TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024176939
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095835
出願日2023-06-09
発明の名称物品管理装置、物品管理方法、物品管理プログラム、及び物品管理システム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B65G 1/137 20060101AFI20241212BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】物品認識のための学習用データの収集に優れた物品管理装置を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る物品管理装置は、情報取得インタフェース、プロセッサ、及び通信インタフェースを備える。前記情報取得インタフェースは、物品管理情報を取得する。前記プロセッサは、前記物品管理情報に基づき画像取得対象の物品を指定する物品情報を選択し、前記画像取得対象として選択される物品情報により指定される物品の出庫指示を生成する。前記通信インタフェースは、物品を搬送する搬送装置を制御する搬送制御装置、及び前記搬送装置により搬送される物品の撮影画像に基づき前記物品を認識してピッキングするピッキング装置を制御するピッキング制御装置と通信し、少なくとも前記搬送制御装置に対して出庫指示を出力し、出庫指示に対応して取得される前記撮影画像を受信する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
物品管理情報を取得する情報取得インタフェースと、
前記物品管理情報に基づき画像取得対象の物品を指定する物品情報を選択し、前記画像取得対象として選択される物品情報により指定される物品の出庫指示を生成するプロセッサと、
出庫指示に基づき物品を搬送する搬送装置を制御する搬送制御装置、及び前記搬送装置により搬送される物品から取得される撮影画像に基づき前記物品を認識してピッキングするピッキング装置を制御するピッキング制御装置と通信し、少なくとも前記搬送制御装置に対して出庫指示を出力し、出庫指示に対応して取得される前記撮影画像を受信する通信インタフェースと、
を備える物品管理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記通信インタフェースは、前記ピッキング制御装置における物品認識辞書を更新するために、前記撮影画像に基づく辞書更新データを送信する、請求項1の物品管理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記画像取得対象の物品を指定する物品情報として、初入庫の物品を指定する物品情報を選択する、請求項1の物品管理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記画像取得対象の物品を指定する物品情報として、画像未登録の物品を指定する物品情報を選択する、請求項1の物品管理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記画像取得対象の物品を指定する物品情報として、基準値より低いピッキング成功率の物品を指定する物品情報を選択する、請求項1の物品管理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記物品管理情報に基づき前記画像取得対象の第1の物品を指定する第1の物品情報を選択し、前記第1の物品の出庫指示と出庫キャンセルを生成し、
前記通信インタフェースは、前記第1の物品情報の選択に対応して前記第1の物品の出庫指示を出力し、前記第1の物品の第1の撮影画像の取得に基づき前記ピッキング制御装置へ前記第1の物品の出庫キャンセルを出力する、請求項1の物品管理装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記第1の物品のピッキング指示を生成し、
前記通信インタフェースは、前記搬送制御装置へ前記第1の物品の出庫指示を出力し、ピッキング指示に応じて取得される撮影画像を認識してピッキングする前記ピッキング装置へ前記第1の物品のピッキング指示を出力し、前記第1の物品の第1の撮影画像の取得に基づき前記ピッキング装置へ前記第1の物品の出庫キャンセルを出力する、請求項6の物品管理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、所定の時間帯において、前記物品管理情報に基づき前記画像取得対象の第1の物品を指定する第1の物品情報を選択し、前記第1の物品の出庫指示と出庫キャンセルを生成し、所定の時間帯と異なる時間帯において、前記物品管理情報に基づき出庫対象の第2の物品を指定する第2の物品情報を選択し、前記第2の物品の出庫指示を生成し、
前記通信インタフェースは、前記第1の物品情報の選択に対応して前記第1の物品の出庫指示と出庫キャンセルを出力し、前記第2の物品情報の選択に対応して前記第2の物品の出庫指示を出力する、請求項1の物品管理装置。
【請求項9】
物品管理情報を取得し、
前記物品管理情報に基づき画像取得対象の物品を指定する物品情報を選択し、
前記画像取得対象として選択される物品情報により指定される物品の出庫指示を生成し、
出庫指示に基づき物品を搬送する搬送装置を制御する搬送制御装置、及び前記搬送装置により搬送される物品から取得される撮影画像に基づき前記物品を認識してピッキングするピッキング装置を制御するピッキング制御装置と通信し、少なくとも前記搬送制御装置に対して出庫指示を出力し、出庫指示に対応して取得される前記撮影画像を受信する、物品管理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
物品管理情報を取得する手順と、
前記物品管理情報に基づき画像取得対象の物品を指定する物品情報を選択する手順と、
前記画像取得対象として選択される物品情報により指定される物品の出庫指示を生成する手順と、
