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公開番号
2024175549
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093417
出願日
2023-06-06
発明の名称
換気空調システム、制御装置、換気空調方法、及び換気空清方法
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
F24F
11/54 20180101AFI20241211BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】空調空気を他の空間に搬送しつつ、室内空気に含まれる空気質汚染の拡散を抑制する上で有利になる換気空調システム、制御装置、換気空調方法、及び換気空清方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る換気空調システムは、排気機器と、給気機器と、空気清浄機器と、空調機と、建物内の複数の空間に設置された環境センサと、排気機器、給気機器、空気清浄機器、及び空調機の各機器の運転を制御可能な制御手段と、を備える。排気機器、給気機器、空気清浄機器、及び空調機は、機器の風量が可変制御可能である。給気機器、空調機、及び空気清浄機器は、同じ空間に設置されている。排気機器は、他の空間に設置されている。制御手段は、環境センサによって取得される各空間の測定データに応じて、排気機器、給気機器、空気清浄機器、及び空調機の各機器の運転を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物内に設置され、吸込口と吹出口を有し、室内の空気を室外へ排出する排気機器と、
前記建物内に設置され、吸込口と吹出口を有し、室外から室内へ空気を供給する給気機器と、
前記建物内に設置され、吸込口と吹出口を有し、室内の空気を取り込み、空気清浄処理したうえで、室内へ再循環することが可能な空気清浄機器と、
前記建物内に設置され、吸込口と吹出口を有し、室内の空気を取り込み、温度調節したうえで、室内へ再循環することが可能な空調機と、
前記建物内の複数の空間に設置された環境センサと、
前記排気機器、前記給気機器、前記空気清浄機器、及び前記空調機の各機器の運転を制御可能な制御手段と、
を備え、
前記排気機器、前記給気機器、前記空気清浄機器、及び前記空調機は、機器の風量が可変制御可能であり、
前記給気機器、前記空調機、及び前記空気清浄機器は、同じ空間に設置されており、
前記排気機器は、他の空間に設置されており、
前記制御手段は、前記環境センサによって取得される各空間の測定データに応じて、前記排気機器、前記給気機器、前記空気清浄機器、及び前記空調機の各機器の運転を制御する換気空調システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
外部からデータを取得可能な通信部を備え、
前記制御手段は、前記通信部によって取得した外部からのデータに応じて、前記排気機器、前記給気機器、前記空気清浄機器、及び前記空調機の各機器の運転を制御可能である請求項1に記載の換気空調システム。
【請求項3】
前記環境センサは、室内及び屋外の、温度、湿度、及び空気汚染量のうちの少なくとも一つを取得可能である請求項1または請求項2に記載の換気空調システム。
【請求項4】
前記建物の第1の居室に備えられた第1の給気機器、第1の空調機、及び第1の空気清浄機器と、
前記建物の第2の居室に備えられた第2の給気機器、第2の空調機、及び第2の空気清浄機器と、
前記建物の非居室に備えられた前記排気機器と、
を備える請求項1または請求項2に記載の換気空調システム。
【請求項5】
前記制御手段は、前記環境センサによって取得される温度情報に応じて、屋外の温度が所定の値以下の場合に前記空調機にて暖房運転を開始し、屋外の温度が所定の値以上の場合に前記空調機にて冷房運転を開始し、屋外の温度に応じて前記空調機の設定温度である第1の設定温度を決定する請求項1または請求項2に記載の換気空調システム。
【請求項6】
前記制御手段は、前記空調機にて暖房運転または冷房運転が実施されている状況において、前記環境センサによって各空間に所定の値以上の温度差が生じていることを検出した場合、各空間の温度差を解消するように、前記排気機器、前記給気機器、及び前記空調機の運転を制御する請求項1または請求項2に記載の換気空調システム。
【請求項7】
前記制御手段は、前記環境センサによって前記第1の居室と前記第2の居室の間に所定の値以上の温度差が生じていることを検出した場合、
前記空調機の設定温度と室温との乖離が生じている部屋を特定し、当該部屋に設置されている前記空調機の運転を制御する請求項4に記載の換気空調システム。
【請求項8】
前記制御手段は、前記環境センサによって前記第1の居室と前記非居室の間に所定の値以上の温度差が生じていることを検出した場合、または前記第2の居室と前記非居室の間に所定の値以上の温度差が生じていることを検出した場合、前記排気機器、前記第1の給気機器、及び前記第2の給気機器の運転風量を増加し、屋外の温度に応じて、前記第1の空調機及び前記第2の空調機の運転温度である第2の設定温度を決定する請求項4に記載の換気空調システム。
【請求項9】
前記制御手段は、前記環境センサによって空気汚染量が所定の値以上である空間を検出した場合、空気汚染量が前記所定の値以上であると検出された空間から他の空間への空気移動を抑制するように前記排気機器、前記給気機器及び前記空気清浄機器の運転を制御する請求項1または請求項2に記載の換気空調システム。
【請求項10】
