TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025098353
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214428
出願日
2023-12-20
発明の名称
非水系カーボンナノチューブ分散液
出願人
株式会社エフ・シー・シー
代理人
個人
,
個人
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20250625BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】増粘が抑えられた非水系カーボンナノチューブ分散液を提供する。
【解決手段】ここに開示される非水系カーボンナノチューブ分散液は、平均繊維長が100μm以上のカーボンナノチューブと、非水系溶媒と、上記非水系溶媒に可溶であり、かつ重量平均分子量が7万以上の分散剤と、を含み、上記分散剤の含有量が、上記カーボンナノチューブ100質量部に対して、10質量部以上500質量部以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
平均繊維長が100μm以上のカーボンナノチューブと、
非水系溶媒と、
前記非水系溶媒に可溶であり、かつ重量平均分子量が7万以上の分散剤と、
を含み、
前記分散剤の含有量が、前記カーボンナノチューブ100質量部に対して、10質量部以上500質量部以下である、非水系カーボンナノチューブ分散液。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記カーボンナノチューブの前記平均繊維長が、500μm以下である、
請求項1に記載の非水系カーボンナノチューブ分散液。
【請求項3】
前記カーボンナノチューブの前記平均繊維長が、125μm以上375μm以下である、
請求項2に記載の非水系カーボンナノチューブ分散液。
【請求項4】
前記分散剤の前記重量平均分子量が、10万以下である、
請求項1に記載の非水系カーボンナノチューブ分散液。
【請求項5】
前記非水系溶媒が、非プロトン性極性溶媒である、
請求項1~4のいずれか1つに記載の非水系カーボンナノチューブ分散液。
【請求項6】
前記分散剤が、繰返し単位としてビニルピロリドン単位を含むビニルピロリドン系ポリマーを含む、
請求項1~4のいずれか1つに記載の非水系カーボンナノチューブ分散液。
【請求項7】
前記分散剤が、ポリビニルピロリドンを含む、
請求項1~4のいずれか1つに記載の非水系カーボンナノチューブ分散液。
【請求項8】
前記カーボンナノチューブの濃度が、0.01質量%以上10質量%以下である、
請求項1~4のいずれか1つに記載の非水系カーボンナノチューブ分散液。
【請求項9】
前記分散剤の濃度が、0.01質量%以上10質量%以下である、
請求項1~4のいずれか1つに記載の非水系カーボンナノチューブ分散液。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、非水系カーボンナノチューブ分散液に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば二次電池の導電助剤等として、カーボンナノチューブ(以下「CNT」ともいう。)を所定の溶媒に分散させてなるCNT分散液が汎用されている。これに関連する従来技術文献として、特許文献1~4が挙げられる。例えば特許文献1には、CNTと、重量平均分子量が0.1万~40万の分散剤と、揮発性塩と、水系溶媒と、を含む水系CNT分散液が記載されている。特許文献1には、上記CNTとして、平均繊維長が10μm以下のものが好適である旨が記載されている。
【0003】
また、分散媒としては、乾燥が容易であること等から、水系溶媒にかえて非水系溶媒(水分を含まない有機溶剤系)を使用したい要望がある。特許文献3には、フッ素化処理されていないCNTと、アミド系極性有機溶媒と、ポリビニルピロリドン(PVP)と、からなり、かつ非イオン界面活性剤を含有しない、CNT分散溶液が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6274309号公報
特許第6079138号公報
特許第4182215号公報
特許第6531926号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
導電性を向上する観点等から、CNT分散液では、より繊維長の長い(例えば平均繊維長が100μm以上の)CNTを使用したい要望がある。しかしながら、本発明者らの検討によれば、繊維長の長いCNTは、非水系溶媒中で絡まって凝集しやすい傾向がある。そのため、分散処理過程で急激な増粘が起こって分散自体が困難になったり、CNT分散液の粘度が過度に高くなって取扱い性が低下したりすることがあった。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、平均繊維長が100μm以上のカーボンナノチューブと、非水系溶媒と、を含み、増粘が抑えられた新規な非水系カーボンナノチューブ分散液を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明により、平均繊維長が100μm以上のカーボンナノチューブと、非水系溶媒と、上記非水系溶媒に可溶であり、かつ重量平均分子量が7万以上の分散剤と、を含み、上記分散剤の含有量が、上記カーボンナノチューブ100質量部に対して、10質量部以上500質量部以下である、非水系カーボンナノチューブ分散液が提供される。
【0008】
平均繊維長が100μm以上のカーボンナノチューブを含むことで、例えば特許文献1に記載されるような繊維長が短いカーボンナノチューブを用いる場合に比べて、相対的に導電ネットワークを形成しやすくなり、導電性を向上できる。また、上記カーボンナノチューブを、非水系溶媒中で、重量平均分子量が7万以上の分散剤と併存させることで、カーボンナノチューブの凝集を抑制でき、カーボンナノチューブの分散性を向上できる。その結果、分散液の増粘を抑えることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、平均繊維長が100μm以上のカーボンナノチューブと、非水系溶媒と、を含み、増粘が抑えられた非水系カーボンナノチューブ分散液を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、非水系CNT分散液の模式図である。
図2は、CNT3(平均繊維長が250μmのCNT)を用いた場合の非水系CNT分散液の粘度を表すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東ソー株式会社
摺動部材
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
1か月前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミド
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
5日前
愛知電機株式会社
加熱処理設備
20日前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
1か月前
富士フイルム株式会社
組成物
19日前
株式会社クラベ
耐摩耗性絶縁組成物及び電線
1か月前
東レ株式会社
ポリプロピレン系樹脂フィルム
1か月前
株式会社クラレ
水性エマルジョン及び接着剤
8日前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
1か月前
大日精化工業株式会社
樹脂成形品
1か月前
株式会社イーテック
組成物
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
1か月前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
1か月前
サンエス護謨工業株式会社
プラスチックフィルム
1日前
ユニマテック株式会社
アクリルゴム組成物
今日
東洋紡株式会社
熱収縮性ポリエステル系フィルム
1か月前
株式会社大阪ソーダ
圧電デバイス用ポリマー材料
1か月前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物およびタイヤ
1か月前
株式会社信日康
抗菌樹脂、抗菌繊維及びその加工物
15日前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂組成物
20日前
サンユレック株式会社
ポリウレタン樹脂組成物
2か月前
DIC株式会社
樹脂組成物
27日前
日本化薬株式会社
硬化性樹脂組成物およびその硬化物
20日前
ZACROS株式会社
樹脂組成物
22日前
株式会社ENEOS NUC
難燃性樹脂組成物
26日前
信越ポリマー株式会社
アロイ樹脂組成物
1か月前
日本化薬株式会社
電解質膜及びそれを用いた水電解装置
1日前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物
1か月前
キヤノン株式会社
成形体及び硬化性組成物
1か月前
UBE株式会社
エマルジョン組成物
13日前
UBE株式会社
エマルジョン組成物
13日前
続きを見る
他の特許を見る