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公開番号2025099377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216010
出願日2023-12-21
発明の名称成形用材料および成形用材料の製造方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08L 1/00 20060101AFI20250626BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】セルロース繊維を所定の範囲の含有量で含み、かつ、耐衝撃性や強度、耐熱性に優れる成形体の製造に好適に用いることができる成形用材料を提供すること、また、前記成形用材料の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の成形用材料は、セルロース繊維と、セルロースが有する水酸基を構成する水素原子の一部が、下記式(1)の単位構造、および下記式(1)の-NH-を、-O-に置き換えた単位構造の少なくとも一方を含む重合構造で置換された特定セルロース誘導体と、を含み、前記セルロース繊維の含有量が80質量%以下である。
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(式(1)中、R1は炭素数が2以上15以下のアルキレン基である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
セルロース繊維と、セルロースが有する水酸基を構成する水素原子の一部が下記式(1)および下記式(2)の少なくとも一方の単位構造を含む重合構造で置換された特定セルロース誘導体と、を含み、
前記セルロース繊維の含有量が80質量%以下である、成形用材料。
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55
161
(式(1)中、R1は炭素数が2以上15以下のアルキレン基である。)
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(式(2)中、R2は炭素数が2以上15以下のアルキレン基である。)
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
成形用材料は、上記式(1)の構造および上記式(2)の構造のいずれも含んでいない第2のセルロース誘導体を、さらに含むものである、請求項1に記載の成形用材料。
【請求項3】
前記第2のセルロース誘導体は、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレートおよびジアセテートセルロースよりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項2に記載の成形用材料。
【請求項4】
成形用材料中における、前記セルロース繊維の含有量をXF[質量%]、前記特定セルロース誘導体の含有量をXD1[質量%]、前記第2のセルロース誘導体の含有量をXD2[質量%]としたときの[XD2/(XF+XD1+XD2)]×100の値は、40質量%以下である、請求項2または3に記載の成形用材料。
【請求項5】
成形用材料中における、前記セルロース繊維の含有量をXF[質量%]、前記特定セルロース誘導体の含有量をXD1[質量%]、前記第2のセルロース誘導体の含有量をXD2[質量%]としたときの[XD1/(XF+XD1+XD2)]×100の値は、10質量%以上50質量%以下である、請求項2または3に記載の成形用材料。
【請求項6】
成形用材料中における、前記セルロース繊維の含有量をXF[質量%]、前記特定セルロース誘導体の含有量をXD1[質量%]、前記第2のセルロース誘導体の含有量をXD2[質量%]としたときの[XF/(XF+XD1+XD2)]×100の値は、50質量%以上80質量%以下である、請求項2または3に記載の成形用材料。
【請求項7】
前記特定セルロース誘導体は、少なくとも上記式(1)の化学構造を含むものであり、
前記R1が、炭素数3以上7以下の直鎖アルキレン基である、請求項1または2に記載の成形用材料。
【請求項8】
前記R1が、炭素数4または5の直鎖アルキレン基である、請求項7に記載の成形用材料。
【請求項9】
前記特定セルロース誘導体は、少なくとも上記式(2)の化学構造を含むものであり、
前記R2が、炭素数3以上7以下の直鎖アルキレン基である、請求項1または2に記載の成形用材料。
【請求項10】
前記重合構造が、前記単位構造として、上記式(1)の構造および上記式(2)の構造の両方を含んでいる、請求項9に記載の成形用材料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、成形用材料および成形用材料の製造方法に関する。
続きを表示(約 960 文字)【背景技術】
【0002】
石油枯渇対策や温暖化対策として、従来のプラスチック材料から、植物由来で豊富な天然素材であるセルロースを利用した成形用材料に置き換える試みが検討されている。
【0003】
例えば、堆肥化埋立地で処理することができる不織ウエブまたは複合構造体として、天然セルロース繊維と、酢酸酪酸セルロースや酢酸プロピオン酸セルロースといったセルロースエステルとを含む成形体が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2005-504184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、このような成形体は、耐衝撃性や強度、耐熱性に劣るという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することができる。
【0007】
本発明の適用例に係る成形用材料は、セルロース繊維と、セルロースが有する水酸基を構成する水素原子の一部が下記式(1)および下記式(2)の少なくとも一方の単位構造を含む重合構造で置換された特定セルロース誘導体と、を含み、
前記セルロース繊維の含有量が80質量%以下である。
【0008】
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161
(式(1)中、R1は炭素数が2以上15以下のアルキレン基である。)
【0009】
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55
161
(式(2)中、R2は炭素数が2以上15以下のアルキレン基である。)
【0010】
また、本発明の適用例に係る成形用材料の製造方法は、セルロースと開環重合性モノマーとを重合させて特定セルロース誘導体を得る重合工程と、
前記特定セルロース誘導体を、セルロース繊維と混練する混練工程とを有する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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