TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024175873
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023093949
出願日2023-06-07
発明の名称遠隔制御システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類G05D 1/00 20240101AFI20241212BHJP(制御;調整)
要約【課題】遠隔制御システムが備える機能部の異常を検出する。
【解決手段】遠隔制御によって移動体を自動で移動させる遠隔制御システムであって、互いに情報を送受信する複数の機能部を備え、複数の機能部の少なくとも一部は、他の機能部から受信した情報を利用して、他の機能部における異常の有無を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
遠隔制御によって移動体を自動で移動させる遠隔制御システムであって、
互いに情報を送受信する複数の機能部を備え、
前記複数の機能部の少なくとも一部は、他の機能部から受信した情報を利用して、前記他の機能部における異常の有無を検出する、
遠隔制御システム。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
請求項1に記載の遠隔制御システムであって、
前記複数の機能部は、前記移動体を移動させる経路を決定する経路計画部と、前記移動体の位置と向きとの少なくとも一方を取得する移動体特定部とを含む、
遠隔制御システム。
【請求項3】
請求項2に記載の遠隔制御システムであって、
前記経路計画部と前記移動体特定部とは、前記異常の有無を相互に検出する、
遠隔制御システム。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の遠隔制御システムであって、
前記経路計画部と前記移動体特定部との少なくとも一方において前記異常が検出された場合に、前記移動体の移動速度の抑制と、操舵角度の制限とのうちの少なくとも一方を実行する機能部を備える、
遠隔制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、遠隔制御システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両の製造工程において、遠隔制御により車両を走行させる技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2016/066362号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような車両の遠隔制御は、遠隔制御システムが備える種々の機能部においてそれぞれ実行される処理により実現される。各機能部において異常が発生すると、当該機能部において実行される処理の結果に不具合が生じ、車両の遠隔制御が不安定になるおそれがある。そこで、遠隔制御システムが備える機能部における異常の有無を検出する技術が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば遠隔制御によって移動体を自動で移動させる遠隔制御システムが提供される。この遠隔制御システムは、互いに情報を送受信する複数の機能部を備え、前記複数の機能部の少なくとも一部は、他の機能部から受信した情報を利用して、前記他の機能部における異常の有無を検出する。
この遠隔制御装置によれば、複数の機能部の少なくとも一部は、他の機能部から受信した情報を利用して、当該機能部における異常の有無を検出できる。
(2)上記遠隔制御システムにおいて、前記複数の機能部は、前記移動体を移動させる経路を決定する経路計画部と、前記移動体の位置と向きとの少なくとも一方を取得する移動体特定部とを含んでもよい。
この遠隔制御システムによれば、経路計画部と移動体特定部とを含む遠隔制御システムにおいて異常の有無を検出できる。
(3)上記遠隔制御システムにおいて、前記経路計画部と前記移動体特定部とは、前記異常の有無を相互に検出してもよい。
この遠隔制御システムによれば、経路計画部と移動体特定部とは、異常の有無を相互に検出するので、より安定して異常を検出できる。
(4)上記遠隔制御システムにおいて、前記経路計画部と前記移動体特定部との少なくとも一方において前記異常が検出された場合に、前記移動体の移動速度の抑制と、操舵角度の制限とのうちの少なくとも一方を実行する機能部を備えてもよい。
この遠隔制御システムによれば、異常を検出した場合に移動体の移動速度の抑制と、操舵角度の制限とのうちの少なくとも一方を実行するので、移動体の移動量を抑制でき、移動体の走行に問題が発生する可能性を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態における遠隔制御システムの概略構成を示す説明図である。
車両と遠隔制御装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態の異常検出処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.実施形態:
A-1.システム構成:
図1は、本実施形態における遠隔制御システム10の概略構成を示す説明図である。遠隔制御システム10は、移動体としての1台以上の車両100と、車両100を遠隔制御するための制御指令を生成して車両100に送信する遠隔制御装置200と、車両100の3次元点群データを測定する複数の車両検出器300と、車両100の製造工程の管理を行う工程管理装置400と、を備える。
【0009】
本実施形態では、車両100は、電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)として構成されている。なお、移動体は、電気自動車に限られず、例えば、ガソリン自動車や、ハイブリッド自動車や、燃料電池自動車でもよい。移動体は、車両100に限られず、例えば、電動垂直離着陸機(いわゆる空飛ぶ自動車)として構成されていてもよい。
【0010】
本実施形態では、車両100を製造する工場において、車両100を自動走行させる遠隔制御が実行される。工場は、第1場所PL1と第2場所PL2とを備えている。第1場所PL1は、例えば、車両100の組み立てが実施される場所であり、第2場所PL2は、例えば、車両100の検査が実施される場所である。第1場所PL1と第2場所PL2とは、車両100が走行可能な走行路SRによって接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社熊谷組
障害物の検出方法
27日前
株式会社クボタ
作業車
5日前
新電元工業株式会社
作業用ロボット
25日前
豊田合成株式会社
機器制御装置
1か月前
エイブリック株式会社
電流補償回路及び半導体装置
21日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
6日前
カヤバ株式会社
減圧弁
1か月前
日野自動車株式会社
自動運転装置
26日前
株式会社アマダ
工作機械制御装置
26日前
村田機械株式会社
搬送車システム
26日前
株式会社明電舎
負荷制御装置
7日前
オムロン株式会社
システム及び方法
7日前
オムロン株式会社
システム及び方法
7日前
株式会社明電舎
負荷制御装置
7日前
株式会社明電舎
負荷制御装置
7日前
株式会社カーメイト
アクセルペダルカバー
1か月前
ローム株式会社
電源装置
25日前
株式会社東海ヒット
複段圧力差生成システム
1か月前
IDEC株式会社
教示装置
1か月前
セコム株式会社
自律移動ロボット
25日前
エイブリック株式会社
ボルテージレギュレータ及び半導体装置
21日前
エイブリック株式会社
ボルテージレギュレータ及び半導体装置
21日前
エイブリック株式会社
ボルテージレギュレータ及び半導体装置
27日前
KDDI株式会社
制御装置、方法及びプログラム
26日前
株式会社TMEIC
通信伝文データ照合装置
26日前
横河電機株式会社
コントローラ
25日前
横河電機株式会社
情報プログラム
25日前
ディー・クルー・テクノロジーズ株式会社
基準電圧生成回路
6日前
長浜キヤノン株式会社
搬送車およびその制御方法
26日前
株式会社日立ハイテク
診断装置および診断方法
5日前
ブラザー工業株式会社
数値制御装置、制御方法及びプログラム
25日前
ファナック株式会社
センサレスツール健全性監視
7日前
株式会社日立製作所
形状制御システム
1か月前
中村留精密工業株式会社
工作機械及び工具の管理システム
28日前
ソフトバンクグループ株式会社
ロボット
28日前
セイコーエプソン株式会社
機械学習モデルの解析装置
26日前
続きを見る