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公開番号2024169219
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023086505
出願日2023-05-25
発明の名称車両確認支援装置および車両確認支援方法
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G07B 15/00 20110101AFI20241128BHJP(チェック装置)
要約【課題】収受員の車種判別を支援する技術を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る車両確認支援装置であって、広角レンズ搭載カメラによって撮影された撮影画像を記憶する記憶部と、撮影画像の湾曲を補正して平面図を生成する湾曲補正部と、平面図から車両の車種を識別するための車両画像を切出す切出し制御部と、切出された車両画像の所定のフレーム数だけ前後の車両画像を切出す前後画像選択部と、切出された車両画像および画像前後フレーム表示ボタンを出力装置に表示させるように制御する表示制御部と、画像前後フレーム表示ボタンが押下されたことを検知すると、前後画像選択部により切出された車両画像を出力装置に表示させるように制御する前後画像表示制御部と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
広角レンズ搭載カメラによって撮影された撮影画像を記憶する記憶部と、
撮影画像の湾曲を補正して平面図を生成する湾曲補正部と、
前記平面図から車両の車種を識別するための車両画像を切出す切出し制御部と、
前記切出された車両画像の所定のフレーム数だけ前後の前記車両画像を切出す前後画像選択部と、
前記切出された車両画像および画像前後フレーム表示ボタンを出力装置に表示させるように制御する表示制御部と、
前記画像前後フレーム表示ボタンが押下されたことを検知すると、前記前後画像選択部により切出された車両画像を前記出力装置に表示させるように制御する前後画像表示制御部と、
を備える車両確認支援装置。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記車両画像は、前記車両の前面に配置された前面車両番号画像および前記車両の後面に配置された後面車両番号画像を含む車両番号画像であり、
前記前後画像表示制御部は、前記車両番号画像に対応付けられた前記画像前後フレーム表示ボタンが押下されたことを検知すると、前記表示されている前面車両番号画像および前記後面車両番号画像の両方に対して所定のフレーム数だけ前または後の前面車両番号画像および後面車両番号画像を表示させるように制御する、
請求項１に記載の車両確認支援装置。
【請求項３】
前記車両画像は、前記車両の前面に配置された前面車両番号画像であり、
前記前後画像表示制御部は、前記前面車両番号画像に対応付けられた前記画像前後フレーム表示ボタンが押下されたことを検知すると、前記表示されている前面車両番号画像に対して所定のフレーム数だけ前または後の前面車両番号画像を表示させるように制御する、
請求項１に記載の車両確認支援装置。
【請求項４】
前記車両画像は、前記車両の前面に配置された後面車両番号画像であり、
前記前後画像表示制御部は、前記後面車両番号画像に対応付けられた前記画像前後フレーム表示ボタンが押下されたことを検知すると、前記表示されている後面車両番号画像に対して所定のフレーム数だけ前または後の後面車両番号画像を表示させるように制御する、
請求項１に記載の車両確認支援装置。
【請求項５】
前記車両画像は、前記車両の前面図、側面図、および後面図を含む３面図であり、
前記前後画像表示制御部は、前記前面図および後面図に対応付けられた前記画像前後フレーム表示ボタンが押下されたことを検知すると、前記表示されている前面図および前記後面図の両方に対して所定のフレーム数だけ前または後の前面図および後面図を表示させるように制御する、
請求項１に記載の車両確認支援装置。
【請求項６】
前記車両画像は、前記車両の前面図を含み、
前記前後画像表示制御部は、前記前面図に対応付けられた前記画像前後フレーム表示ボタンが押下されたことを検知すると、前記表示されている前面図に対して所定のフレーム数だけ前または後の前面図を表示させるように制御する、
請求項１に記載の車両確認支援装置。
【請求項７】
前記車両画像は、前記車両の後面図を含み、
