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公開番号2025012843
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115977
出願日2023-07-14
発明の名称免振試験装置の制御装置及び免振試験装置の制御方法
出願人三菱重工機械システム株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01M 7/02 20060101AFI20250117BHJP(測定;試験)
要約【課題】加振対象物に鉛直荷重を加えた状態でテーブルを振動させる場合に、鉛直荷重の変動を低減する。
【解決手段】免振試験装置の制御装置は、加振対象物が載置されるテーブルと、テーブル部に接続される鉛直加振装置と、テーブル部を水平方向に振動させる水平加振装置とを備える免振試験装置の制御装置であって、加振対象物に鉛直荷重を加えてテーブル部に載置した状態で、水平加振装置によりテーブル部を水平方向に振動させる場合、水平加振装置によるテーブル部の水平方向の振動によって生じる鉛直荷重の変動を低減するように、鉛直加振装置の鉛直荷重指令に対して、鉛直荷重指令の補償値である鉛直荷重補償値を加算する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
加振対象物が載置されるテーブル部と、
前記テーブル部に接続される鉛直加振装置と、
前記テーブル部を水平方向に振動させる水平加振装置と
を備える免振試験装置の制御装置であって、
前記加振対象物に鉛直荷重を加えて前記テーブル部に載置した状態で、前記水平加振装置により前記テーブル部を水平方向に振動させる場合、前記水平加振装置による前記テーブル部の水平方向の振動によって生じる前記鉛直荷重の変動を低減するように、前記鉛直加振装置の鉛直荷重指令に対して、前記鉛直荷重指令の補償値である鉛直荷重補償値を加算する
免振試験装置の制御装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記鉛直加振装置は、複数設けられ、
複数の前記鉛直加振装置は、互いに独立して制御可能である
請求項1に記載の免振試験装置の制御装置。
【請求項3】
前記水平加振装置による前記テーブル部の水平方向の振動によって生じる前記鉛直荷重の変動を検出し、検出結果に基づいて、前記鉛直加振装置の前記鉛直荷重指令に対して、フィードバック補償値を減算する
請求項1に記載の免振試験装置の制御装置。
【請求項4】
前記鉛直加振装置は、前記テーブル部の下側に配置されて前記テーブル部を支持する
請求項1に記載の免振試験装置の制御装置。
【請求項5】
前記鉛直荷重補償値は、前記水平加振装置による前記テーブル部の水平方向の振動の周波数を2倍した周波数であり、前記鉛直荷重指令に所定数を乗じた値を振幅とした正弦波である
請求項1に記載の免振試験装置の制御装置。
【請求項6】
平面視における複数の前記鉛直加振装置の位置関係に基づいて、前記鉛直荷重補償値を加算する対象となる前記鉛直加振装置を選択する
請求項2に記載の免振試験装置の制御装置。
【請求項7】
加振対象物が載置されるテーブル部と、
前記テーブル部に接続される鉛直加振装置と、
前記テーブル部を水平方向に振動させる水平加振装置と
を備える免振試験装置の制御方法であって、
前記加振対象物に鉛直荷重を加えて前記テーブル部に載置した状態で、前記水平加振装置により前記テーブル部を水平方向に振動させる場合、前記水平加振装置による前記テーブル部の水平方向の振動によって生じる前記鉛直荷重の変動を低減するように、前記鉛直加振装置の鉛直荷重指令に対して、鉛直荷重指令の補償値である鉛直荷重補償値を加算する
免振試験装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、免振試験装置の制御装置及び免振試験装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
加振対象物を載置したテーブルを水平加振装置により振動させる免振試験装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3418667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような免振試験装置において、加振対象物に鉛直荷重を加えた状態でテーブルを振動させる場合、例えば加振対象物に変形等が生じると、加振対象物の荷重を受ける面積が増減し、鉛直荷重が変動する場合がある。このため、鉛直荷重の変動を低減することが求められる。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、加振対象物に鉛直荷重を加えた状態でテーブルを振動させる場合に、鉛直荷重の変動を低減することが可能な免振試験装置の制御装置及び免振試験装置の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る免振試験装置の制御装置は、加振対象物が載置されるテーブルと、前記テーブル部に接続される鉛直加振装置と、前記テーブル部を水平方向に振動させる水平加振装置とを備える免振試験装置の制御装置であって、前記加振対象物に鉛直荷重を加えて前記テーブル部に載置した状態で、前記水平加振装置により前記テーブル部を水平方向に振動させる場合、前記水平加振装置による前記テーブル部の水平方向の振動によって生じる前記鉛直荷重の変動を低減するように、前記鉛直加振装置の鉛直荷重指令に対して、鉛直荷重指令の補償値である鉛直荷重補償値を加算する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、加振対象物に鉛直荷重を加えた状態でテーブルを振動させる場合に、鉛直荷重の変動を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る免振試験装置の一例を模式的に示す図である。
図2は、制御装置による鉛直加振装置の制御の一例を示すブロック図である。
図3は、鉛直荷重補償値を算出する際の演算の流れを模式的に示す図である。
図4は、本実施形態に係る免振試験装置の制御方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る免振試験装置の制御装置及び免振試験装置の制御方法の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
図1は、本実施形態に係る免振試験装置100の一例を模式的に示す図である。図1に示すように、免振試験装置100は、ベース部10と、テーブル部20と、水平加振装置50と、鉛直加振装置60と、制御装置70とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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