前記制御手段は、前記第1の居室または前記第2の居室の空気汚染量が所定の値以上であることを前記環境センサによって検出した場合、空気汚染量が前記所定の値以上である部屋に設置されている前記空気清浄機器の運転を開始し、空気汚染量が前記所定の値以上である部屋に設置されている前記給気機器の運転を停止または運転風量を減少させる請求項4に記載の換気空調システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、換気空調システム、制御装置、換気空調方法、及び換気空清方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示されたダクト式空気調和システムは、熱源機、この熱源機に接続された熱交換器及び送風機を内蔵した室内機、上記送風機に電気的に接続され風量を数段階に切り替える風量切替器、上記室内機の吹き出し側に接続されたプレナムに設けられた複数のダクト接続口、このダクト接続口に各々接続され複数ゾーンへ配設されたダクトを備え、上記ダクト接続口への風路面積を総面積は変えず各々の面積比率を変更自在可能なスライド式シャッターを上記プレナム内に設けたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-267320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の空調システムの課題として、空調空気を住宅の他空間へ搬送するにあたって、空調空気と共に、臭い、アレルゲン、微生物類といった汚染物質を住宅内へ拡散させてしてしまうことが挙げられる。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、空調空気を他の空間に搬送しつつ、室内空気に含まれる空気質汚染の拡散を抑制する上で有利になる換気空調システム、制御装置、換気空調方法、及び換気空清方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る換気空調システムは、建物内に設置され、吸込口と吹出口を有し、室内の空気を室外へ排出する排気機器と、建物内に設置され、吸込口と吹出口を有し、室外から室内へ空気を供給する給気機器と、建物内に設置され、吸込口と吹出口を有し、室内の空気を取り込み、空気清浄処理したうえで、室内へ再循環することが可能な空気清浄機器と、建物内に設置され、吸込口と吹出口を有し、室内の空気を取り込み、温度調節したうえで、室内へ再循環することが可能な空調機と、建物内の複数の空間に設置された環境センサと、排気機器、給気機器、空気清浄機器、及び空調機の各機器の運転を制御可能な制御手段と、を備え、排気機器、給気機器、空気清浄機器、及び空調機は、機器の風量が可変制御可能であり、給気機器、空調機、及び空気清浄機器は、同じ空間に設置されており、排気機器は、他の空間に設置されており、制御手段は、環境センサによって取得される各空間の測定データに応じて、排気機器、給気機器、空気清浄機器、及び空調機の各機器の運転を制御するものである。
本開示に係る制御装置は、建物内の複数の空間に設置された環境センサによって取得される各空間の測定データに応じて、排気機器、給気機器、空気清浄機器、及び空調機の各機器の運転を制御可能な制御装置であって、排気機器は、建物内に設置され、吸込口と吹出口を有し、室内の空気を室外へ排出し、給気機器は、建物内に設置され、吸込口と吹出口を有し、室外から室内へ空気を供給し、空気清浄機器は、建物内に設置され、吸込口と吹出口を有し、室内の空気を取り込み、空気清浄処理したうえで、室内へ再循環することが可能であり、空調機は、建物内に設置され、吸込口と吹出口を有し、室内の空気を取り込み、温度調節したうえで、室内へ再循環することが可能であり、排気機器、給気機器、空気清浄機器、及び空調機は、機器の風量が可変制御可能であり、給気機器、空調機、及び空気清浄機器は、同じ空間に設置されており、排気機器は、他の空間に設置されているものである。
本開示に係る換気空調方法は、居室間で基準以上の温度差が生じているかどうかを判定するステップと、居室間で基準以上の温度差が生じている場合に空調機の設定温度と室温が乖離している部屋を特定するステップと、設定温度と室温が乖離している部屋の空調機の出力を調整するステップと、居室と非居室との間で基準以上の温度差が生じている場合に、居室に室外の空気を供給する給気機器の風量及び非居室の空気を室外に排出する排気機器の風量を増加させるとともに、居室に設けられた空調機の出力を調整するステップと、を備えたものである。
本開示に係る換気空清方法は、空気汚染量が所定の値以上の部屋があるかどうかを判定するステップと、空気汚染量が所定の値以上の部屋があると判定された場合に、居室の空気汚染量が増加しているかどうかを判定するステップと、居室の空気汚染量が増加していると判定された場合に、空気汚染量が増加していると判定された部屋に設けられた空気清浄機器の運転を実施し、当該部屋に室外の空気を供給する給気機器の風量を減少させるステップと、非居室の空気汚染量が増加していると判定された場合に、居室に設けられた空気清浄機器の運転を実施し、居室に室外の空気を供給する給気機器の風量を増加させ、非居室の空気を室外に排出する排気機器の風量を増加させるステップと、を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、空調空気を他の空間に搬送しつつ、室内空気に含まれる空気質汚染の拡散を抑制する上で有利になる換気空調システム、制御装置、換気空調方法、及び換気空清方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る換気空調システムが適用された建物を示す平面図である。
実施の形態1による換気空調システムの構成を説明するための図である。
換気空調システムの動作例を示すフローチャートである。
換気空調システムの動作例を示すフローチャートである。
換気空調システムの動作例を示すフローチャートである。
実施の形態1における通信手段及びクラウドサーバの機能を実現する構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示に係る技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る換気空調システムが適用された建物を示す平面図である。本実施の形態の換気空調システム1は、建物内の複数の部屋(空間)に対して、温調及び空気清浄を実施するシステムである。換気空調システム1を構成する各機器は建物内の複数の部屋に設置されている。換気空調システム1を構成する機器は、空調機20、換気機器である給気機器11及び排気機器10、空気清浄機器30、環境センサ40である。各機器及び環境センサ40には通信手段が備えられている。
(【0011】以降は省略されています)
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