TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025014774
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117592
出願日2023-07-19
発明の名称画像形成装置、その制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250123BHJP(計算;計数)
要約【課題】
一定枚数を超える印刷では従量課金になるサービスに契約しているプリンタを利用する場合に、契約者が意図せずに従量課金での印刷をしてしまう可能性がある。
【解決手段】
サーバからプリンタへ定額内で印刷可能な残枚数を通知し、プリンタはその枚数に従って警告の表示や印刷の停止を行う。また複数のユーザで利用するプリンタの場合は一人のユーザが契約枚数を消費しきってしまうことを防ぐためにユーザごとの印刷可能枚数の上限を設定し、上限に達したら印刷を停止するようにする。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
設定された枚数までは定額で印刷を許可する定額サービスを管理するサーバとネットワークで接続された画像形成装置であって、
印刷ジョブを実行し、印刷の結果をサーバに送信する送信手段と、
前記サーバから定額サービスで印刷可能な残りの枚数を受信する受信手段と、
前記印刷可能な残りの枚数が所定の閾値を下回った場合は、残りの枚数が少ない旨の表示する表示手段を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
管理者が前記画像形成装置に登録された各ユーザの印刷可能な枚数を設定する設定手段を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記設定手段は、前記管理者が前記画像形成装置で従量課金での印刷の可否を設定できる
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
印刷ジョブのユーザに割り当てられた定額サービスで印刷可能な残りの枚数が無い場合には、印刷ジョブをキャンセルする
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成装置の定額サービスで印刷可能な残りの枚数がある場合には前記印刷ジョブの印刷を実行する
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成装置の定額サービスで印刷可能な残りの枚数がなく、前記画像形成装置で従量課金での印刷が許可されている場合には前記印刷ジョブの印刷を実行する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
設定された枚数までは定額で印刷を許可する定額サービスを管理するサーバとネットワークで接続された画像形成装置の制御方法であって、
印刷ジョブを実行し、印刷の結果をサーバに送信する送信手段と、
前記サーバから定額サービスで印刷可能な残りの枚数を受信する受信工程と、
前記印刷可能な残りの枚数が設定された閾値を下回った場合は、残りの枚数が少ない旨を表示手段に表示する表示工程を有する
ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
【請求項8】
請求項7に記載の画像形成装置の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、その制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
ネットワーク機能を備えた画像形成装置において、デバイス情報やユーザの使用履歴を管理サーバに送信することにより、不具合解析や課金システムといった様々なサービスが展開されている。例えば、インクなどの消耗品の管理を管理サーバで行い、残量が少なくなった際に自動で配送するサービスもその一例である。また、近年はサブスクリプション契約の導入により、サービスを契約するユーザに対して、デバイス本体および消耗品を貸し出し、初期投資やメンテナス費が発生しない定額提供を行うサービスも広まっている。
このような契約型定額サービスでは、画像形成装置は管理サーバと通信を行い、管理サーバへ印刷枚数を送信する。例えば、契約に応じて定められた枚数までは定額料金の課金をユーザに行い、契約枚数を超過した印刷枚数に対しては従量課金を行っている。
特許文献1には、サブスクリプション契約した複数の画像形成装置を運用している場合において画像形成装置ごとの印刷枚数管理の課題解決を目的とした発明が開示されている。具体的には、契約内の印刷枚数上限に到達した場合に他の印刷枚数が余っている画像形成装置の利用を案内することで印刷枚数制限の課題を解決している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-109159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の発明では、1台の画像形成装置のみでサブスクリプション契約する場合は他の画像形成装置を案内することができない。一定枚数までは定額で超過した場合は従量課金を行うサブスクリプション契約において、ユーザが意図せず従量課金で印刷してしまう可能性がある。また複数のユーザで1台の画像形成装置を共有する場合に一部のユーザが定額内の契約枚数を使い切ってしまう可能性がある。
本発明は、定額サービスの所定の印刷枚数を超える印刷を制限し、従量課金に移行する前にユーザに注意を喚起することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、所定の枚数までは定額で印刷を許可する定額サービスを管理するサーバとネットワークで接続された画像形成装置であって、印刷ジョブを実行し、そのた結果をサーバに送信する送信手段と、前記サーバから定額サービスで印刷可能な残りの枚数を受信する受信手段と、前記印刷可能な残りの枚数が所定の閾値を下回った場合は、残りの枚数が少ない旨の表示する表示手段を有することを特徴とする。
画像形成装置。
【発明の効果】
【0006】
