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公開番号
2024175343
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093053
出願日
2023-06-06
発明の名称
冷却器および冷却器の製造方法
出願人
日本軽金属株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F28F
3/00 20060101AFI20241211BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】冷却対象物と熱媒体との間の熱交換効率の向上を図ることのできる冷却器を提供する。
【解決手段】熱媒体が流通する熱媒体流通路2を有するアルミニウム製またはアルミニウム合金製の冷却器1であって、底部11a、一対の側壁部11bおよび開口部11cを有する溝11が形成されたベース部材10と、溝11の底部11a側に向かって張り出す曲面形状を有し、ベース部材10に対して接合することによって、溝11の開口部11cを閉鎖する閉鎖部材20と、を備え、熱媒体流通路2は、ベース部材10の溝11の底部11aおよび一対の側壁部11bと、閉鎖部材20と、に囲まれる空間に形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
熱媒体が流通する熱媒体流通路を有するアルミニウム製またはアルミニウム合金製の冷却器であって、
底部、一対の側壁部および開口部を有する溝が形成されたベース部材と、
前記溝の前記底部側に向かって張り出す曲面形状を有し、前記ベース部材に対して接合することによって、前記開口部を閉鎖する閉鎖部材と、を備え、
前記熱媒体流通路は、前記ベース部材における前記溝の前記底部および一対の前記側壁部と、前記閉鎖部材と、に囲まれる空間に形成されている
冷却器。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記溝は、一対の前記側壁部の間隔が、前記底部側に対して、前記開口部側が大きく形成され、
前記閉鎖部材は、一対の前記側壁部の前記開口部側に保持される
請求項1に記載の冷却器。
【請求項3】
前記溝は、前記熱媒体流通路を流れる熱媒体の流れに乱流を生じさせる乱流生成部を有している
請求項1に記載の冷却器。
【請求項4】
前記溝は、前記ベース部材の外面側における、一の平面と、一の前記平面に隣接し、一の前記平面に対して所定の角度をなす他の平面と、にわたって形成されている
請求項1に記載の冷却器。
【請求項5】
前記ベース部材には、幅方向に配置された一対の前記溝が形成され、
一対の前記溝のそれぞれの前記開口部は、一の前記閉鎖部材によって閉鎖される
請求項1に記載の冷却器。
【請求項6】
熱媒体が流通する熱媒体流通路を有するアルミニウム製またはアルミニウム合金製の冷却器の製造方法であって、
底部、一対の側壁部および開口部を有する溝が設けられたベース部材を形成するベース部材形成工程と、
前記溝の前記底部側に向かって張り出す曲面形状を有し、前記ベース部材における前記溝の前記開口部を閉鎖する閉鎖部材を、前記溝に配置する閉鎖部材配置工程と、
前記ベース部材に対して前記閉鎖部材を接合する閉鎖部材接合工程と、を含む
冷却器の製造方法。
【請求項7】
前記ベース部材形成工程においては、前記ベース部材を鋳造によって形成する
請求項6に記載の冷却器の製造方法。
【請求項8】
前記閉鎖部材接合工程においては、摩擦攪拌接合によって前記閉鎖部材を前記ベース部材に接合する
請求項6に記載の冷却器の製造方法。
【請求項9】
前記ベース部材形成工程においては、前記ベース部材に、前記溝の両側に沿って他の部分よりも外側に張り出す凸部を形成し、
前記閉鎖部材接合工程においては、前記凸部を、溶融させて前記溝と前記閉鎖部材との隙間に流入させる
請求項8に記載の冷却器の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品等の冷却対象物から放出された熱を吸収することによって冷却対象物を冷却するための冷却器および冷却器の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の冷却器としては、凹溝が形成されたベース部材と、凹溝に配置され、熱媒体を流通させるための熱媒体用管と、を備え、熱媒体用管と凹溝との隙間に、摩擦熱によって流動化させた塑性流動材を流入させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の冷却器は、熱媒体用管と凹溝との隙間を小さくすることによって、冷却対象物と熱媒体との間の熱交換効率を向上させている。
【0003】
しかし、特許文献1に記載の冷却器は、熱媒体用管と凹溝との隙間に塑性流動材を流入させることによって、冷却対象物と熱媒体との間の熱交換効率を向上させているが、熱媒体用管と凹溝との隙間を完全になくすことはできない。このため、特許文献1に記載の冷却器は、熱媒体用管と凹溝との界面における接触熱抵抗が依然として大きく、冷却対象物と熱媒体との間の熱交換効率の向上を図ることが困難である。
【0004】
そこで、冷却対象物と熱媒体との間の熱交換効率の向上が可能な冷却器としては、熱媒体の流路となる第1の溝および第1の溝よりも幅方向が大きい第2の溝が形成された本体と、本体の第2の溝に嵌合した状態で第1の溝を覆う蓋と、を備え、本体に対して蓋を摩擦攪拌接合によって接合するようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5195098号公報
特許第3818084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2に記載の冷却器は、特許文献1に記載の冷却器と比較して、冷却対象物と熱媒体との間の熱交換効率の向上を図ることが可能であるが、熱媒体の流路が、平面によって囲むことによって形成されているため、熱媒体の流路の壁面と熱媒体との接触面積が小さく、冷却対象物と熱媒体との間の熱交換効率を十分に向上させることが出来ない可能性がある。
【0007】
本発明の目的とするところは、冷却対象物と熱媒体との間の熱交換効率の向上を図ることのできる冷却器および冷却器の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る冷却器は、熱媒体が流通する熱媒体流通路を有するアルミニウム製またはアルミニウム合金製の冷却器であって、底部、一対の側壁部および開口部を有する溝が形成されたベース部材と、前記溝の前記底部側に向かって張り出す曲面形状を有し、前記ベース部材に対して接合することによって、前記開口部を閉鎖する閉鎖部材と、を備え、前記熱媒体流通路は、前記ベース部材における前記溝の前記底部および一対の前記側壁部と、前記閉鎖部材と、に囲まれる空間に形成されている。
【0009】
また、本発明に係る冷却器は、前記溝が、一対の前記側壁部の間隔が、前記底部側に対して、前記開口部側が大きく形成され、前記閉鎖部材は、一対の前記側壁部の前記開口部側に保持される、ことが好ましい。
【0010】
また、本発明に係る冷却器は、前記溝が、前記熱媒体流通路を流れる熱媒体の流れに乱流を生じさせる乱流生成部を有している、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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