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公開番号2025014004
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-28
出願番号2024189026,2024030081
出願日2024-10-28,2019-06-25
発明の名称画像成分の予測方法、装置およびコンピュータ記憶媒体
出願人オッポ広東移動通信有限公司,GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
代理人個人,個人
主分類H04N 19/105 20140101AFI20250121BHJP(電気通信技術)
要約【課題】符号化・復号化予測性能を変更することなく、モデルパラメータの導出プロセスを統合する画像成分の予測方法、装置およびコンピュータ記憶媒体を提供する。
【解決手段】方法は、ビデオ画像内の符号化ブロックの予測される画像成分に対応する第1参照画素セットを取得しS501、有効画素点の数がプリセットの数より小さい場合、プリセットの成分値を予測される画像成分に対応する予測値として使用しS502、有効画素点の数がプリセットの数より大きいか等しい場合、第1参照画素セットをスクリーニングして第2参照画素セットを取得しS503、プリセットの成分値を予測される画像成分に対応する予測値として使用しS504、第2参照画素セットを介してモデルパラメータを決定し予測される画像成分に対応する、予測される画像成分に対する予測処理を実現して、予測値を取得するために使用される予測モデルを取得するS505。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
デコーダに適用される、画像成分の予測方法であって、
ビデオ画像内の復号化ブロックの予測される画像成分に対応する第1参照サンプルセットを取得することと、
前記第1参照サンプルセットのうちの有効サンプル点の数が0に等しい場合、プリセットされた成分値を前記予測される画像成分に対応する予測値として使用することと、
前記第1参照サンプルセットのうちの有効サンプル点の数が4より大きいか等しい場合、前記第1参照サンプルセットを処理して、第2参照サンプルセットを取得することであって、前記第2参照サンプルセットのうちの有効サンプル点の数は、プリセットされた数より小さいか等しく、前記プリセットされた数が4であることと、
前記第2参照サンプルセットのうちの有効サンプル点の数が、プリセットされた数と等しい場合、前記第2参照サンプルセットに基づいてモデルパラメータを決定することと、を含み、
前記画像成分の予測方法はさらに、
前記モデルパラメータに従って、前記予測される画像成分に対応する予測モデルを取得することと、
前記予測モデルに基づいて前記予測される画像成分に対して予測処理を行い、前記予測される画像成分に対応する予測値を取得することと、を含み、
前記ビデオ画像内の復号化ブロックの予測される画像成分に対応する第1参照サンプルセットを取得することは、
前記復号化ブロックの少なくとも片側の辺に隣接する参照サンプル点を取得することであって、前記少なくとも片側の辺は、前記復号化ブロックの左側の辺および/または前記復号化ブロックの上側の辺を含むことと、
前記参照サンプル点に基づいて、前記予測される画像成分に対応する第1参照サンプルセットを決定することと、を含む、前記画像成分の予測方法。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
前記ビデオ画像内の復号化ブロックの予測される画像成分に対応する第1参照サンプルセットを取得することは、
前記復号化ブロックに隣接する参照行および/または参照列内の参照サンプル点を取得することであって、前記参照行は、前記復号化ブロックの上側の辺および右上側の辺に隣接する行によって形成されるものであり、前記参照列は、前記復号化ブロックの左側の辺および左下側の辺に隣接する列によって形成されるものであることと、
前記参照サンプル点に基づいて、前記予測される画像成分に対応する第1参照サンプルセットを決定することと、を含む、
請求項1に記載の画像成分の予測方法。
【請求項3】
前記第1参照サンプルセットを処理することは、前記第1参照サンプルセットをスクリーニングすることを含み、
前記第1参照サンプルセットをスクリーニングして、第2参照サンプルセットを取得することは、
前記第1参照サンプルセット内の隣接参照サンプル点に対応するサンプル位置に基づいて、選択されるサンプル点位置を決定することと、
決定された選択されるサンプル点位置に従って、前記第1参照サンプルセットから前記選択されるサンプル点位置に対応する有効サンプル点を選択し、選択して得られる有効サンプル点に基づいて、第2参照サンプルセットを決定することと、を含み、前記第2参照サンプルセットのうちの有効サンプル点の数は、プリセットされた数より小さいか等しい、
請求項1又は2に記載の画像成分の予測方法。
【請求項4】
前記プリセットされた成分値を前記予測される画像成分に対応する予測値として使用することは、
前記ビデオ画像のビット深度に基づいて、前記プリセットされた成分値を決定することを含み、
前記プリセットされた成分値は、1<<(BitDepth-1)であり、前記BitDepthは、前記予測される画像成分のビット深度である、
請求項1に記載の画像成分の予測方法。
【請求項5】
前記画像成分の予測方法は、
前記復号化ブロック内の各サンプル点について、前記プリセットされた成分値を使用して、各サンプル点の予測される画像成分に対して予測値の充填を実行することをさらに含む、
請求項1に記載の画像成分の予測方法。
【請求項6】
前記モデルパラメータに従って、前記予測される画像成分に対応する予測モデルを取得した後、前記画像成分の予測方法は、
前記予測モデルに基づいて、前記復号化ブロック内の各サンプル点の予測される画像成分に対して予測処理を実行して、各サンプル点の予測される画像成分に対応する予測値を取得することをさらに含む、
請求項1に記載の画像成分の予測方法。
【請求項7】
