発明の詳細な説明【技術分野】 【0001】 本開示は、通信品質予測装置、及び、情報量削減装置に関する。 続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】 【0002】 無線通信では、周囲環境の影響を強く受ける。ミリ波帯やテラヘルツ波帯の無線通信では、人体等の遮蔽によって通信品質が急峻に低下する(非特許文献1)。このような通信品質の急峻な変化は、体感通信品質を大きく低下させる要因となる。 【0003】 そこで、RGBカメラ等の環境センサで現在の物理空間情報を取得し、通信品質予測装置において、現在の物理空間情報より機械学習を行うことで未来の無線通信路の状態を予測し、予測結果を基に無線通信路のハンドオーバ制御や送信電力制御を行う技術がある(特許文献1、非特許文献2、3)。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0004】 特開2023-26789号公報 【非特許文献】 【0005】 Sylvain Collonge、外2名、“Influence of the Human Activity on Wide-Band Characteristics of the 60 GHz Indoor Radio Channel”、IEEE Transactions on Wireless Communications、Vol.3、No.6、2004年11月、p.2396-p.2406 Shoki Ohta、外3名、“Millimeter-wave Received Power Prediction Using Point Cloud Data”、Proceedings of IEEE VTC-Spring、Helsinki、Finland、2022年6月 Takayuki Nishio、外7名、“Proactive Received Power Prediction Using Machine Learning and Depth Images for mmWave Networks”、IEEE Journal on Selected Areas in Communications、Vol.37、No.11、2019年11月、p.2413-p.2427 太田翔己、外4名、“点群を用いたミリ波通信品質予測の点群データ量削減に関する基礎的検討”、社団法人電子情報通信学会、信学技報、SeMI研究会講演論文集、2022年度1月 Shunyao Wu、外2名“LiDAR-Aided Mobile Blockage Prediction in Real-World Millimeter Wave Systems”、Proc. IEEE WCNC, Austin, TX, USA、2022年、p.2631-p.2636 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、環境センサが収集した情報量の大きい物理空間情報をそのまま通信品質予測装置へ送信していたため、環境センサから通信品質予測装置までの通信路の帯域を圧迫し、通信品質予測装置での通信品質予測に時間がかかり、通信品質予測用プログラム以外のプログラムに悪影響を及ぼす、という課題があった。 【0007】 この課題に対し、点群データ(物理空間情報)に対してランダムダウンサンプリングを適用する技術(非特許文献4)、点群データをヒートマップに変換する技術(非特許文献5)、を適用することも考えられる。しかし、物理空間情報内の特徴に依らずに点群データの一部を削除するため、通信品質に影響を与える重要な特徴を削除してしまう可能性がある。 【0008】 本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、環境センサが取得した物理空間情報を適切に削減可能な技術を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本開示の一態様の通信品質予測装置は、環境センサから無線通信路の周辺環境を表す物理空間情報を取得する取得部と、前記無線通信路の通信品質に影響を与える特徴を残すように前記物理空間情報の情報量を削減する削減部と、情報量削減後の物理空間情報を基に前記無線通信路の未来の通信品質を計算する予測部と、を備える。 【0010】 本開示の一態様の情報量削減装置は、無線通信路の周辺環境を表す物理空間情報について、前記無線通信路の通信品質に影響を与える特徴を残すように前記物理空間情報の情報量を削減する削減部、を備える。 【発明の効果】 (【0011】以降は省略されています) この特許をJ-PlatPatで参照する