前記参照サンプル濃度の各々について前記複数の株特異的ルックアップテーブルから得られるすべての溶液特性変化量の平均をとることと、前記参照サンプル濃度の各々を平均化溶液特性変化量に関連付けることと、により作成される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記サンプル計数アッセイが、光学濃度測定、プレートカウントアッセイ、フローサイトメトリーアッセイ、又はそれらの組合せを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記希釈サンプルの溶液特性の変化をモニターする前に前記原サンプル中の感染因子の種に基づいてデータベースから種特異的ルックアップテーブルを検索すること、及び
前記規定濃度、前記種特異的ルックアップテーブルから得られる濃度データ、及び前記種特異的ルックアップテーブルから得られる溶液特性データに基づいて前記閾値量を設定すること、
をさらに含む、請求項1に記載の方法であって、
前記種特異的ルックアップテーブルが、経時的にモニターされた複数の参照サンプルから得られるデータを表す複数の株特異的ルックアップテーブルから作成され、且つ
前記複数の参照サンプルの各々が、前記原サンプル中の感染因子と同一種の参照感染因子を含む、方法。
【請求項7】
前記複数の株特異的ルックアップテーブルの各々が、
ある時間域にわたり参照サンプルの溶液特性の変化をモニターすること、
同一時間域にわたり前記参照サンプルのサンプル計数アッセイを行うこと、
変換係数を用いて前記サンプル計数アッセイの結果を参照サンプル濃度に変換すること、及び
前記参照サンプル濃度を前記参照サンプルの溶液特性の変化に関連付けること、
により作成される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記種特異的ルックアップテーブルが、前記参照サンプル濃度の各々について前記複数の株特異的ルックアップテーブルから得られるすべての溶液特性変化量の平均をとること、及び前記参照サンプル濃度の各々を平均化溶液特性変化量に関連付けること、により作成される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記サンプル計数アッセイが、光学濃度測定、プレートカウントアッセイ、フローサイトメトリーアッセイ、又はそれらの組合せを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記インキュベーション温度が約33℃~37℃である、請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
[0001] 本願は、2017年12月12日出願の米国仮特許出願第62/597,657号及び2017年12月5日出願の米国仮特許出願第62/594,838号(それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる)に基づく利益を主張する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【0002】
技術分野
[0002] 本開示は、一般的には、診断用サンプルの調製、より具体的には、下流試験用の規定濃度の感染因子を含む出力サンプルを調製する装置、システム、及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
[0003] 抗感染剤耐性の微生物又は感染因子により引き起こされる感染は、病院、養護ホーム、及び他のヘルスケア環境のヘルスケア専門家にとって重大な問題である。抗生物質又は他の抗感染剤に対する、かかる感染因子の感受性の迅速検出は、その耐性プロファイルの広がりを予防するうえできわめて重要である。陽性血液培養物などのサンプル中の感染因子を同定するために新しい技術(たとえば、マトリックス支援レーザー脱離/イオン化飛行時間質量分析(MALDI-TOF MS)、迅速ポリメラーゼ連鎖反応(迅速PCR)など)が開発されてきたが、ほとんどの試験プロトコルの第1の工程は、依然として規定濃度の感染因子を含む出力サンプルの調製を含む。たとえば、ほとんどの抗感染剤又は抗生物質感受性試験(AST)プロトコルは、マクファーランド標準にマッチする濃度を有する出力サンプル又は接種物の調製を必要とする。
【0004】
