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公開番号
2025012842
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115976
出願日
2023-07-14
発明の名称
計量装置及びその計量方法
出願人
株式会社エー・アンド・デイ
代理人
弁理士法人あお葉国際特許事務所
主分類
G01G
23/00 20060101AFI20250117BHJP(測定;試験)
要約
【課題】本発明は、水平調整の必要性をユーザーに正確に通知可能な計量装置の提供。
【解決手段】水平器9と、重量センサ14aと、重量センサ14aの仮想水平面にxとyを設定して、x,yの二軸の加速度変化を検出する、複数軸加速度センサ28と、重量センサ14aが水平かつ基準温度下の基準位置に設置された際の複数軸加速度センサ28の二軸の基準出力を記憶する記憶部12と、演算処理部11と、を計量装置1に備え、水平器9は、点灯時に内部を発光させる発光部10を有し、演算処理部11は、計量装置1の設置位置において複数軸加速度センサ28に発生する現在出力を基準出力と比較し、複数軸加速度センサ28のxおよび/またはyに発生した出力変化を計量装置1に発生した傾斜として検出し、発光部10は、計量装置1の水平設置時における第1作動態様と、傾斜の検出時における第2作動態様と、を切替可能に構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
計量装置の水平設置の適否を示す水平器と、
重量センサと、
前記重量センサの仮想水平面にxとy、前記仮想水平面に直交する方向にzを設定して、x,yの二軸の加速度変化を検出する、複数軸加速度センサと、
前記重量センサが水平かつ基準温度下の基準位置に設置された際の前記複数軸加速度センサの前記二軸の基準出力を記憶する記憶部と、
演算処理部と、を計量装置に備え、
前記水平器は、
点灯に伴って内部を発光させる発光部を有し、
前記演算処理部は、
計量装置の設置位置において前記複数軸加速度センサに発生する前記二軸の現在出力を前記基準出力と比較し、前記複数軸加速度センサのxおよび/またはyに発生した出力変化を前記計量装置に発生した傾斜として検出し、
前記発光部は、計量装置の水平設置時における第1作動態様と、計量装置の傾斜の検出時における第2作動態様と、を切替可能に構成されたことを特徴とする計量装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記演算処理部は、
前記出力変化から前記計量装置の傾斜レベルを判定し、
前記発光部は、前記傾斜レベルに基づいて、前記第2作動態様における発光態様を徐々に変化させることを特徴とする、請求項1に記載の計量装置。
【請求項3】
前記演算処理部は、複数軸加速度センサのxおよび/またはyの出力変化Xh、Yhが、式(1)及び(2)において、傾斜レベルを決定する複数の連続する数値範囲1,2・・・nのいずれに属するかを判定し、
前記発光部は、前記出力変化Xh、Yhの属する数値範囲に対応した異なる発光態様で前記水平器を発光させることを特徴とする、請求項2に記載の計量装置。
Xh=Xout(θ)-Xout(0) 式(1)
Yh=Yout(θ)-Yout(0) 式(2)
但し、
Xout(θ):角度θで複数軸加速度センサが出力するx成分
Yout(θ):角度θで複数軸加速度センサが出力するy成分
Xout(0):複数軸加速度センサの基準出力のx成分
Yout(0):複数軸加速度センサが基準出力のy成分
【請求項4】
前記演算処理部は、前記第2作動態様において、検出された前記傾斜レベルの変化に伴って前記発光部の点滅速度を段階的に変化させることを特徴とする、請求項2に記載の計量装置。
【請求項5】
前記演算処理部は、前記第2作動態様において、検出された前記傾斜レベルの変化に伴って前記発光部の点灯強度を段階的に変化させることを特徴とする、請求項2に記載の計量装置。
【請求項6】
前記発光部は、前記水平器を異なる複数の色に発光可能な構成を有し、
前記演算処理部は、前記第2作動態様において、検出された傾斜レベルの変化に伴って、発光部を段階的に異なる色に発光させることを特徴とする、請求項2に記載の計量装置。
【請求項7】
点灯に伴って内部を発光させる発光部を有する水平器と、重量センサと、前記重量センサの仮想水平面にxとy、前記仮想水平面に直交する方向にzを設定して、x,yの二軸の加速度変化を検出する、複数軸加速度センサと、前記重量センサが水平かつ基準温度下の基準位置に設置された際の前記複数軸加速度センサの前記二軸の基準出力を記憶する記憶部と、演算処理部と、を有する計量装置を用いて、
前記演算処理部は、
計量装置の設置位置において前記複数軸加速度センサに発生する前記二軸の現在出力を取得する現在出力取得ステップと、
