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公開番号
2025007555
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109035
出願日
2023-07-03
発明の名称
画像形成装置、画像形成装置の電圧制御方法及び画像形成装置の電圧制御プログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】像担持体に印加する印加電圧の初期値の設定時に過電流が流れて過電流保護機能が作動することを抑制する。
【解決手段】画像形成装置は、直流電圧に交流電圧を重畳した印加電圧を生成する電圧生成部と、静電潜像が形成される像担持体と、電圧生成部からの印加電圧に基づいて像担持体を帯電する帯電部材と、電圧生成部から像担持体に流れる電流を検知する電流検知部と、像担持体を前回帯電したときの印加電圧の値を示す前回電圧値が記憶される記憶部と、電流検知部により検知された電流に基づいて電圧生成部の動作を制御する制御部と、を有し、制御部は、印加電圧の初期値の設定時に、記憶部に記憶された前回電圧値が基準値以上の場合、初期値を基準値に設定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
直流電圧に交流電圧を重畳した印加電圧を生成する電圧生成部と、
静電潜像が形成される像担持体と、
前記電圧生成部からの前記印加電圧に基づいて前記像担持体を帯電する帯電部材と、
前記電圧生成部から前記像担持体に流れる電流を検知する電流検知部と、
前記像担持体を前回帯電したときの前記印加電圧の値を示す前回電圧値が記憶される記憶部と、
前記電流検知部により検知された前記電流に基づいて前記電圧生成部の動作を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記印加電圧の初期値の設定時に、前記記憶部に記憶された前記前回電圧値が基準値以上の場合、前記初期値を前記基準値に設定すること、
を特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
回路を過電流から保護する過電流保護装置を有し、
前記基準値は、所定の高温多湿環境下での前記像担持体の帯電時に前記像担持体に流れる帯電電流によっては前記過電流保護装置による回路の保護機能が作動しない電圧値に設定されること、
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
温湿度を検知する温湿度センサを有し、
前記記憶部は、複数の温湿度環境のそれぞれに応じた複数の前記基準値を記憶し、
前記制御部は、前記印加電圧の前記初期値の設定時に、前記記憶部に記憶された前記前回電圧値が基準値以上の場合、前記初期値を前記温湿度センサにより検知された温湿度に対応して前記記憶部に記憶されている前記基準値に設定すること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記像担持体に形成された静電潜像を現像して得られるトナー像を媒体に転写することで画像を印刷する印刷部を有し、
前記記憶部は、画像の印刷枚数に応じた複数の前記基準値を記憶し、
前記制御部は、前記印加電圧の前記初期値の設定時に、前記記憶部に記憶された前記前回電圧値が基準値以上の場合、前記初期値を前記印刷枚数に対応して前記記憶部に記憶されている前記基準値に設定すること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記印加電圧の前記初期値の設定時に、前記前回電圧値が前記基準値より小さい場合、前記初期値を前記前回電圧値に設定すること、
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
直流電圧に交流電圧を重畳した印加電圧を生成する電圧生成部と、静電潜像が形成される像担持体と、前記電圧生成部からの前記印加電圧に基づいて前記像担持体を帯電する帯電部材と、前記電圧生成部から前記像担持体に流れる電流を検知する電流検知部と、を有する画像形成装置の制御方法であって、
前記画像形成装置が有する制御部が、
前記電流検知部により検知された前記電流に基づいて前記電圧生成部の動作を制御し、
前記像担持体を前回帯電したときの前記印加電圧の値を示す前回電圧値を記憶部に記憶し、
前記印加電圧の初期値の設定時に、前記記憶部に記憶された前記前回電圧値が基準値以上の場合、前記初期値を前記基準値に設定すること、
を特徴とする画像形成装置の電圧制御方法。
【請求項7】
直流電圧に交流電圧を重畳した印加電圧を生成する電圧生成部と、静電潜像が形成される像担持体と、前記電圧生成部からの前記印加電圧に基づいて前記像担持体を帯電する帯電部材と、前記電圧生成部から前記像担持体に流れる電流を検知する電流検知部と、を有する画像形成装置の制御プログラムであって、
前記画像形成装置が有する制御部に、
前記電流検知部により検知された前記電流に基づいて前記電圧生成部の動作を制御させ、
前記像担持体を前回帯電したときの前記印加電圧の値を示す前回電圧値を記憶部に記憶させ、