出庫指示に基づき物品を搬送する搬送装置を制御する搬送制御装置、及び前記搬送装置により搬送される物品から取得される撮影画像に基づき前記物品を認識してピッキングするピッキング装置を制御するピッキング制御装置と通信し、少なくとも前記搬送制御装置に対して出庫指示を出力し、出庫指示に対応して取得される前記撮影画像を受信する手順と、を実行させるための物品管理プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、物品管理装置、物品管理方法、物品管理プログラム、及び物品管理システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、物流の配送拠点等では各種商品(以下、物品と称する)の取扱量が増加し、物品処理の自動化が進められている。例えば、倉庫において、様々な自動機器が連携し、各機器は、上位装置からの指示に従い、物品又は物品を収容したケースや機材を受け渡す。自動機器としては、搬送装置及びピッキング装置等が知られ、倉庫に保管された物品の出庫作業は、これら機器により自動化されている。
【0003】
例えば、上位装置は、出庫リストに基づき物品の出庫を指示する。搬送装置は、物品の出庫指示に基づき、物品を搬送する。ピッキング装置は、搬送される物品を撮影して、機械学習により撮影画像から物品を認識し、認識された物品をピッキングする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-181623号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の通り、物品認識処理に機械学習が用いられている場合、学習用データの収集等に基づく認識辞書の作成が必要となる。例えば、事前に、学習用データ収集エリアにおいて、ピッキング対象となる物品を撮像して学習用データを収集して認識辞書が作成される。この場合、実際にピッキング装置が配置されるピッキングエリアの照明条件が、学習用データ収集エリアの照明条件と異なると、認識精度が低下するおそれがあり、改善が要望されている。また、物流業界では、季節ごとに新しい物品が追加される場合があり、学習用データの収集等にかかる負担を軽減したいというも要望がある。
【0006】
本発明の目的は、物品認識のための学習用データの収集に優れた物品管理装置、物品管理方法、物品管理プログラム、及び物品管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係る物品管理装置は、情報取得インタフェース、プロセッサ、及び通信インタフェースを備える。前記情報取得インタフェースは、物品管理情報を取得する。前記プロセッサは、前記物品管理情報に基づき画像取得対象の物品を指定する物品情報を選択し、前記画像取得対象として選択される物品情報により指定される物品の出庫指示を生成する。前記通信インタフェースは、出庫指示に基づき物品を搬送する搬送装置を制御する搬送制御装置、及び前記搬送装置により搬送される物品から取得される撮影画像に基づき前記物品を認識してピッキングするピッキング装置を制御するピッキング制御装置と通信し、少なくとも前記搬送制御装置に対して出庫指示を出力し、出庫指示に対応して取得される前記撮影画像を受信する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る物品処理システムの一例である物流システムを示す概念図である。
図2は、実施形態に係るWESの一例を示すブロック図である。
図3は、実施形態に係る搬送制御装置の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態に係るピッキング制御装置の一例を示すブロック図である。
図5は、実施形態に係る物品出庫処理の一例を示すシーケンス図である。
図6は、実施形態に係る第1の物品画像取得処理の一例を示すシーケンス図である。
図7は、実施形態に係る第2の物品画像取得処理の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して各実施形態について説明する。
[構成]
図1は、実施形態に係る物品処理システムの一例である物流システムを示す概念図である。
図1に示すように、物流システムSは、倉庫管理システム(WMS:Warehouse Management System)1、及び倉庫処理システム2を備える。
【0010】
倉庫処理システム2は、倉庫運用システム(WES:Warehouse Execution System)30、搬送制御装置40、搬送装置(搬送ロボット)41、ピッキング制御装置50、ピッキング装置(ピッキングロボット)51、及び認識用カメラ60を備える。例えば、1台の搬送制御装置40が、1又は複数台の搬送装置41を制御し、1台のピッキング制御装置50が、1又は複数台のピッキング装置51を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社東芝
台車
21日前
株式会社東芝
固定子
20日前
株式会社東芝
センサ
7日前
株式会社東芝
センサ
今日
株式会社東芝
計画装置
1か月前
株式会社東芝
回転電機
21日前
株式会社東芝
開閉装置
14日前
株式会社東芝
搬送装置
21日前
株式会社東芝
除去装置
1か月前
株式会社東芝
光スイッチ
今日
株式会社東芝
直流遮断器
21日前
株式会社東芝
真空バルブ
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
2か月前
株式会社東芝
光デバイス
28日前
株式会社東芝
電力変換装置
14日前
株式会社東芝
電力変換装置
1か月前
株式会社東芝
合成ユニット
2か月前
株式会社東芝
駅務システム
1か月前
株式会社東芝
駆動システム
27日前
株式会社東芝
蓋の開閉装置
2日前
株式会社東芝
静電保護回路
2か月前
株式会社東芝
レーザ溶接方法
2か月前
株式会社東芝
オゾン発生装置
1か月前
株式会社東芝
有価物回収方法
14日前
株式会社東芝
電気車制御装置
14日前
株式会社東芝
靴用絶縁カバー
2か月前
株式会社東芝
電動機制御装置
21日前
株式会社東芝
開閉器駆動装置
1か月前
株式会社東芝
潤滑油供給装置
14日前
株式会社東芝
化合物半導体装置
2か月前
株式会社東芝
地中箱用アダプタ
28日前
株式会社東芝
埋込磁石型モータ
2か月前
株式会社東芝
ガス絶縁開閉装置
1か月前
株式会社東芝
液体の貯蔵タンク
1か月前
株式会社東芝
積雪検出システム
22日前
株式会社東芝
画像取得システム
14日前
続きを見る