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公開番号
2024172446
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090170
出願日
2023-05-31
発明の名称
遠隔監視制御装置および遠隔監視システム
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
H04N
7/18 20060101AFI20241205BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 周囲の状況を把握し易い遠隔監視制御装置および遠隔監視システムを提供する。
【解決手段】 実施形態によれば、遠隔監視制御装置は、第1の無線通信部と第2の無線通信部と制御部とを備える。第1の無線通信部は、列車に設置した全方位カメラが撮影した映像データを受信する。第2の無線通信部は、ヘッドマウントディスプレイと通信する。制御部は、ヘッドマウントディスプレイを装着したオペレータの視線方向を判定し、第1の無線通信部により受信した全方位カメラが撮影した映像データからオペレータの視線方向に基づいて生成した視野映像をヘッドマウントディスプレイに表示させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
列車に設置した全方位カメラが撮影した映像データを受信する第1の無線通信部と、
ヘッドマウントディスプレイと通信する第2の無線通信部と、
前記ヘッドマウントディスプレイを装着したオペレータの視線方向を判定し、前記第1の無線通信部により受信した前記全方位カメラが撮影した映像データから前記オペレータの視線方向に基づいて生成した視野映像を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させる制御部と、
を備える遠隔監視制御装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第2の無線通信部は、前記ヘッドマウントディスプレイから前記オペレータの動きを検知するセンサからの出力を受信し、
前記制御部は、前記第2の無線通信部により前記ヘッドマウントディスプレイから受信する前記センサからの出力に基づいて前記オペレータの視線方向を判定する、
請求項1に記載の遠隔監視制御装置。
【請求項3】
前記第1の無線通信部は、前記列車の先頭部に設置した第1全方位カメラが撮影した第1映像データと前記列車の後尾部に設置した第2全方位カメラが撮影した第2映像データとを受信し、
前記制御部は、前記列車の進行方向に応じて選択した第1映像データ又は第2映像データから前記視野映像を生成する、
請求項1に記載の遠隔監視制御装置。
【請求項4】
前記第1の無線通信部は、前記列車に設けた車内システムから車両情報を受信し、
前記制御部は、前記視野映像とともに前記車両情報を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させる、
請求項1に記載の遠隔監視制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1の無線通信部により受信した前記全方位カメラが撮影した映像データから前記列車の周囲における異常状態を検出した場合に、前記異常状態を示す通知を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させる、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の遠隔監視制御装置。
【請求項6】
車内システムと遠隔検視制御装置とを有する遠隔監視システムであって、
前記車内システムは、
列車に設置された全方位カメラと、
前記全方位カメラが撮影した映像データを地上に設置した遠隔監視制御装置に送信する無線通信装置と、を有し、
前記遠隔監視制御装置は、
前記車内システムから前記全方位カメラが撮影した映像データを受信する第1の無線通信部と、
ヘッドマウントディスプレイと通信する第2の無線通信部と、
前記ヘッドマウントディスプレイを装着したオペレータの視線方向を判定し、前記第1の無線通信部により受信した前記全方位カメラが撮影した映像データを前記オペレータの視線方向に基づいて生成した視野映像を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させる制御部と、
を備える遠隔監視システム。
【請求項7】
前記第2の無線通信部は、前記ヘッドマウントディスプレイから前記オペレータの動きを検知するセンサからの出力を受信し、
前記制御部は、前記第2の無線通信部により前記ヘッドマウントディスプレイから受信する前記センサからの出力に基づいて前記オペレータの視線方向を判定する、
請求項6に記載の遠隔監視システム。
【請求項8】
前記第1の無線通信部は、前記列車の先頭部に設置した第1全方位カメラが撮影した第1映像データと前記列車の後尾部に設置した第2全方位カメラが撮影した第2映像データとを受信し、
前記制御部は、前記列車の進行方向に応じて選択した第1映像データ又は第2映像データから前記視野映像を生成する、
請求項6に記載の遠隔監視システム。
【請求項9】
