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公開番号
2025010724
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023112863
出願日
2023-07-10
発明の名称
変性ブロックポリイソシアネート、塗料組成物、塗膜及び塗膜の形成方法
出願人
東ソー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
18/80 20060101AFI20250116BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】硬化性に優れる新規な塗料組成物及び該塗料組成物に用いられる変性ブロックポリイソシアネートを提供することを目的とする。
【解決手段】下記式(I)で表される環状アミノアルコールで変性されたブロックポリイソシアネートである、変性ブロックポリイソシアネート。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025010724000009.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">42</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">149</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(I)で表される環状アミノアルコールで変性されたブロックポリイソシアネートである、変性ブロックポリイソシアネート。
TIFF
2025010724000008.tif
42
149
[式(I)中、R
1
~R
5
は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1~4のアルキル基又は炭素数1~4のアルコキシ基を表し、a及びbは、それぞれ独立して、0又は1であり、a+bは1である。]
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
炭素数4~6の脂肪族ポリイソシアネート又はその誘導体に由来する構造を含む、請求項1に記載の変性ブロックポリイソシアネート。
【請求項3】
オキシム系ブロック剤で封鎖されたイソシアネート基、ピラゾール系ブロック剤で封鎖されたイソシアネート基及びイミダゾール系ブロック剤で封鎖されたイソシアネート基からなる群より選択される少なくとも一種の基を有する、請求項1に記載の変性ブロックポリイソシアネート。
【請求項4】
主剤と、硬化剤とを含む塗料組成物であって、
前記硬化剤が、請求項1~3のいずれか一項に記載の変性ブロックポリイソシアネートを含む、塗料組成物。
【請求項5】
請求項4に記載の塗料組成物から形成される、塗膜。
【請求項6】
請求項4に記載の塗料組成物を被塗物に塗布し、120~140℃で加熱して硬化させる工程を含む、塗膜の形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、変性ブロックポリイソシアネート、塗料組成物、塗膜及び塗膜の形成方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、塗料等に使用される硬化剤として、ポリイソシアネートが知られている。例えば、ポリオールとポリイソシアネートとを組み合わせたポリウレタン樹脂塗料は、非常に優れた耐摩耗性、耐薬品性、耐汚染性を有することが知られている。
【0003】
ポリイソシアネートを硬化剤とする塗料は、一般的には二液型の組成物であり、主剤(例えばポリオール)とポリイソシアネートとを別々に貯蔵し塗装時に混合して使用される。しかしながら、一旦混合した塗料は短時間で硬化してしまうため、可使時間が短く、塗装時の作業性の点に課題があった。また、ポリイソシアネートと水とが容易に反応するため、上記塗料を電着塗料のような水性塗料に使用することは不可能であった。
【0004】
これらの課題への対処法として、ポリイソシアネートをブロック剤と反応させて不活性化する方法が知られている。この方法で得られるブロックポリイソシアネートは、常温では主剤(ポリオール等)と反応しないが、加熱されることでブロック剤が解離してイソシアネート基を再生し、主剤と反応して架橋を形成するものである。このため、上記方法によれば、可使時間が制限されることがなく、予め主剤と硬化剤とを混合して塗料化しておくことが可能となり、ポリイソシアネートの水性塗料への適用も可能となる。
【0005】
ブロックポリイソシアネートを硬化剤とする塗料には、ブロック剤の解離に必要な熱エネルギーを低減するために、第四級アンモニウム塩等の触媒(ブロック剤解離触媒)が用いられることもある(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-084426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来、塗料の焼付けは150℃以上の高温で行われていたが、近年では、焼付け塗装時におけるコスト削減や二酸化炭素排出量削減、被塗物の熱による劣化の抑制等を目的として、従来よりも低温で(例えば140℃以下の温度で)塗膜を硬化させることも求められている。そのため、塗料組成物が良好な硬化性を有すること、すなわち、従来よりも低温で焼付け処理を行った場合に、硬度及びゲル分率が良好な塗膜を形成できることも重要である。この点、上記第四級アンモニウム塩によれば、ブロックポリイソシアネートを含む塗料組成物の硬化性を向上させ、140℃以下の温度であっても塗膜を硬化させることが可能となる。一方で、第四級アンモニウム塩のようなブロック剤解離触媒を添加することなく優れた硬化性を有する塗料組成物を得る方法はあまり知られていない。
【0008】
本開示のいくつかの側面は、硬化性に優れる新規な塗料組成物及び該塗料組成物に用いられる変性ブロックポリイソシアネートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の発明者らの検討の結果、特定の構造を有する環状アミノアルコールで変性されたブロックポリイソシアネート(変性ブロックポリイソシアネート)を用いることで、ブロック剤解離触媒を添加せずとも優れた硬化性を有する塗料組成物が得られることが明らかになった。本開示は、上記発明者らの知見に基づきなされたものである。
【0010】
本開示は、少なくとも下記[1]~[6]を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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