前記前後画像表示制御部は、前記後面図に対応付けられた前記画像前後フレーム表示ボタンが押下されたことを検知すると、前記表示されている後面図に対して所定のフレーム数だけ前または後の後面図を表示させるように制御する、
請求項１に記載の車両確認支援装置。
【請求項８】
車両確認支援装置が実行する車両確認支援方法であって、
前記車両確認支援装置の記憶部に広角レンズ搭載カメラによって撮影された撮影画像を記憶することと、
湾曲補正部が、撮影画像の湾曲を補正して平面図を生成することと、
切出し制御部が、前記平面図から車両の車種を識別するための車両画像を切出すことと、
前後画像選択部が、前記切出された車両画像の所定のフレーム数だけ前後の前記車両画像を切出すことと、
表示制御部が、前記切出された車両画像および画像前後フレーム表示ボタンを出力装置に表示させるように制御することと、
前後画像表示制御部が、前記画像前後フレーム表示ボタンが押下されたことを検知すると、前記前後画像選択部により切出された車両画像を前記出力装置に表示させるように制御することと、
を備える車両確認支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、車両確認支援装置および車両確認支援方法に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
有料道路の通行料金は、一般に通行距離や車種別に定められている。有料道路の通行料金の収受方法を大まかに分けると、入口料金所で通行券を受け取り出口料金所で通行券の情報に基づいて現金等で料金を支払う料金収受システムと、有料道路の入口料金所と出口料金所において、料金所の車線を通行する車両に搭載された車載器と無線通信することにより通行料金を収受するＥＴＣシステムとに分けられる。
【０００３】
現状では、ＥＴＣシステムを利用可能な車両（以下、単にＥＴＣ車と記載する）の増加のためＥＴＣシステムの利用が大半を占めるようになった。しかしながら、ＥＴＣに対応していない車両（以下、単に非ＥＴＣ車と記載する）も、少なからず存在する。
【０００４】
また、非ＥＴＣ車への課金のための料金収受システムでは、入口側の料金所で車種判別を行い、入口ＩＣ、通過時刻、判別された車種を記録した通行券を発行する。そして、出口料金所では、入口料金所で受け取った通行券に基づき、通行料金を確定し、非ＥＴＣ車のドライバーは、現金等で支払いを行う。
【０００５】
このために、非ＥＴＣ車への課金のための料金収受システムでは、入口料金所および出口料金所の各車線にブースを設置して、ブース内の収受員が通過車両の車種を目視等で判断し、入口料金所での通行券の発行や、出口料金所での料金収受を行っていた。
【０００６】
今後、ＥＴＣシステムを利用可能な車両がさらに増加するが、ＥＴＣシステムを利用しない非ＥＴＣ車は残り続けるため、非ＥＴＣ車に対する対応を考慮する必要がある。しかしながら、ＥＴＣシステムを利用しない車両は、減少していくことになるため、高価な車種判別装置を出口側の料金所に設置するのはコストの面から現実的ではない。
【０００７】
また、最近、省人化および遠隔対応化で、車線に設置されたブースに収受員を配置せずに車線には自動料金収受機を設置し、車線から離れた料金所事務所または料金所から離れた遠隔地に収受員を配置し、カメラ画像のみに基づいて収受員が車種を判断する場合が増えてきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００８】
特開２０１１－０６０１３８号公報
特開２００８－２５０６７７号公報
特開２０２０－１５４９５９号公報
特開２０１９－０８７１５９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
車線から離れた料金所事務所または料金所から離れた遠隔地から、カメラ画像のみから車種判別を行おうとすると、例えば、雨天時等のカメラに水滴が付着するなど撮影条件が悪い場合、必要な情報が得られない可能性があるという問題がある。さらに、夜間などでは車両のライトにカメラが照らされた結果、光量の変化にカメラが追従できず、ハレーションの発生または極端に暗い映像を撮影してしまうという問題がある。
【００１０】
この発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、条件の悪い環境下においても車両の特徴を補完可能な情報を表示し、収受員の車種判別を支援する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
（【００１１】以降は省略されています）

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