前記第1の無線通信部は、前記列車に設けた車内システムから車両情報を受信し、
前記制御部は、前記視野映像とともに前記車両情報を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させる、
請求項6に記載の遠隔監視システム。
【請求項10】
前記制御部は、前記第1の無線通信部により受信した前記全方位カメラが撮影した映像データから前記列車の周囲における異常状態を検出した場合に、前記異常状態を示す通知を前記ヘッドマウントディスプレイに表示させる、
請求項6乃至9の何れか1項に記載の遠隔監視システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、遠隔監視制御装置および遠隔監視システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鉄道などの列車における周囲の状況を遠隔監視する鉄道車両用の遠隔監視システムがある。従来の遠隔監視システムは、列車の進行方向にある軌道内を撮像するように撮影方向を固定したカメラが撮像した映像を映像送信装置によって遠隔地にある監視室に配信し、映像送信装置から配信された映像を遠隔監視制御装置が監視室に設置した表示装置に表示する。これにより、監視室にいるオペレータが列車の進行方向における軌道内の様子を監視する。
【0003】
しかしながら、従来の遠隔監視システムは、カメラの撮影方向が固定されるため、監視室で表示装置に表示する映像が特定の方向の映像となってしまい、監視室にいるオペレータが所定方向以外の映像を確認することができない。実際の列車の運転席にいる運転者は、列車の進行方向だけでなく、列車の周辺状況を視認することで安全を確保したり状況に応じた運転操作を行ったりできる。すなわち、従来の遠隔監視システムは、遠隔地に設置した監視室でオペレータが確認できる映像が実際に列車に乗車する運転者の視野で確認できる映像とは異なるため、監視室のオペレータが列車周囲の状況などを把握し難いことがあるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-234440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みて為されたもので、周囲の状況を把握し易い遠隔監視制御装置および遠隔監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、遠隔監視制御装置は、第1の無線通信部と第2の無線通信部と制御部とを備える。第1の無線通信部は、列車に設置した全方位カメラが撮影した映像データを受信する。第2の無線通信部は、ヘッドマウントディスプレイと通信する。制御部は、ヘッドマウントディスプレイを装着したオペレータの視線方向を判定し、第1の無線通信部により受信した全方位カメラが撮影した映像データからオペレータの視線方向に基づいて生成した視野映像をヘッドマウントディスプレイに表示させる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る遠隔監視制御装置を含む遠隔監視システムの構成例を示す図である。
図2は、実施形態に係る遠隔監視システムにおける車内システムの構成例を説明するためのブロック図である。
図3は、実施形態に係る遠隔監視システムにおける遠隔監視制御装置、ヘッドマウントディスプレイおよび疑似運転台の構成例を示すブロック図である。
図4は、実施形態に係る遠隔監視制御装置の動作例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る遠隔監視制御装置13を含む遠隔監視システム1の構成例を示す図である。
図1に示すように、遠隔監視システム1は、車内システム2、遠隔監視制御装置13、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)14、および、疑似運転台15などにより構成される。
【0009】
車内システム2は、列車を構成する車両内に設置される各種の装置で構成されるシステムである。車内システム2は、遠隔監視制御装置13と通信する無線通信装置21(図2参照)を含む各種の装置により構成される。また、車内システム2は、列車に設置される複数の全方位カメラ11A、11Bを有する。図1に示す構成例において、列車の先頭部には全方位カメラ11Aが設置され、列車の後尾部には全方位カメラ11Bが設置される。ここでは、先頭部から前方に移動する方向を列車の進行方向とし、その反対を後進方向とするものとする。
【0010】
全方位カメラ11A、11Bは、設置位置から全方位の映像を撮影するカメラである。全方位カメラ11A、11Bは、車外の周囲における映像を撮影できる位置に設置される。本実施形態では、列車の先頭部に設置する全方位カメラ11Aを第1全方位カメラと称するものとする。第1全方位カメラ11Aは、列車の前方を含む列車の先頭部を中心とした全方位の映像を撮影する。また、列車の後尾部に設置する全方位カメラ11Bを第2全方位カメラと称するものとする。第2全方位カメラ11Bは、列車の後方を含む列車の後尾部を中心とした全方位の映像を撮影する。
(【0011】以降は省略されています)
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