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公開番号
2024167557
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2023083719
出願日
2023-05-22
発明の名称
半導体装置及びその製造方法
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
H01L
21/338 20060101AFI20241127BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】特性を向上できる半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、半導体装置は、第1~第3電極、第1、第2半導体領域を含む。第1半導体領域は、Al
x1
Ga
1-x1
N(0≦x1<1)を含む。第2半導体領域は、Al
x2
Ga
1-x2
N(0<x2<1、x1<x2)を含む。第2半導体領域は、第1半導体部分及び第2半導体部分を含む。第2半導体部分は、第1領域及び第2領域を含む。第1領域の第2方向における位置は、第2領域の第2方向における位置と、第2電極の第2方向における位置と、の間にある。第1領域におけるフッ素の濃度は第2領域におけるフッ素の濃度よりも高い。または、第1領域はフッ素を含み第2領域はフッ素を含まない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に延びる第1電極と、
前記第1方向に延びる第2電極であって、前記第1電極から前記第2電極への第2方向は、前記第1方向に対して垂直である、前記第2電極と、
前記第1方向に延びる第3電極であって、前記第3電極の前記第2方向における位置は、前記第1電極の前記第2方向における位置と、前記第2電極の前記第2方向における位置と、の間にある、前記第3電極と、
Al
x1
Ga
1-x1
N(0≦x1<1)を含む第1半導体領域であって、前記第1半導体領域は、第1部分領域、第2部分領域、第3部分領域、第4部分領域及び第5部分領域を含み、前記第1部分領域から前記第1電極への第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差し、前記第2部分領域から前記第2電極への方向は前記第3方向に沿い、前記第3部分領域から前記第3電極への方向は前記第3方向に沿い、前記第4部分領域の前記第2方向における位置は、前記第1部分領域の前記第2方向における位置と、前記第3部分領域の前記第2方向における位置と、の間にあり、前記第5部分領域の前記第2方向における位置は、前記第3部分領域の前記第2方向における前記位置と、前記第2部分領域の前記第2方向における位置と、の間にある、前記第1半導体領域と、
Al
x2
Ga
1-x2
N(0<x2<1、x1<x2)を含む第2半導体領域であって、前記第2半導体領域は、第1半導体部分及び第2半導体部分を含み、前記第4部分領域から前記第1半導体部分への方向は前記第3方向に沿い、前記第5部分領域から前記第2半導体部分への方向は前記第3方向に沿い、前記第2半導体部分は、第1領域及び第2領域を含み、前記第1領域の前記第2方向における位置は、前記第2領域の前記第2方向における前記位置と、前記第2電極の前記第2方向における前記位置と、の間にあり、前記第1領域におけるフッ素の濃度は前記第2領域におけるフッ素の濃度よりも高い、または、前記第1領域はフッ素を含み前記第2領域はフッ素を含まない、前記第2半導体領域と、
を備えた半導体装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第2電極は、第1電極部分及び第2電極部分を含み、
前記第1領域から前記第1電極部分の少なくとも一部への方向は、前記第2方向に沿い、
前記第1領域の少なくとも一部は、前記第3方向において、前記第1半導体領域と前記第2電極部分との間にある、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2領域と前記第1領域との間の境界の前記第2方向における位置は、前記第3電極の前記第2方向における前記位置と、前記第2電極部分の前記第2方向における位置と、の間にある、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1領域の少なくとも一部は、前記第3方向において前記第2電極部分と重ならない、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1領域の一部は、前記第3方向において前記第2部分領域と前記第1電極部分との間にある、請求項2~4のいずれか1つに記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2半導体部分は、第3領域をさらに含み、
前記第3領域は、前記第3方向において前記第2部分領域と前記第1電極部分との間にあり、
前記第3領域におけるフッ素の濃度は、前記第1領域におけるフッ素の前記濃度よりも低い、または、前記第3領域はフッ素を含まない、請求項2~4のいずれか1つに記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第2部分領域は、前記第1電極部分と接し、
前記第2半導体部分から前記第1電極部分の少なくとも一部への方向は、前記第2方向に沿う、請求項2~4のいずれか1つに記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第2半導体部分は、第4領域をさらに含み、
前記第4領域は、前記第3方向において前記第1半導体領域と前記第1領域との間にあり、