エンコーダに適用される、画像成分の予測方法であって、
ビデオ画像内の符号化ブロックの予測される画像成分に対応する第1参照サンプルセットを取得することと、
前記第1参照サンプルセットのうちの有効サンプル点の数が0に等しい場合、プリセットされた成分値を前記予測される画像成分に対応する予測値として使用することと、
前記第1参照サンプルセットのうちの有効サンプル点の数が4より大きいか等しい場合、前記第1参照サンプルセットを処理して、第2参照サンプルセットを取得することであって、前記第2参照サンプルセットのうちの有効サンプル点の数は、プリセットされた数より小さいか等しく、前記プリセットされた数が4であることと、
前記第2参照サンプルセットのうちの有効サンプル点の数が、プリセットされた数と等しい場合、前記第2参照サンプルセットに基づいてモデルパラメータを決定することと、を含み、
前記画像成分の予測方法はさらに、
前記モデルパラメータに従って、前記予測される画像成分に対応する予測モデルを取得することと、
前記予測モデルに基づいて前記予測される画像成分に対して予測処理を行い、前記予測される画像成分に対応する予測値を取得することと、を含み、
前記ビデオ画像内の符号化ブロックの予測される画像成分に対応する第1参照サンプルセットを取得することは、
前記符号化ブロックに隣接する参照行および/または参照列内の参照サンプル点を取得することであって、前記参照行は、前記符号化ブロックの上側の辺および右上側の辺に隣接する行によって形成されるものであり、前記参照列は、前記符号化ブロックの左側の辺および左下側の辺に隣接する列によって形成されるものであることと、
前記参照サンプル点に基づいて、前記予測される画像成分に対応する第1参照サンプルセットを決定することと、を含む、前記画像成分の予測方法。
【請求項8】
前記第1参照サンプルセットを処理することは、前記第1参照サンプルセットをスクリーニングすることを含み、
前記第1参照サンプルセットをスクリーニングして、第2参照サンプルセットを取得することは、
前記第1参照サンプルセット内の隣接参照サンプル点に対応するサンプル位置に基づいて、選択されるサンプル点位置を決定することと、
決定された選択されるサンプル点位置に従って、前記第1参照サンプルセットから前記選択されるサンプル点位置に対応する有効サンプル点を選択し、選択して得られる有効サンプル点に基づいて、第2参照サンプルセットを決定することと、を含み、前記第2参照サンプルセットのうちの有効サンプル点の数は、プリセットされた数より小さいか等しい、
請求項7に記載の画像成分の予測方法。
【請求項9】
前記プリセットされた成分値を前記予測される画像成分に対応する予測値として使用することは、
前記ビデオ画像のビット深度に基づいて、前記プリセットされた成分値を決定することを含み、
前記プリセットされた成分値は、1<<(BitDepth-1)であり、前記BitDepthは、前記予測される画像成分のビット深度である、
請求項7に記載の画像成分の予測方法。
【請求項10】
前記画像成分の予測方法は、
前記符号化ブロック内の各サンプル点について、前記プリセットされた成分値を使用して、各サンプル点の予測される画像成分に対して予測値の充填を実行することをさらに含む、
請求項7に記載の画像成分の予測方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願実施例は、ビデオ符号化・復号化技術分野に関し、特に、画像成分の予測方法、装置およびコンピュータ記憶媒体に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
ビデオディスプレイ品質に対する人々の要求の高まりに伴い、高解像度および超高解像度ビデオなどの新しいビデオアプリケーションの形態が出現された。H.265/高効率ビデオ符号化(HEVC:High Efficiency Video Coding)は、ビデオアプリケーションの急速な発展の要求を満たすことができなく、共同ビデオエキスパートチーム(JVET:Joint Video Exploration Team)は、次世代ビデオ符号化規格H.266/バーサタイルビデオ符号化(VVC:Versatile Video Coding)を提案し、それに対応するテストモデルは、VVCの参照ソフトウェアテストプラットフォーム(VTM:VVC Test Model)である。
【0003】
VTMにおいて、現在、予測モデルベースの画像成分の予測方法を統合しており、当該予測モデルを介して、現在の符号化ブロック(CB:Coding Block)の輝度成分により色度成分を予測することができる。しかしながら、予測モデルを構築するとき、モデルパラメータの導出に使用される隣接する参照画素点の数が異なるため、追加の処理を増加しただけでなく、計算の複雑さも増やした。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願実施例は、画像成分の予測方法、装置およびコンピュータ記憶媒体を提供し、符号化・復号化予測性能を変更することなく、モデルパラメータの導出プロセスを統合し、同時に、隣接する参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数より小さい場合、追加の処理モジュールを増加していないため、追加の処理は必要なく、計算の複雑さを減らす。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願実施例の技術的解決策は、以下のように実現されることができる。
【0006】
第1態様において、本願実施例は、画像成分の予測方法を提供し、前記方法は、
ビデオ画像内の符号化ブロックの予測される画像成分に対応する第1参照画素セットを取得することと、
前記第1参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数より小さい場合、プリセットの成分値を前記予測される画像成分に対応する予測値として使用することと、 前記第1参照画素セットのうちの有効画素点の数がプリセットの数より大きいか等しい場合、前記第1参照画素セットをスクリーニングして、第2参照画素セットを取得することであって、ここで、前記第2参照画素セットのうちの有効画素点の数は、プリセットの数より小さいか等しいことと、