前記現在出力を前記基準出力と比較し、前記複数軸加速度センサのxおよび/またはyに発生した出力変化を取得する出力変化取得ステップと、
前記出力変化に基づいて計量装置に発生した傾斜の有無を検出する傾斜検出ステップと、
傾斜検出の有無に基づいて前記発光部を第1作動態様または第2作動態様のいずれかで作動させる、設置状態通知ステップと、を実行することを特徴とする、計量方法。
【請求項8】
前記演算処理部は、
前記設置状態通知ステップで、前記発光部を第2作動態様で作動させ、
前記出力変化から前記計量装置の傾斜レベルを判定する傾斜レベル判定ステップと、
判定された前記傾斜レベル毎に異なる態様であって、前記発光レベルの増減に伴って徐々に変化する発光態様で前記発光部を発光させる、傾斜レベル通知ステップと、を実行することを特徴とする、請求項7に記載の計量方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水平調整の必要性をユーザーに正確に通知可能な計量装置およびその計量方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、図1に示すように電球によって発光する照明付の水平器を有する計量装置が開示されており、当該計量装置は、暗い場所への設置時にも水平調整を行うことが出来る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公昭54-32934号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の計量装置は、暗い場所においても水平調整を行うことが出来る点で便利である。しかし、従来の水平器の照明は、水泡を見やすくすることが出来たとしても、計量装置の水平調整の必要性をユーザーに注意喚起する手段としては弱く、ユーザーが水平調整を行わずに計量装置を使用して正確な計量が行われないことが問題となっていた。従って、水平調整を目的として設置された水平器が、設置された計量装置の傾斜レベルに応じた水平調整の必要性をユーザーに強く認識させることが出来れば、ユーザーによる水平調整が促進される点で望ましいと言える。
【0005】
上記課題に鑑みて、本願発明は、水平器とは別に検出した計量装置の水平状態を発光部による水平器の発光態様によってユーザーに通知可能な計量装置及びその計量方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
計量装置の水平設置の適否を示す水平器と、重量センサと、前記重量センサの仮想水平面にxとy、前記仮想水平面に直交する方向にzを設定して、x,yの二軸の加速度変化を検出する、複数軸加速度センサと、前記重量センサが水平かつ基準温度下の基準位置に設置された際の前記複数軸加速度センサの前記二軸の基準出力を記憶する記憶部と、演算処理部と、を計量装置に備え、前記水平器は、点灯に伴って内部を発光させる発光部を有し、前記演算処理部は、計量装置の設置位置において前記複数軸加速度センサに発生する前記二軸の現在出力を前記基準出力と比較し、前記複数軸加速度センサのxおよび/またはyに発生した出力変化を前記計量装置に発生した傾斜として検出し、前記発光部は、計量装置の水平設置時における第1作動態様と、計量装置の傾斜の検出時における第2作動態様と、を切替可能に構成した。
【0007】
(作用)水平器は、発光部が第1作動態様で作動した場合、例えば昼間の消灯状態や夜の第1の点灯態様に保たれることにより、計量装置が水平状態に設置されていることを示し、発光部が、第2作動態様で作動した場合、例えば、昼間であっても点灯したり、夜間に第1の点灯態様と異なる第2の点灯態様に変化することにより、計量装置が傾斜していることを示す。
【0008】
また、前記演算処理部は、前記出力変化から前記計量装置の傾斜レベルを判定し、前記発光部は、前記傾斜レベルに基づいて、前記第2作動態様における発光態様を徐々に変化させることが望ましい。
【0009】
(作用)水平器の発光態様が、計量装置の傾斜レベルに基づいて徐々に変化することにより、ユーザーに設置された計量装置の傾斜レベルを通知する。
【0010】
また、前記演算処理部は、複数軸加速度センサのxおよび/またはyの出力変化Xh、Yhが、式(1)及び(2)において、傾斜レベルを決定する複数の連続する数値範囲1,2・・・nのいずれに属するかを判定し、
前記発光部は、前記出力変化Xh、Yhの属する数値範囲に対応した異なる発光態様で前記水平器を発光させることを特徴とすることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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