前記印加電圧の初期値の設定時に、前記記憶部に記憶された前記前回電圧値が基準値以上の場合、前記初期値を前記基準値に設定させること、
を特徴とする画像形成装置の電圧制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成装置の電圧制御方法及び画像形成装置の電圧制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、画像形成装置における非画像形成工程では、画像形成工程において使用する帯電電圧値を決定するために、前回の画像形成工程での感光体ドラムへの帯電電圧を基準として所定の範囲内で帯電電流検知用の検知用帯電電圧が設定される。帯電電圧を決定する制御手段は、帯電電圧を供給した際に検知される電流値が閾値より大きい場合、最小電流値に対応した検知用帯電電圧を画像形成工程での帯電電圧に決定する(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
非画像形成工程での帯電電圧の決定が、前回の帯電電圧の決定時に比べて高温多湿環境下で実施される場合、帯電電圧を感光体ドラムに印加するときに過電流が流れるおそれがある。過電流の発生により過電流保護機能が作動した場合、帯電電圧を決定するまでの時間が長くなるという問題がある。
【0004】
上記の課題に鑑み、本発明は、像担持体に印加する印加電圧の初期値の設定時に過電流が流れて過電流保護機能が作動することを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態の画像形成装置は、直流電圧に交流電圧を重畳した印加電圧を生成する電圧生成部と、静電潜像が形成される像担持体と、前記電圧生成部からの前記印加電圧に基づいて前記像担持体を帯電する帯電部材と、前記電圧生成部から前記像担持体に流れる電流を検知する電流検知部と、前記像担持体を前回帯電したときの前記印加電圧の値を示す前回電圧値が記憶される記憶部と、前記電流検知部により検知された前記電流に基づいて前記電圧生成部の動作を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記印加電圧の初期値の設定時に、前記記憶部に記憶された前記前回電圧値が基準値以上の場合、前記初期値を前記基準値に設定すること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
像担持体に印加する印加電圧の初期値の設定時に過電流が流れて過電流保護機能が作動することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
図1の画像形成装置における電子写真プロセスを実施する主要部の一例を示す説明図である。
図1の制御装置及び高圧電源の構成の一例を示す機能ブロック図である。
図3の制御装置による帯電電流の制御の一例を示すフロー図である。
図3の制御装置による帯電電流の制御の別の例を示すフロー図である。
図3の制御装置による帯電電流の制御の別の例を示すフロー図である。
図3の制御装置による帯電電流の制御の別の例を示すフロー図である。
図3の制御装置による帯電電流の制御の別の例を示すフロー図である。
図3の制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して実施の形態の説明を行う。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0009】
(一実施形態の説明)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例を示す全体構成図である。図1に示す画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリント機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等を有するデジタル複合機(MFP:Multi-Function Printer)である。画像形成装置1は、画像形成装置1の操作部のアプリケーション切り替えキー等により、コピー機能、プリント機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能をそれぞれ実現する動作モードを相互に切り替えることが可能である。画像形成装置1は、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリント機能の選択時にはプリントモードとなり、スキャナ機能の選択時にはスキャナモードとなり、ファクシミリ機能の選択時にはファクシミリモードとなる。
【0010】
また、画像形成装置1は、内部回路の状態に応じて、内部状態が動作中モード(動作している状態)、待機モード(待機している状態)又は省エネルギーモード(省電力モード)等に切り替わる。以下では、省エネルギーモードは、省エネモードとも称される。
(【0011】以降は省略されています)
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