前記第4領域におけるフッ素の濃度は、前記第1領域におけるフッ素の前記濃度よりも低い、または、前記第4領域はフッ素を含まない、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
第1絶縁部材をさらに備え、
前記第1絶縁部材の少なくとも一部は、前記第1領域と前記第2電極部分との間にある、請求項2~4のいずれか1つに記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1絶縁部材の一部は、前記第1領域と前記第2電極部分との間にあり、
前記第1絶縁部材の別の一部は、前記第3方向において前記第2電極と重ならず、
前記第1絶縁部材の前記一部の前記第3方向に沿う厚さは、前記第1絶縁部材の前記別の一部の前記第3方向に沿う厚さよりも薄い、請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、半導体装置において、特性の向上が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-095600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、特性を向上できる半導体装置及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、半導体装置は、第1電極、第2電極、第3電極、第1半導体領域及び第2半導体領域を含む。前記第1電極は、第1方向に延びる。前記第2電極は、前記第1方向に延びる。前記第1電極から前記第2電極への第2方向は、前記第1方向に対して垂直である。前記第3電極は、前記第1方向に延びる。前記第3電極の前記第2方向における位置は、前記第1電極の前記第2方向における位置と、前記第2電極の前記第2方向における位置と、の間にある。前記第1半導体領域は、Al
x1
Ga
1-x1
N(0≦x1<1)を含む。前記第1半導体領域は、第1部分領域、第2部分領域、第3部分領域、第4部分領域及び第5部分領域を含む。前記第1部分領域から前記第1電極への第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面と交差する。前記第2部分領域から前記第2電極への方向は前記第3方向に沿う。前記第3部分領域から前記第3電極への方向は前記第3方向に沿う。前記第4部分領域の前記第2方向における位置は、前記第1部分領域の前記第2方向における位置と、前記第3部分領域の前記第2方向における位置と、の間にある。前記第5部分領域の前記第2方向における位置は、前記第3部分領域の前記第2方向における前記位置と、前記第2部分領域の前記第2方向における位置と、の間にある。前記第2半導体領域は、Al
x2
Ga
1-x2
N(0<x2<1、x1<x2)を含む。前記第2半導体領域は、第1半導体部分及び第2半導体部分を含む。前記第4部分領域から前記第1半導体部分への方向は前記第3方向に沿う。前記第5部分領域から前記第2半導体部分への方向は前記第3方向に沿う。前記第2半導体部分は、第1領域及び第2領域を含む。前記第1領域の前記第2方向における位置は、前記第2領域の前記第2方向における前記位置と、前記第2電極の前記第2方向における前記位置と、の間にある。前記第1領域におけるフッ素の濃度は前記第2領域におけるフッ素の濃度よりも高い。または、前記第1領域はフッ素を含み前記第2領域はフッ素を含まない。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る半導体装置を例示する模式的平面図である。
図2は、第1実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図3は、第1実施形態に係る半導体装置の一部を例示する模式的断面図である。
図4は、第1実施形態に係る半導体装置の一部を例示する模式的断面図である。
図5は、第1実施形態に係る半導体装置の一部を例示する模式的断面図である。
図6は、第1実施形態に係る半導体装置の一部を例示する模式的断面図である。
図7は、第1実施形態に係る半導体装置の一部を例示する模式的断面図である。
図8は、第1実施形態に係る半導体装置の一部を例示する模式的断面図である。
図9は、第1実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図10は、第1実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図11(a)及び図11(b)は、第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。
図12(a)及び図12(b)は、第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る半導体装置を例示する模式的平面図である。
図2は、第1実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図2は、図1のA1-A2線断面図である。
図1及び図2に示すように、実施形態に係る半導体装置110は、第1電極51、第2電極52、第3電極53、第1半導体領域10及び第2半導体領域20を含む。
【0009】
図1に示すように、第1電極51、第2電極52及び第3電極53は、第1方向D1に延びる。第1電極51から第2電極52への第2方向D2は、第1方向D1に対して垂直である。
【0010】
第1方向D1をY軸方向とする。Y軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Y軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をZ軸方向とする。例えば、第2方向D2は、X軸方向である。
(【0011】以降は省略されています)
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