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公開番号
2025099600
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216384
出願日
2023-12-22
発明の名称
酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物
出願人
KFケミカル株式会社
代理人
個人
主分類
C08G
18/30 20060101AFI20250626BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 下地、プライマーおよび上塗りとの付着性を損なうことなく隠蔽性を担保しつつ、高耐候性にすぐれた塗料として用いられる、酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物を提供する。
【解決手段】ポリカーボネートポリオールおよびアクリルポリオールから選ばれる少なくとも一種のポリオールおよびポリイシソアネートから合成されたウレタンプレポリマーに、極性基を有するアクリレート化合物、酸化チタンおよび潜在性硬化剤を配合してなる酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリカーボネートポリオールおよびアクリルポリオールから選ばれる少なくとも一種のポリオールおよびポリイシソアネートから合成されたウレタンプレポリマーに、極性基を有するアクリレート化合物、酸化チタンおよび潜在性硬化剤を配合してなる酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
アクリレート化合物の極性基が、水酸基、グリシジル基、カルボキシル基、ウレタン結合、アミド基、ウレア基、ケトエステル基、エポキシ基、オキセタン基、アルコキシシリル基である請求項1記載の酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物。
【請求項3】
アクリレート化合物が、2-ヒドロキシエチルアクリレート、グリシジルアクリレートまたはペンタエリスリトールトリアクリレートである請求項1記載の酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物。
【請求項4】
酸化チタンが、酸化チタン以外の無機物、有機物で表面処理された酸化チタンである請求項1記載の酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物。
【請求項5】
酸化チタンが、ウレタンプレポリマー100質量部に対し、10~100質量部であり、かつアクリレート化合物中のアクリレート基が、酸化チタン100質量部に対し、0.002~0.2モルである請求項1記載の酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物。
【請求項6】
酸化チタンが、水酸基を有するアクリレート化合物と(ポリ)イソシアネートまたはこれらとポリカーボネートポリオールおよび/またはアクリルポリオールの反応物、あるいは水酸基以外の極性基を有するアクリレート化合物と(ポリ)イシソアネートとともに混合され、マスターバッチとして用いられる請求項1記載の酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物。
【請求項7】
潜在性硬化剤が、水酸基含有オキサゾリジンである請求項1記載の酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物。
【請求項8】
塗料として用いられる請求項1記載の酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物。
【請求項9】
酸化チタンが、水酸基を有するアクリレート化合物と(ポリ)イソシアネートまたはこれらとポリカーボネートポリオールおよび/またはアクリルポリオールの反応物、あるいは水酸基以外の極性基を有するアクリレート化合物と(ポリ)イシソアネートとともに混合された酸化チタンマスターバッチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物に関する。さらに詳しくは、下地、プライマーおよび上塗りとの密着性を損なうことなく、隠蔽性および耐候性にすぐれた塗料として用いられる酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
酸化チタンは高い屈折率を有するが故に、下地の色を隠す隠蔽効果も持ち合わせているために、淡彩色を調色する塗料には欠かせない白色顔料である。
【0003】
酸化チタンには、主に光触媒活性の高いアナターゼ型と光触媒活性の低いルチル型の結晶とがあり、白色顔料にはルチル型酸化チタンをシリカやアルミナを用いて表面処理することにより光触媒活性を抑制したものが使用される。しかしながら、表面処理により光触媒活性が抑制されたこのような酸化チタンでも、紫外線が当たることによりラジカルが発生し、組成物中の樹脂を早期に劣化させる問題がある。その結果、著しい塗料の光沢度の低下、あるいは塗料中の顔料が脱落し、チョーキングという塗膜劣化が生じる。
【0004】
ここで、酸化チタンを塗料顔料として使用する場合、酸化チタンをアルミナ、シリカ、ジルコニアなどの無機物、ステアリン酸などの脂肪酸、アルキルシラン化合物、シリコーン化合物などの有機物等を用いて表面処理することにより、良好な耐候性が得られることが知られている(非特許文献1)。
【0005】
しかしながら、このような方法をもってしても高いレベルで耐候性にすぐれる塗料を得ることには未だ課題がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
表面技術「酸化チタンの表面処理と発現する機能」2019年70巻10号、494-499頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、下地、プライマーおよび上塗りとの付着性を損なうことなく隠蔽性を担保しつつ、高耐候性にすぐれた塗料として用いられる、酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の目的は、ポリカーボネートポリオールおよびアクリルポリオールから選ばれる少なくとも一種のポリオールおよびポリイシソアネートから合成されたウレタンプレポリマーに、極性基を有するアクリレート化合物、酸化チタンおよび潜在性硬化剤を配合してなる酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物によって達成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物は、酸化チタンと共に特定の構造のアクリレート化合物を用いることにより、酸化チタンによる隠蔽性を担保しつつ、酸化チタンを用いることによる弊害とされている耐候性の低下を生じさせることなく、下地、プライマーおよび上塗りとの付着性をも損なわない塗料として用いられるといったすぐれた効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物は、ポリカーボネートポリオールおよびアクリルポリオールから選ばれる少なくとも一種のポリオール、ポリイシソアネートおよび酸化チタンに、極性基を有するアクリレート化合物および潜在性硬化剤を含有してなる。
(【0011】以降は省略されています)
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