前記第2参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数より小さい場合、プリセットの成分値を前記予測される画像成分に対応する予測値として使用することと、 前記第2参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数と等しい場合、前記第2参照画素セットを介してモデルパラメータを決定し、前記モデルパラメータに従って、前記予測される画像成分に対応する予測モデルを取得することと、を含み、ここで、前記予測モデルは、前記予測される画像成分に対する予測処理を実現して、前記予測される画像成分に対応する予測値を取得するために使用される。
【0007】
第2態様において、本願実施例は、取得ユニット、予測ユニットおよびスクリーニングユニットを備える、画像成分の予測装置を提供し、ここで、
前記取得ユニットは、ビデオ画像内の符号化ブロックの予測される画像成分に対応する第1参照画素セットを取得するように構成され、
前記予測ユニットは、前記第1参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数より小さい場合、プリセットの成分値を前記予測される画像成分に対応する予測値として使用するように構成され、
前記スクリーニングユニットは、前記第1参照画素セットのうちの有効画素点の数がプリセットの数より大きいか等しい場合、前記第1参照画素セットをスクリーニングして、第2参照画素セットを取得するように構成され、ここで、前記第2参照画素セットのうちの有効画素点の数は、プリセットの数より小さいか等しく、
前記予測ユニットは、さらに、前記第2参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数より小さい場合、プリセットの成分値を前記予測される画像成分に対応する予測値として使用し、および前記第2参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数と等しい場合、前記第2参照画素セットを介してモデルパラメータを決定し、前記モデルパラメータに従って、前記予測される画像成分に対応する予測モデルを取得するように構成され、ここで、前記予測モデルは、前記予測される画像成分に対する予測処理を実現して、前記予測される画像成分に対応する予測値を取得するために使用される。
【0008】
第3態様において、本願実施例は、メモリとプロセッサとを備える、画像成分の予測装置を提供し、
前記メモリは、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成され、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、第1態様に記載の方法を実行するように構成される。
【0009】
第4態様において、本願実施例は、画像成分予測プログラムを記憶する、コンピュータ記憶媒体を提供し、前記画像成分予測プログラムは、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、第1態様に記載の方法を実現する。
【発明の効果】
【0010】
本願実施例は、画像成分の予測方法、装置およびコンピュータ記憶媒体を提供し、ビデオ画像内の符号化ブロックの予測される画像成分に対応する第1参照画素セットを取得することにより、第1参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数より小さい場合、プリセットの成分値を予測される画像成分に対応する予測値として使用し、第1参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数より大きいか等しい場合、第1参照画素セットをスクリーニングして、第2参照画素セットを取得し、当該第2参照画素セットのうちの有効画素点の数は、プリセットの数より小さいか等しく、第2参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数より小さい場合、プリセットの成分値を予測される画像成分に対応する予測値として使用し、第2参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数と等しい場合、第2参照画素セットを介してモデルパラメータを決定し、モデルパラメータに従って、前記予測される画像成分に対応する予測モデルを取得し、前記予測モデルは、予測される画像成分に対する予測処理を実現して、予測される画像成分に対応する予測値を取得するために使用され、このようにして、第1参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数より小さいか、第2参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数より小さい場合、プリセットのデフォルト値を予測される画像成分に対応する予測値として直接に使用し、第2参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数を満たす場合にのみ、第1参照画素セットに従ってモデルパラメータを決定して、予測される画像成分の予測モデルを確立し、それにより、モデルパラメータの導出プロセスを統合し、さらに、第1参照画素セットまたは第2参照画素セットのうちの有効画素点の数が、プリセットの数より小さい場合、特に、有効画素点が、0または2である場合について、追加の処理モジュールを増加していないため、プリセットのデフォルト値を予測される画像成分に対応する予測値として直接に使用して、追加の処理は必要なく、計算の複雑さを減らす。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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