定額サービスの所定の印刷枚数を超える印刷を制限し、従量課金に移行する前にユーザに注意を喚起することができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
管理システムの全体構成を示す構成図
プリンタのハードウェアの概略構成を示すブロック図
デバイス管理サーバのハードウェアの概略構成を示すブロック図
サービス管理サーバのハードウェアの概略構成を示すブロック図
サービス開始までの全体シーケンス図
印刷シーケンス図
印刷フローチャート図
ユーザの構成情報例
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態の説明を行う。なお、以下の実施形態は特許の請求範囲に関わる発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一もしくは同様の構成に同一の参照番号をつけて、重複した説明は省略する。
【0009】
[実施形態1]
以下、本発明の実施形態1について説明する。
・サービス管理システムの全体構成
図1は、本実施形態のサービス管理システムの全体の構成を示す構成図である。本サービス管理システムは、画像形成装置としてのプリンタ100とデバイス管理サーバ200とサービス管理サーバ300がインターネット等の通信ネットワーク400を介して接続されて構成される。
プリンタ100はプリンタ100の不揮発性メモリー108に契約情報を記録し、記録された契約情報に従って制御される。その契約情報は、プリンタ100が、通信ネットワーク400を介してデバイス管理サーバ200と通信することで受信する。
デバイス管理サーバ200はサービス管理サーバ300から通知された契約情報を保持することで、それを元にプリンタ100に対して契約情報の提供を行う。
プリンタ100とデバイス管理サーバ200およびサービス管理サーバ300間の通信は、Hypertext Transfer Protocol(以下「HTTP」という。)などの通信プロトコルを使用し、その制御方法は公知の方法を用いるものとする。また、プリンタ100とサービス管理サーバ300の間にデバイス管理サーバ200が入る構成となっているが、本実施形態はこれに限らない。例えば、プリンタ100とサービス管理サーバ300がインターネットを介して直接、契約情報を受け渡しする構成でもよい。なお、契約情報および契約情報に従って行うプリンタ100の制御の詳細については後述する。
【0010】
・画像形成装置のハードウェア構成
図2は、本実施形態における画像形成装置であるプリンタ100のハードウェア構成図である。プリンタ100は、ROM101、RAM102、CPU103、プリント部104、表示部105、操作部106、ネットワーク通信部107、不揮発性メモリー108等から構成される。
ROM101は、CPU103が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを格納する。
RAM102は、バックアップ電源を必要とするDRAM等で構成される。RAM102はCPU103の主メモリーとワークメモリとしても用いられる。プリンタ100にユーザがログインする際に不揮発性メモリー108に記憶しているユーザ情報400を読み出してログイン中ユーザのユーザ識別子401を記憶する。
CPU103は、プリンタ100内の各部を制御するための中央演算装置である。本実施形態でCPU103は、ROM101に格納されている各制御プログラムを、RAM102上に展開し、ROM101に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理などのソフトウェア実行制御を行う。
プリント部104はROM101やRAM102に保存された情報やPCなどから受信した印刷ジョブに基づき、インクなどの記録材を用いて紙などの記録媒体上に画像形成し、印刷結果を出力する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
定着装置
6日前
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
キヤノン株式会社
記録装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
情報処理装置
今日
キヤノン株式会社
液体収容容器
今日
キヤノン株式会社
インク収容容器
6日前
キヤノン株式会社
シート給送装置
6日前
キヤノン株式会社
シート給送装置
6日前
キヤノン株式会社
シート給送装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
6日前
キヤノン株式会社
光学装置及び撮像装置
今日
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
光電変換装置および機器
今日
キヤノン株式会社
撮像装置及びその制御方法
今日
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
通信装置及び通信システム
今日
キヤノン株式会社
受信装置及び通信システム
6日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、画像処理方法
今日
キヤノン株式会社
細胞剥離方法及び細胞剥離装置
今日
キヤノン株式会社
細胞剥離方法及び細胞剥離装置
今日
キヤノン株式会社
制御装置、方法、及びプログラム
6日前
キヤノン株式会社
光学系及びそれを有する撮像装置
今日
キヤノン株式会社
シート給送装置及び画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
シート給送装置、及び画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
シート搬送装置および画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
撮像装置、制御方法及びプログラム
6日前
キヤノン株式会社
露光装置、露光方法、物品製造方法
今日
キヤノン株式会社
制御装置、制御方法およびプログラム
今日
キヤノン株式会社
電子機器、制御方法およびプログラム
今日
キヤノン株式会社
シート搬送装置及び画像形成システム
6日前
キヤノン株式会社
接合方法、接合装置及び物品の製造方法
今日
続きを見る