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公開番号
2025014173
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116472
出願日
2023-07-18
発明の名称
液冷式急速冷凍装置及び凍結完了検知方法
出願人
株式会社カンネツ
代理人
個人
,
個人
主分類
F25D
9/00 20060101AFI20250123BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】食品を損傷することなく確実に凍結完了時を知ることができる液冷式急速冷凍装置を提供する。
【解決手段】液槽1内の冷却不凍液2に食品Aを浸漬し、食品Aを凍結させる液冷式急速冷凍装置に於て、浸漬状態の食品重量を計測する重量計3を、備える。重量計3にて計測される食品重量が、食品Aの凍結に伴う体積増加によってしだいに減少し、その減少変化が零になったときを、凍結完了として検知する凍結完了検知機能を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液槽(1)内の冷却不凍液(2)に食品(A)を浸漬し、食品(A)を凍結させる液冷式急速冷凍装置に於て、
浸漬状態の食品重量を計測する重量計(3)を、備え、
上記重量計(3)にて計測される上記食品重量が、食品(A)の凍結に伴う体積増加によってしだいに減少し、その減少変化が零になったときを、凍結完了として検知する凍結完了検知機能を有する液冷式急速冷凍装置。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
液槽(1)内の冷却不凍液(2)に食品(A)を浸漬し、食品(A)を凍結させる液冷式急速冷凍装置に於て、
上記食品(A)を風袋(4)に収容した状態で冷却不凍液(2)に浸漬するように構成し、
浸漬状態の上記食品(A)及び風袋(4)の総重量(W)を計測する重量計(3)を、備え、
上記重量計(3)にて計測される上記食品(A)及び風袋(4)の総重量(W)が、食品(A)の凍結に伴う体積増加によってしだいに減少し、その減少変化が零になったときを、凍結完了として検知する凍結完了検知機能を有することを特徴とする液冷式急速冷凍装置。
【請求項3】
上記重量計(3)がロードセル(5)又は重量センサー(8)である請求項1又は2記載の液冷式急速冷凍装置。
【請求項4】
上記重量計(3)が吊下げ式重量計(6)である請求項1又は2記載の液冷式急速冷凍装置。
【請求項5】
食品(A)を冷却不凍液(2)に浸漬させ、浸漬状態の食品重量を重量計(3)にて計測して、計測される上記食品重量が、食品(A)の凍結に伴う体積増加によってしだいに減少し、その減少変化が零になったときを、コンピュータによって凍結完了として検知することを特徴とする凍結完了検知方法。
【請求項6】
食品(A)を風袋(4)に収容した状態で冷却不凍液(2)に浸漬させ、浸漬状態の上記食品(A)及び風袋(4)の総重量(W)を重量計(3)にて計測して、計測される上記総重量(W)が、食品(A)の凍結に伴う体積増加によってしだいに減少し、その減少変化が零になったときを、コンピュータによって凍結完了として検知することを特徴とする凍結完了検知方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液冷式急速冷凍装置及び凍結完了検知方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、液槽内の冷却不凍液に食品を浸漬し、食品を凍結させる液冷式急速冷凍装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-172255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1記載の液冷式急速冷凍装置は、食品の凍結完了を、使用者の知識と経験に基づいて判断している。そして、食品が芯部まで凍結するのに要する時間は、食品の形状や含有物質等の様々な条件に左右されるので、使用者は、凍結完了時を正確に検知することができない。従って、冷凍処理時間の長短が使用者の能力に左右され、食品の凍結が不完全な状態で食品を冷凍装置から取出して食品が劣化したり、食品の冷却を過度に長時間続けて電気代が無駄になるという問題がある。あるいは、食品に温度計を刺して温度を計測するので、食品が損傷するという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、凍結完了時を知ることができる液冷式急速冷凍装置及び凍結完了検知方法を提供することを目的とする。特に、食品を損傷することなく確実に凍結完了時を知ることができる液冷式急速冷凍装置及び凍結完了検知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る液冷式急速冷凍装置は、液槽内の冷却不凍液に食品を浸漬し、食品を凍結させる液冷式急速冷凍装置に於て、浸漬状態の食品重量を計測する重量計を、備え、上記重量計にて計測される上記食品重量が、食品の凍結に伴う体積増加によってしだいに減少し、その減少変化が零になったときを、凍結完了として検知する凍結完了検知機能を有するものである。
【0007】
また、液槽内の冷却不凍液に食品を浸漬し、食品を凍結させる液冷式急速冷凍装置に於て、上記食品を風袋に収容した状態で冷却不凍液に浸漬するように構成し、浸漬状態の上記食品及び風袋の総重量を計測する重量計を、備え、上記重量計にて計測される上記食品及び風袋の総重量が、食品の凍結に伴う体積増加によってしだいに減少し、その減少変化が零になったときを、凍結完了として検知する凍結完了検知機能を有するものである。
また、上記重量計がロードセル又は重量センサーである。
また、上記重量計が吊下げ式重量計である。
【0008】
また、本発明に係る凍結完了検知方法は、食品を冷却不凍液に浸漬させ、浸漬状態の食品重量を重量計にて計測して、計測される上記食品重量が、食品の凍結に伴う体積増加によってしだいに減少し、その減少変化が零になったときを、コンピュータによって凍結完了として検知する方法である。
また、食品を風袋に収容した状態で冷却不凍液に浸漬させ、浸漬状態の上記食品及び風袋の総重量を重量計にて計測して、計測される上記総重量が、食品の凍結に伴う体積増加によってしだいに減少し、その減少変化が零になったときを、コンピュータによって凍結完了として検知する方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の液冷式急速冷凍装置及び凍結完了検知方法によれば、食品を損傷することなく必要十分な凍結完了時を知ることができる。そして、必要十分な時間、冷却を行うことができる。すなわち、冷凍処理時間が短すぎることによる品質劣化や、長時間の冷凍処理によるエネルギーロスを防止し、冷凍処理工程を最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施の形態を示す要部簡略断面図である。
風袋に食品を載置した状態を示す斜視図である。
風袋と食品の総重量の重量変化を示すグラフである。
浮力を説明するための食品の断面図であって、(A)は冷凍開始時の食品の断面図、(B)は凍結完了時の食品の断面図である。
第2の実施の形態を示す要部簡略断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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