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公開番号
2024175472
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093274
出願日
2023-06-06
発明の名称
鋼製セグメントのセグメント継手
出願人
株式会社横河NSエンジニアリング
代理人
個人
,
個人
主分類
E21D
11/04 20060101AFI20241211BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】鋼製セグメントのセグメント継手として、連結作業が容易で、確実な連結強度と漏水などが生じない止水性を確保することができるセグメント継手を提供する。
【解決手段】一対の主桁3と、一対の継手板2と、スキンプレート7を備えた鋼製セグメントどうしをトンネル周方向に連結するためのセグメント継手において、互いに連結される一方のセグメント1の主桁3の端部に継手板2より周方向外側に突出する主桁突出部4を設け、他方のセグメント1の主桁3の端部に主桁突出部4が嵌合する主桁段差部5を設ける。主桁突出部4には内向きの嵌合ピン4aを設け、他方のセグメント1の主桁段差部5には嵌合ピン4aが嵌合される嵌合孔5cを設け、嵌合孔5cの内側には嵌合孔5cに挿通された嵌合ピン4aが内挿される止水用のキャップを設ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
トンネル周方向に延びる一対の主桁と、トンネル軸方向に延び前記主桁間をつなぐ一対の継手板と、トンネル地山側に設けられたスキンプレートを備えた鋼製セグメントどうしをトンネル周方向に連結するためのセグメント継手において、互いに連結される一方のセグメントの主桁の端部に前記継手板より周方向外側に突出する主桁突出部を設け、他方のセグメントの主桁の端部に前記主桁突出部が嵌合する主桁段差部を設け、前記一方のセグメントの主桁突出部に内向きの嵌合ピンを設け、前記他方のセグメントの前記主桁段差部に前記嵌合ピンが嵌合される嵌合孔が設けられていることを特徴とする鋼製セグメントのセグメント継手。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
請求項1記載の鋼製セグメントのセグメント継手において、前記主桁段差部は、前記他方のセグメントの主桁端部に形成され、前記一方のセグメントの主桁突出部が嵌入される切欠部の内側に添接された接続板によって形成されていることを特徴とする鋼製セグメントのセグメント継手。
【請求項3】
請求項1記載の鋼製セグメントのセグメント継手において、前記嵌合ピンは前記主桁の板厚以上の長さを有することを特徴とする鋼製セグメントのセグメント継手。
【請求項4】
請求項3記載の鋼製セグメントのセグメント継手において、前記嵌合孔のセグメント内側には、前記嵌合孔に挿通された前記嵌合ピンが内挿される止水用のキャップが設けられていることを特徴とする鋼製セグメントのセグメント継手。
【請求項5】
請求項1~4の何れかに記載の鋼製セグメントのセグメント継手において、前記主桁突出部と前記主桁段差部はトンネル軸方向から嵌合され、トンネル周方向への抜け出しが阻止されるアリ溝状の形状となっていることを特徴とする鋼製セグメントのセグメント継手。
【請求項6】
トンネル周方向に延びる一対の主桁と、トンネル軸方向に延び前記主桁間をつなぐ一対の継手板と、トンネル地山側に設けられたスキンプレートを備えた鋼製セグメントどうしをトンネル周方向に連結するための鋼製セグメントのセグメント継手において、互いに連結される一方のセグメントの主桁の端部に前記継手板より周方向外側に突出する主桁突出部を設け、他方のセグメントの主桁の端部に前記主桁突出部が嵌合する主桁段差部を設け、前記主桁突出部と前記主桁段差部はトンネル軸方向から嵌合され、トンネル周方向への抜け出しが阻止されるアリ溝状の形状となっていることを特徴とする鋼製セグメントのセグメント継手。
【請求項7】
請求項6記載の鋼製セグメントのセグメント継手において、前記主桁段差部は前記主桁端部に形成され前記主桁突出部が嵌入する切欠部の内側に添接された接続板によって形成されていることを特徴とする鋼製セグメントのセグメント継手。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼製セグメントの継手、特にセグメントリングを構成するセグメントどうしをリング周方向に連結するためのセグメント継手の構造に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
鋼製セグメントの継手は、従来、リング継手(リング間継手)、セグメント継手(セグメント間継手)とも、接合用のボルトを用いたボルト式の継手が一般的であった。
【0003】
しかしながら、ボルト式の継手の場合、セグメントどうしの接合に用いられる多数のボルトの管理や、施工時における多数のボルトの締付け作業が必要であることから、リング継手については、RCセグメントの場合と同様、例えば雄雌の継手の嵌合によるワンタッチ式、あるいはワンプッシュ方式のリング継手が開発されている。
【0004】
また、セグメント継手についても、RCセグメントの場合と同様、コッター方式の継手などボルトを必要としない継手構造が種々開発され、リング継手とセグメント継手の接合を同時に行うことができるワンパス方式の施工法も開発されている。
【0005】
特許文献1には、ボルトを用いない無ボルト結合型の鋼製セグメントとして、セグメント間継手の継手板から突出した主桁端部の突出部と、継手板より引っ込んだ位置の添接板どうしを重ね合わせ、ホゾ継手で接続する構成が開示されている。
【0006】
また、特許文献2には、同様のセグメント継手構造において、連結時の推進ジャッキの圧力に対して十分な耐力を有すると共に、連結構造が強固で、連結作業が容易なセグメントを提供することを目的として、主桁を構成するウェブはその一端部が段差側仕切板を介して段差側連結板に接続される一方、他端部が突出側仕切板を介して突出側連結板に接続される、すなわち、主桁のウェブが段差側連結板および突出側連結板に対して、トンネル軸方向に離間して、面一ではない構成としたものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平09-158691号公報
特開2013-091990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述の特許文献1、2に記載されたセグメント継手では、主桁の延長部に嵌合孔を設け、主桁または突出側仕切板に形成されたホゾを構成する突出部を嵌合させる構造となっているが、セグメントどうしを連結する際、突出部を嵌合孔に一致させる作業が難しく、また嵌合作業を容易にするために嵌合孔の径を大きくして遊間を設けると、止水性が損なわれるといった課題がある。
【0009】
また、主桁の板厚に相当する突出部と嵌合孔による係合では、セグメント継手としての応力伝達が不十分となる恐れがある。
【0010】
本発明は、従来技術における上述のような課題の解決を図ったものであり、セグメント継手としての連結作業が容易で、かつ確実な連結強度と漏水などが生じない止水性を確保することができる鋼製セグメントのセグメント継手を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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