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公開番号2025013046
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116332
出願日2023-07-14
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 20/14 20160101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約【課題】バッテリの充電残量が低く、回生の重要度が高いほど、確実なロックアップを可能として、適切に回生制御を開始できる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】ロックアップクラッチ40を係合して電動機MGによる回生制御を実施する際に、バッテリ54の充電残量SOCが少ないほど、ロックアップクラッチ40の係合油圧Pluを高める制御を実施するので、バッテリ54への充電のための回生の重要度が高いほど、確実にロックアップされるようになり、適切に回生制御を開始することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
走行用の動力源としてのエンジンおよび電動機と、前記動力源と駆動輪との間に設けられたロックアップクラッチを備えたトルクコンバータおよび自動変速機と、バッテリと、を備えた車両の、制御装置であって、
前記車両の減速時に、前記ロックアップクラッチを係合して前記電動機による回生制御を実施する際に、前記バッテリの充電残量が少ないほど、前記ロックアップクラッチの係合油圧を高める制御を実施する回生制御部を、備える
ことを特徴とする車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回生を行なうハイブリッド車両の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
走行用の動力源としてのエンジンおよび電動機と、動力源と駆動輪との間に設けられたトルクコンバータおよび自動変速機と、バッテリとを備えたハイブリッド車両において、燃費向上策として、車両の減速時に、バッテリの充電残量が所定値未満、例えば充電可能な場合は、トルクコンバータのロックアップクラッチを係合し、電動機を発電機として機能させ、発電電力をバッテリに充電する回生制御を行う技術が公開されている。例えば、特許文献1に記載されたハイブリッド車両がそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-178000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のハイブリッド車両では、回生制御の実施要否が、バッテリ充電残量の固定値、例えば充電可能か否かの閾値で判定され、バッテリ充電残量の多少に応じた制御となっていない。一方、バッテリの充電残量が少なくなるほど、充電の必要度(重要度)は大きくなり、また、回生制御で得られる電力(充電量)も多くなる。そのため、さらなる燃費向上には、バッテリの充電残量が少なくなるほど、前記電動機による回生制御の機会、頻度を高めていくことが求められている。
【0005】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、車両減速時の回生制御において、バッテリの充電残量が低く、回生の重要度が高いほど、ロックアップクラッチの確実なロックアップを可能とし、適切に回生制御を開始できるハイブリッド車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、(a)走行用の動力源としてのエンジンおよび電動機と、前記動力源と駆動輪との間に設けられたロックアップクラッチを備えたトルクコンバータおよび自動変速機と、バッテリと、を備えた車両の、制御装置であって、(b)前記車両の減速時に、前記ロックアップクラッチを係合して前記電動機による回生制御を実施する際に、前記バッテリの充電残量が少ないほど、前記ロックアップクラッチの係合油圧を高める制御を実施する回生制御部を、備えることにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明の車両の制御装置によれば、前記車両の減速時に、前記ロックアップクラッチを係合して前記電動機による回生制御を実施する際に、前記バッテリの充電残量が少ないほど、前記ロックアップクラッチの係合油圧を高める制御を実施するので、バッテリへの充電のための回生の重要度が高いほど、確実にロックアップされるようになり、適切に前記電動機による回生制御を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施例である制御装置として電子制御装置を備えているハイブリッド車両の概略構成図である。
図1の電子制御装置の回生制御において、ロックアップクラッチの係合油圧の制御を説明するフローチャートである。
図1の電子制御装置の回生制御において、バッテリの充電残量(SOC)と、ロックアップ油圧加算値のマップの一例を説明する図である。
図1の電子制御装置の回生制御において、本発明が適用されず、回生制御が実施されない場合を説明するタイムチャートである。
図1の電子制御装置の回生制御において、本発明が適用され、回生制御が実施される場合を説明するタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、例えば電動機がエンジンに併設され、エンジンがトルクコンバータを介して自動変速機に接続されているハイブリッド車両に好適に適用されるが、エンジンとトルクコンバータとの間に電動機が直列に配置され、エンジンと電動機との間に断接クラッチが配置されている形式のハイブリッド車両にも適用され得る。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例である制御装置として電子制御装置100を備えている車両10の駆動系統の概略構成図であって、車両10に関する各種制御のための制御機能および制御系統の要部を併せて示した図である。
(【0011】以降は省略されています)

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