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公開番号
2025007445
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108837
出願日
2023-06-30
発明の名称
芳香族ポリスルホン、芳香族ポリスルホンの製造方法、樹脂組成物、及びプリプレグ
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
65/40 20060101AFI20250109BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】エポキシ樹脂への溶解性が高められた芳香族ポリスルホンの提供を目的とする。
【解決手段】式(1)で表される繰返し単位と、式(2)で表される繰返し単位と、を有する芳香族ポリスルホンであって、前記芳香族ポリスルホンを構成する全繰返し単位の合計数100%に対して、式(2)で表される繰返し単位の数が55%以上である、芳香族ポリスルホン。式(1)中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に、アルキル基を表す。式(2)中、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、フェニル基、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数2~10のアルケニル基を表し、m及びnは、それぞれ独立に0~4の整数を示す。R
3
又はR
4
が複数ある場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表される繰返し単位と、下記式(2)で表される繰返し単位と、を有する芳香族ポリスルホンであって、
前記芳香族ポリスルホンを構成する全繰返し単位の合計数100%に対して、前記式(2)で表される繰返し単位の数が55%以上である、芳香族ポリスルホン。
TIFF
2025007445000012.tif
35
170
[式(1)中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に、アルキル基を表す。]
TIFF
2025007445000013.tif
26
170
[式(2)中、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、フェニル基、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数2~10のアルケニル基を表し、m及びnは、それぞれ独立に0~4の整数を示す。R
3
又はR
4
が複数ある場合、それらは同一でも異なっていてもよい。]
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記R
1
及び前記R
2
がメチル基である、請求項1に記載の芳香族ポリスルホン。
【請求項3】
前記芳香族ポリスルホン1gあたりの水酸基及び/又はその塩の量が70μmol/g未満である、請求項1又は2に記載の芳香族ポリスルホン。
【請求項4】
重量平均分子量が30000以上70000以下である、請求項1又は2に記載の芳香族ポリスルホン。
【請求項5】
ジヒドロキシ化合物とジハロゲノ化合物とを重合させて芳香族ポリスルホンを得る重合工程を含み、
前記ジヒドロキシ化合物が、下記式(1a)で表される化合物、及び下記式(2a)で表される化合物を含み、
前記ジハロゲノ化合物が、下記式(2b)で表される化合物を含む、芳香族ポリスルホンの製造方法。
TIFF
2025007445000014.tif
33
170
[式(1a)中、R
11
及びR
12
は、それぞれ独立に、アルキル基を表す。]
TIFF
2025007445000015.tif
26
170
[式(2a)中、R
13
及びR
14
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、フェニル基、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数2~10のアルケニル基を表し、p及びqは、それぞれ独立に0~4の整数を示す。R
13
又はR
14
が複数ある場合、それらは同一でも異なっていてもよい。]
TIFF
2025007445000016.tif
25
170
[式(2b)中、X
1
及びX
2
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子を表す。X
1
及びX
2
は互いに同一であってもよく、異なっていてもよい。R
15
及びR
16
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、フェニル基、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数2~10のアルケニル基を表し、r及びsは、それぞれ独立に0~4の整数を示す。R
15
又はR
16
が複数ある場合、それらは同一でも異なっていてもよい。]
【請求項6】
前記重合工程において、
前記ジヒドロキシ化合物が、ジヒドロキシジフェニルスルホン、及び9,9-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)フルオレンを含み、
前記ジハロゲノ化合物が、ジハロゲノジフェニルスルホンを含む、請求項5に記載の芳香族ポリスルホンの製造方法。
【請求項7】
前記重合工程において、
前記ジヒドロキシ化合物と前記ジハロゲノ化合物とのモル比の値が、下記式(II)の条件を満たす、請求項5に記載の芳香族ポリスルホンの製造方法。
前記ジヒドロキシ化合物/前記ジハロゲノ化合物≦1 式(II)
【請求項8】
請求項1又は2に記載の芳香族ポリスルホンと、エポキシ樹脂と、を含む、樹脂組成物。
【請求項9】
さらに硬化剤を含む、請求項8に記載の樹脂組成物。
【請求項10】
請求項9に記載の樹脂組成物と、強化繊維とを含む、プリプレグ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、芳香族ポリスルホン、芳香族ポリスルホンの製造方法、樹脂組成物、及びプリプレグに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
芳香族ポリスルホンは、ガラス転移温度(Tg)が高く、耐熱性に優れる材料として、電子材料分野をはじめ多くの分野で用いられている。
例えば、特許文献1には、高いガラス転移温度(Tg)を発現できる芳香族ポリスルホン、該芳香族ポリスルホンと液状エポキシ樹脂とを用いたプリプレグ及びそのプリプレグの製造方法が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-141427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、フルオレン骨格を有するビスフェノール由来の繰返し単位を有する芳香族ポリスルホンが、高いガラス転移温度(Tg)を示す傾向にあることを見出した。
しかしながら、このガラス転移温度が向上された芳香族ポリスルホンを、プリプレグの製造に用いようとした場合、エポキシ樹脂への溶解性が悪い、という問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、フルオレン骨格を有するビスフェノール由来の繰返し単位を有する芳香族ポリスルホンであって、該芳香族ポリスルホンのエポキシ樹脂への溶解性が高められた芳香族ポリスルホンの提供を目的とする。また、本発明は、当該芳香族ポリスルホンとエポキシ樹脂とを含む樹脂組成物の提供を目的とする。また、本発明は、当該樹脂組成物と強化繊維とを含むプリプレグの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、後述の式(1)で表される特定構造の繰返し単位を選択し、かつ、後述の式(2)で表される繰返し単位を所定の割合で有する芳香族ポリスルホンが、エポキシ樹脂との溶解性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の態様を有する。
【0007】
<1> 下記式(1)で表される繰返し単位と、下記式(2)で表される繰返し単位と、を有する芳香族ポリスルホンであって、
前記芳香族ポリスルホンを構成する全繰返し単位の合計数100%に対して、前記式(2)で表される繰返し単位の数が55%以上である、芳香族ポリスルホン。
【0008】
TIFF
2025007445000001.tif
35
170
[式(1)中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に、アルキル基を表す。]
【0009】
TIFF
2025007445000002.tif
26
170
[式(2)中、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、フェニル基、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数2~10のアルケニル基を表し、m及びnは、それぞれ独立に0~4の整数を示す。R
3
又はR
4
が複数ある場合、それらは同一でも異なっていてもよい。]
【0010】
<2> 前記R
1
及び前記R
2
がメチル基である、前記<1>に記載の芳香族ポリスルホン。
<3> 前記芳香族ポリスルホン1gあたりの水酸基及び/又はその塩の量が70μmol/g未満である、前記<1>又は前記<2>に記載の芳香族ポリスルホン。
<4> 重量平均分子量が30000以上70000以下である、前記<1>~<3>のいずれか一つに記載の芳香族ポリスルホン。
(【0011】以降は省略されています)
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