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公開番号2025005047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105039
出願日2023-06-27
発明の名称モーター絶縁用フィルム
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人弁理士法人市澤・川田国際特許事務所
主分類H02K 3/34 20060101AFI20250108BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】フィルムの厚さを薄くした場合であっても、モーター組み立て時に破断することがなく、耐熱性にも優れたモーター絶縁用フィルムを提供する。
【解決手段】ポリアリールエーテルケトンとポリエーテルイミドを含み、150~250℃の間に少なくとも2つのガラス転移温度を有する、モーター絶縁用フィルムである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリアリールエーテルケトンとポリエーテルイミドを含み、150~250℃の間に少なくとも2つのガラス転移温度を有する、モーター絶縁用フィルム。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
230℃における貯蔵弾性率(E’)が1.0×10

~2.0×10

Paである、請求項1に記載のモーター絶縁用フィルム。
【請求項3】
190~230℃における貯蔵弾性率(E’)が1.0×10

~2.0×10

Paである、請求項1に記載のモーター絶縁用フィルム。
【請求項4】
前記ポリアリールエーテルケトンがポリエーテルエーテルケトンである、請求項1に記載のモーター絶縁用フィルム。
【請求項5】
前記ポリエーテルイミドが下記式(1)で表される繰り返し単位を有するポリエーテルイミドである、請求項1に記載のモーター絶縁用フィルム。
TIFF
2025005047000005.tif
43
166
【請求項6】
厚みが10μm以上200μm以下である、請求項1に記載のモーター絶縁用フィルム。
【請求項7】
MIT耐折試験(JIS P8115:2001)における、屈曲回数が100回以上である、請求項1に記載のモーター絶縁用フィルム。
【請求項8】
フィルムの少なくとも片面とステンレス板との動摩擦係数が0.3以下である、請求項1に記載のモーター絶縁用フィルム。
【請求項9】
スロット紙である、請求項1に記載のモーター絶縁用フィルム。
【請求項10】
請求項1に記載のモーター絶縁用フィルムを備えたモーター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特にモーターに用いるのに好適な絶縁用フィルムに関する。中でも、ウェッジ紙やスロット紙として好適に使用することができる絶縁用フィルムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
家電機器、産業機器などの駆動力となるモーターには、ステータコア内のスロットにおいてコアと巻線コイルとの間に、絶縁フィルムとしてのスロット紙が介装されている。通常、ステータコアの端面の開口部からスロット内にスロット紙を挿入し、鉄心のスロット内に巻線コイルを巻き、この巻線コイルとスロットの間に絶縁のためのスロット紙を介在させるようにする。
【0003】
この種のモーター絶縁用フィルム(「モーター絶縁紙」とも称する)として、現在、ポリエチレンナフタレートフィルムなどの樹脂フィルムの両面にアラミド紙を接着材で貼り合せた複合絶縁材料が一般的に使用されている。また、ポリエーテルイミド等に代表されるエンジニアリングプラスチックは、耐薬品性や耐熱性、機械特性に優れるため、エンジニアリングプラスチックからなる絶縁フィルムも開発されている。
【0004】
例えば特許文献1には、ポリエーテルエーテルケトン樹脂とポリエーテルイミドの積層フィルムが開示されており、当該フィルムはモーター用スロット紙(スロットライナー)として好適に使用できる旨の記載がある。
【0005】
特許文献2には、ポリエーテルエーテルケトン樹脂とポリエーテルイミド、無機充填剤のブレンド物が開示されており、このブレンド物により耐熱性と屈曲性を両立できる旨の記載がある。
【0006】
特許文献3には、相対結晶化度が90%以上であるポリエーテルエーテルケトン層と、ポリエーテルイミド層を含み、該ポリエーテルエーテルケトン層を両最外層に備えた絶縁フィルムが開示されている。
【0007】
特許文献4には、ポリエーテルエーテルケトンまたはポリエーテルイミドなどのように100℃以上での耐熱性やオイルなどの冷媒による耐薬品性を有したエンジニアリングプラスチックを含むフィルムであって、算術平均粗さ(Ra)が0.15μm以上1.50μm以下の面を少なくとも片面に備えた絶縁フィルムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開昭62-148260号公報
特開昭62-149436号公報
特開2020-21626号公報
特開2020-150582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
近年、モーターの性能向上に伴い、小型で高効率なモーター用部品が求められている。そのため、モーター絶縁用フィルムに関しては、薄肉化して巻線コイルの占積率を大きくすることが求められている。また、小型化によりモーター内部に熱が籠りやすくなるため、さらなる耐熱性も求められている。
しかし、絶縁用フィルムの厚さを薄くすると、モーター組み立て時に折り曲げたりすることにより破れて絶縁性を損なう可能性がある。
【0010】
そこで本発明は、フィルムの厚さを薄くした場合であっても、モーター組み立て時に破断することがなく、耐熱性にも優れたモーター絶縁用フィルムを提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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