[0004] かかる出力サンプルの調製に使用される既存の方法及び機器は、コスト、時間(たとえば最大24時間)、及び労力のかかる微生物培養技術を含む。しかしながら、そうした方法では、多くの場合、熟練者が手作業で解釈する必要があり、技術的なエラー又はクリニシャンによるエラーを起こしやすい。そのほか、感染因子を保有するある特定の生物学的サンプル、たとえば、動物又はヒトの血液を含有するサンプルは、サンプルの不透明性を考えると、多くの場合、現行光学技術を用いて評価することが困難である。さらに、かかる光学技術は、多くの場合、嵩高く高価な装置を必要とする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
[0005] 以上の限定及び制限の結果として、下流試験用の規定濃度の感染因子を含む出力サンプル又は標準化接種物を迅速且つ効果的に調製する改善された装置、システム、及び方法の必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
概要
[0006] 規定濃度の出力サンプルを調製する各種方法、デバイス、及びシステムが開示される。一実施形態では、規定濃度の出力サンプルを調製する方法が開示される。本方法は、感染因子を含む原サンプル(source sample)のアリコートをある希釈倍率で希釈して希釈サンプルを生成することと、希釈サンプルに1つ以上のセンサーを暴露することと、を含む。1つ以上のセンサーの各々の少なくとも一部は、希釈サンプルに暴露したときに希釈サンプルに流体連通可能である。本方法は、希釈サンプルをあるインキュベーション温度でインキュベートすることをさらに含みうる。希釈サンプルは、1つ以上のセンサーが希釈サンプルに暴露されるときにインキュベート可能である。インキュベーション温度は約33℃~約37℃でありうる。
【0007】
[0007] 本方法はまた、1つ以上のセンサーに結合されたパラメーターアナライザー又はコンピューティングデバイスを用いて希釈サンプルの溶液特性の変化をモニターすることを含みうる。本方法は、希釈サンプルの溶液特性が閾値量変化するときに希釈サンプルをある冷却温度に冷却して規定濃度の出力サンプルを生成することをさらに含みうる。いくつかの実施形態では、冷却温度は約4℃~約25℃でありうる。
【0008】
[0008] 本方法はまた、希釈サンプルの溶液特性の変化をモニターする前に、1つ以上のセンサーに結合されたコンピューティングデバイスの1つ以上のプロセッサーを用いて、データベースからユニバーサルルックアップテーブルを検索することを含みうる。コンピューティングデバイスの1つ以上のプロセッサーは、規定濃度、ユニバーサルルックアップテーブルから得られる濃度データ、及びユニバーサルルックアップテーブルから得られる溶液特性データに基づいて閾値量を設定可能である。ユニバーサルルックアップテーブルは、経時的にモニターされた複数の参照サンプルから測定されたデータを表す複数の株特異的ルックアップテーブルから作成可能である。複数の参照サンプルの少なくとも1つは、原サンプル中の感染因子とは異なる種の参照感染因子を含みうる。
【0009】
[0009] いくつかの実施形態では、複数の株特異的ルックアップテーブルの各々は、ある時間域にわたり参照サンプルの溶液特性の変化をモニターすることと、同一時間域にわたり参照サンプルのサンプル計数アッセイを行うことと、変換係数を用いてサンプル計数アッセイの結果を参照サンプル濃度に変換することと、参照サンプル濃度を参照サンプルの溶液特性の変化に関連付けることと、により作成可能である。ユニバーサルルックアップテーブルは、参照サンプル濃度の各々について複数の株特異的ルックアップテーブルから得られるすべての溶液特性変化量の平均をとることと、参照サンプル濃度の各々を平均化(averaged)溶液特性変化量に関連付けることと、により作成可能である。サンプル計数アッセイは、光学濃度測定、プレートカウントアッセイ、フローサイトメトリーアッセイ、又はそれらの組合せを含みうる。
【0010】
[0010] 本方法は、希釈サンプルの溶液特性の変化をモニターする前に原サンプル中の感染因子の種に基づいてデータベースから種特異的ルックアップテーブルを検索することと、規定濃度、種特異的ルックアップテーブルから得られる濃度データ、及び種特異的ルックアップテーブルから得られる溶液特性データに基づいて閾値量を設定することと、をさらに含みうる。種特異的ルックアップテーブルは、経時的にモニターされた複数の参照サンプルから得られるデータを表す複数の株特異的ルックアップテーブルから作成可能である。複数の参照サンプルの各々は、原サンプル中の感染因子と同一の種の参照感染因子を含みうる。
(【0011】以降は省略されています)
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