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公開番号2024176370
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094859
出願日2023-06-08
発明の名称認証方法、アイトラッキングデバイス、および情報処理装置
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G06F 21/32 20130101AFI20241212BHJP(計算;計数)
要約【課題】 利便性を損なうことなくセキュリティを高めること。
【解決手段】 実施形態に係わるアイトラッキングデバイスは、情報処理装置と通信可能である。アイトラッキングデバイスは、生体センサ、記憶部、比較部、要求部、表示部、送信部を具備する。生体センサは、装着者の生体情報を取得する。記憶部は、予め登録された生体情報を記憶する。比較部は、記憶された生体情報と生体センサで取得された生体情報とを比較する。要求部は、ワンタイムの認証パターンの発行を情報処理装置に要求する。表示部は、認証パターンを受信して装着者の視野に視覚的に表示する。送信部は、装着者の視線を追跡して得られた視線軌跡情報を情報処理装置に送信する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
生体センサを備えるアイトラッキングデバイスを用いて装着者の生体認証を行う第1認証過程と、
前記アイトラッキングデバイスと通信可能な情報処理装置を用いて視覚情報によるワンタイム認証を行う第2認証過程とを具備し、
前記第1認証過程は、
前記アイトラッキングデバイスが、予め登録された生体情報と前記生体センサで取得された前記装着者の生体情報とを比較する過程を備え、
前記第2認証過程は、
前記情報処理装置が、前記アイトラッキングデバイスからの要求に応じてワンタイムの認証パターンを発行する過程と、
前記アイトラッキングデバイスが、前記認証パターンを受信して前記装着者の視野に視覚的に表示する過程と、
前記アイトラッキングデバイスが、前記装着者の視線を追跡して得られた視線軌跡情報を前記情報処理装置に送信する過程と、
前記情報処理装置が、前記視線軌跡情報と前記認証パターンとを比較する過程とを備える、認証方法。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記生体情報は、前記装着者の指紋パターンである、請求項1に記載の認証方法。
【請求項3】
前記生体情報は、前記装着者の虹彩パターンである、請求項1に記載の認証方法。
【請求項4】
前記認証パターンは、当該認証パターンの発行のたびごとに追跡の順序が変化する複数のアイコンボタンを含む、請求項1に記載の認証方法。
【請求項5】
前記情報処理装置が、前記認証パターンの要求元のアイトラッキングデバイスが予め登録されたアイトラッキングデバイスであるか否かを判定する過程をさらに具備する、請求項1に記載の認証方法。
【請求項6】
情報処理装置と通信可能なアイトラッキングデバイスであって、
装着者の生体情報を取得する生体センサと、
予め登録された生体情報を記憶する記憶部と、
前記記憶された生体情報と前記生体センサで取得された生体情報とを比較する比較部と、
ワンタイムの認証パターンの発行を前記情報処理装置に要求する要求部と、
前記認証パターンを受信して前記装着者の視野に視覚的に表示する表示部と、
前記装着者の視線を追跡して得られた視線軌跡情報を前記情報処理装置に送信する送信部とを具備する、アイトラッキングデバイス。
【請求項7】
生体センサを備えるアイトラッキングデバイスと通信する通信部と、
前記アイトラッキングデバイスからの要求に応じてワンタイムの認証パターンを発行する認証パターン発行部と、
前記アイトラッキングデバイスが装着者の視線を追跡して得られた視線軌跡情報を前記アイトラッキングデバイスから受信する受信部と、
前記視線軌跡情報と前記認証パターンとを比較する比較部とを具備する、情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、認証方法、アイトラッキングデバイス、および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えばマルチユーザOS(Operating System)の起動時に、あるいはコンピュータにインストールされた業務アプリを立ち上げるために、ログイン手続が行われる。パスワードによる認証は、最も一般的なログイン認証方法として用いられてきた。しかし、パスワードの盗み見や使い回しによる漏洩のリスクがあることから、よりセキュアな認証方法が利用され始めている。パスワードよりもセキュアな認証方法として、生体認証、またはワンタイムパスワード認証がある。
【0003】
生体認証は、指紋や虹彩などの生体情報を用いて認証を行う方式である。その人固有の情報を用いることで、なりすましリスクの低減や、タッチ操作などで手軽に認証できるメリットがある。
【0004】
ワンタイムパスワード認証は、一定時間のみ有効なパスワードをトークンや専用アプリ、SMSなどを介して認証の都度発行する方式である。パスワードが毎回変化することや、有効期限があることから漏洩のリスクを小さくできるし、ユーザがパスワードを記憶し管理する必要がないという利便性の面でのメリットもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-34646号公報
特開2016-197412号公報
特開2022-44281号公報
【非特許文献】
【0006】
馬越、宮地(2019) .「視線追跡を用いた認証インターフェースに関する研究」.第2回ビジュアリゼーションワークショップ(http://itolab.is.ocha.ac.jp/visws2019/poster/visws2019-p11.pdf)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
生体認証は、指紋認証モジュールや虹彩認証に対応したカメラなどを必要とし、これらを持たない情報機器の認証には採用できない。また、生体情報の識別精度は100%ではなく、他人受入のリスクもある。他人受入率を低くするとトレードオフで本人拒否率が高くなり、セキュリティは強化されるが利便性が低下する。
【0008】
ワンタイムパスワード認証には、ワンタイムパスワードの発行にトークンを用いる場合、トークンを紛失するリスクがある。また、専用アプリやSMSを利用するための通信環境も求められ、利用シーンが限定される。これらはワンタイムパスワード認証のデメリットといえる。
【0009】
そこで、目的は、利便性を損なうことなくセキュリティを高めた認証方法、アイトラッキングデバイス、および情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
実施形態によれば、認証方法は、第1認証過程と、第2認証過程とを具備する。第1認証過程は、生体センサを備えるアイトラッキングデバイスを用いて装着者の生体認証を行う過程である。第2認証過程は、アイトラッキングデバイスと通信可能な情報処理装置を用いて視覚情報によるワンタイム認証を行う過程である。第1認証過程は、アイトラッキングデバイスが、予め登録された生体情報と生体センサで取得された装着者の生体情報とを比較する過程を備える。第2認証過程は、情報処理装置が、アイトラッキングデバイスからの要求に応じてワンタイムの認証パターンを発行する過程を備える。また第2認証過程は、アイトラッキングデバイスが、認証パターンを受信して装着者の視野に視覚的に表示する過程を備える。また第2認証過程は、アイトラッキングデバイスが、装着者の視線を追跡して得られた視線軌跡情報を情報処理装置に送信する過程を備える。また第2認証過程は、情報処理装置が、視線軌跡情報と認証パターンとを比較する過程を備える。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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