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公開番号
2025013906
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-28
出願番号
2024185394,2021509072
出願日
2024-10-21,2020-03-16
発明の名称
異原子ドープナノダイヤモンド
出願人
株式会社ダイセル
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C01B
32/25 20170101AFI20250121BHJP(無機化学)
要約
【課題】異原子をドープした新規なナノダイヤモンドを提供する。
【解決手段】本発明は、少なくとも1種の異原子がドープされた、以下の(i)及び/又は(ii)
(i) BET比表面積が20~900 m
2
/gである、
(ii) 一次粒子の平均サイズが2~70 nmである、
の要件を満たす、異原子ドープナノダイヤモンドを提供するものである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1種の異原子がドープされた、以下の(i)及び/又は(ii)
(i) BET比表面積が20~900 m
2
/gである、
(ii) 一次粒子の平均サイズが2~70 nmである、
の要件を満たす、異原子ドープナノダイヤモンド。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記異原子が、第14族元素、リン及びホウ素からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1に記載の異原子ドープナノダイヤモンド。
【請求項3】
蛍光発光ピークを有する、請求項1又は2に記載の異原子ドープナノダイヤモンド。
【請求項4】
前記蛍光発光ピークが、少なくとも1種の異原子-Vacancyセンターに由来する、請求項1~3のいずれか1項に記載の異原子ドープナノダイヤモンド。
【請求項5】
蛍光を発する異原子ドープナノダイヤモンドが、さらにリン及び/又はホウ素がドープされてなる、請求項1~4のいずれか1項に記載の異原子ドープナノダイヤモンド。
【請求項6】
720~770 nmの範囲内に蛍光発光ピークを有し、異原子がケイ素を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の異原子ドープナノダイヤモンド。
【請求項7】
580~630 nmの範囲内に蛍光発光ピークを有し、異原子がゲルマニウムを含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の異原子ドープナノダイヤモンド。
【請求項8】
590~650 nmの範囲内に蛍光発光ピークを有し、異原子がスズを含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の異原子ドープナノダイヤモンド。
【請求項9】
540~600 nmの範囲内に蛍光発光ピークを有し、異原子が鉛を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載のナノダイヤモンド。
【請求項10】
NV(Nitrogen-Vacancy)センターによる蛍光発光を含む、請求項1~9のいずれか1項に記載の異原子ドープナノダイヤモンド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、異原子ドープナノダイヤモンドに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ダイヤモンドの発光センターは、ナノサイズで化学的に安定な蛍光性発色団であり有機物の蛍光体に多く見られる生体内での分解、褪色、明滅を示さないために、蛍光イメージングのプローブとして期待されている。また発光センター内で励起される電子のスピン情報を外部より計測できる場合もあることにより、ODMR(Optically Detected Magnetic Resonance;光検出磁気共鳴法)や量子ビットとしての利用も期待されている。
【0003】
ダイヤモンドの発光センターの1種であるSiVセンターは、発光スペクトルにおいてZPL(Zero Phonon Level)と言われる鋭いピークを有する(非特許文献1)。
【0004】
ケイ素をドープしたダイヤモンドは、CVD法などにより製造されている(特許文献1~2)。
【0005】
非特許文献2は、隕石中のナノダイヤモンドについて分析をしているが、SiV(Silicon-Vacancy)センターを有するナノダイヤモンドは製造していない。非特許文献2は、シミュレーションにより1.1 nm~1.8 nmのナノダイヤモンド中でSiVセンターは熱力学的に安定であることを示している。
【0006】
非特許文献3のFigure 1は、AFMによりCVD法で調整したSiVセンターを有するナノダイヤモンドを開示しているが、Figure 1の右上のグラフにおいて縦軸は高さ(nm)、横軸は位置(ミクロン)が記載され、そのピーク高さは約9nmであるが、幅(位置)は少なくとも70nmはあることが明らかである。
【0007】
非特許文献4は、種溶液として3-4nmのナノダイヤモンドを用い、シリコンウェハ上でMWPECVD法により成長させて、SiVセンターを含む平均粒径73nmのナノダイヤモンドが得られることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特表2014-504254
特開2004-176132
【非特許文献】
【0009】
E. Neu et al. APPLIED PHYSICS LETTERS 98, 243107 (2011)
Nat Nanotechnol. 2014 Jan;9(1):54-8. doi: 10.1038/nnano.2013.255. Epub 2013 Dec 8.
Adv Sci Lett. 2011 Feb 1;4(2):512-515.
Diamond and Related Materials, Volume 65, 2016, Pages 87-90
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の1つの目的は、異原子をドープした新規なナノダイヤモンドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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