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公開番号
2025010243
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2024188911,2021576827
出願日
2024-10-28,2020-06-24
発明の名称
カンナビノイド抱合分子
出願人
ダイヴァース バイオテック, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
47/55 20170101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】少なくとも1つの治療剤がリンカーによってカンナビノイドに共有結合された多機能性抱合分子を提供すること。
【解決手段】開示の抱合分子は、治療上有利な抱合分子成分を送達するように設計されており、がんおよび他の障害を処置するために使用することができる。抱合分子は、直接またはリンカーを介して少なくとも1つのカンナビノイド成分に共有結合した少なくとも1つの治療剤成分を含む。いくつかの実施形態では、抱合分子は、さらなるカンナビノイド成分を含むことができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
本明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示に引用された各文献は、その全体が本明細書中で参考として援用される。
続きを表示(約 3,300 文字)
【0002】
技術分野
本開示は、一般に、多機能性治療薬に関する。
【背景技術】
【0003】
詳細な説明
本開示は、リンカーによって共有結合された少なくとも1つの治療剤成分および少なくとも1つのカンナビノイド成分を含む多機能性抱合分子を記載する:
TIFF
2025010243000001.tif
15
61
【0004】
伝統的なプロドラッグと対照的に、開示の抱合分子の実施形態は、1つを超える作用機序を介して1つを超える治療上の利点が得られるように設計されており;治療剤成分がその標的に共有結合することによってカンナビノイドを治療剤の作用部位または作用部位付近に放出することが可能である場合にこの治療上の利点が得られ、次いで、第2の治療上の利点を得ることができる。すなわち、これらの抱合分子は、これらの成分の各々の治療上の利点が得られるように設計されている。他の実施形態では、治療剤成分およびカンナビノイド成分は、リンカーの官能性を介してその各々の治療上の利点が得られるように放出される。
【0005】
例えば、活性酸素種(ROS)の形成は、酸素に富んだ環境における通常の呼吸プロセスの副産物である(Storz&Imlay,Curr.Opin.Microbiol.2,188-94,1999)。内因性ROSが変異誘発において果たす役割、および酸化ストレス時の微生物による変異の積み重ねへの寄与に関する有益な証拠が、文献に存在する(Dwyer et al.,Curr.Opin.Microbiol.12,482-89,2009に概説)。実際に、細菌は、いくつかの酵素機序を、有毒なROSに立ち向かうように進化させた(Imlay,Ann.Rev.Biochem.77,755-76,2008)。
【0006】
ROSは、細胞内に生成され、スーパーオキシド(O
2
・
-
)、過酸化水素(H
2
O
2
)、および破壊性が高いヒドロキシルラジカル(OH・)が含まれる。種O
2
・
-
およびH
2
O
2
を、それぞれスーパーオキシドジスムターゼおよびカタラーゼ/ペルオキシダーゼの作用によって酵素的に根絶することができる。
【0007】
ROSの細胞内レベルが過剰になると、タンパク質、核酸、脂質、膜、およびオルガネラが損傷し、それにより、アポトーシスなどの細胞死過程が活性化し得る。アポトーシスは、厳密に制御され、高度に保存された細胞死過程であり、その間に細胞が自己破壊を受ける(Kerr et al.,Br.J.Cancer 26,239-57,1972)。アポトーシスは、ROSが含まれる種々の外因性および内因性のシグナルによって誘発され得る(Redza-Dutordoir&Averill-Bates,Biochem.Biophys.Acta 1863,2977-92,2016に概説)。抗生物質および化学療法薬などの生体異物への曝露によってもアポトーシスを誘発することが可能であり、アポトーシスはROSによって媒介されることが多い。
【0008】
カンナビノイドは、ROS産生を促進する能力が実証されている。カンナビジオール(CBD)は、非毒性かつ非向精神性のカンナビノイドであり、複数のがんタイプにおいて抗腫瘍活性を有することが示されている(Massi et al.,J.Pharmacol.Exp.Ther.308,838-45,e-pub 2003)。内因性カンナビノイドタイプ1(CB1)およびタイプ2(CB2)受容体が活性化されると、腫瘍の進行を阻害することが示されている(Velasco et al.,Nat.Rev.Cancer 12,436-44,2012)。CBDは、培養においてヒトGBMの生存能を阻害する(ROSスカベンジャーであるα-トコフェロール/ビタミンEの存在下とは逆の効果)ことが報告されている(Velasco et al.,2012)。
【0009】
CBD依存性のROS産生は、グルタチオン(ROSによる細胞成分の損傷を防止する重要な抗酸化剤)の減少を伴うことが示されている(Massi et al.,Cell.Mol.Sci.63,2057-66,2006)。CBD依存性ストレスの一部はミトコンドリアを起源とし、内因性および外因性のアポトーシス経路に関与する複数のカスパーゼを活性化した。CBDで処置したGBM腫瘍組織を分析したさらなる研究において、リポキシゲナーゼシグナル伝達の阻害がCBDの抗腫瘍活性で役割を果たすことが明らかとなった(McAllister et al.,J.Neuroimmune Pharmacol.10,255-67,2015)。さらに、認められた抗腫瘍活性にCBDによる内因性カンナビノイドシステムの間接的な調整が寄与し得る。
カンナビゲロール(CBG)は、発癌に関与する特異的標的と相互作用する別の非向精神性カンナビノイドであり、強力な抗腫瘍活性を示している(Guindon&Hohmann,Br.J.Pharmacol.163,1447-63,2011)。CBGは、CBDに機序が類似しており、発がんおよびがんの進行に重要な炎症性微小環境に影響を及ぼすようである(Mantovani et al.,Nature 454,436-44,2008;Solinas et al.,Cancer Metastasis Rev.29,243-48,2010)。さらに、CBGは、ROS産生を選択的に、結腸直腸がん細胞において増加させるが健康な結腸細胞において増加させないことによって、アポトーシス促進作用を発揮することもできた(Borrelli et al.,Carcinogenesis 35,2787-97,2014)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0010】
Storz&Imlay,Curr.Opin.Microbiol.2,188-94,1999
Dwyer et al.,Curr.Opin.Microbiol.12,482-89,2009
Imlay,Ann.Rev.Biochem.77,755-76,2008
Kerr et al.,Br.J.Cancer 26,239-57,1972
Redza-Dutordoir&Averill-Bates,Biochem.Biophys.Acta 1863,2977-92,2016
Massi et al.,J.Pharmacol.Exp.Ther.308,838-45,e-pub 2003
Velasco et al.,Nat.Rev.Cancer 12,436-44,2012
Massi et al.,Cell.Mol.Sci.63,2057-66,2006
McAllister et al.,J.Neuroimmune Pharmacol.10,255-67,2015
Guindon&Hohmann,Br.J.Pharmacol.163,1447-63,2011
Mantovani et al.,Nature 454,436-44,2008
Solinas et al.,Cancer Metastasis Rev.29,243-48,2010
Borrelli et al.,Carcinogenesis 35,2787-97,2014
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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